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2017-08

お色気撮影の甘い罠(西村京太郎「危険なヌード」より)

 危険な仕事だけを請け負う私立探偵が腕っ節と頭脳を駆使して謎を解く。
 西村京太郎氏が十津川警部や左文字進に先駆けて生み出した私立探偵の秋葉京介は、こうした海外のハードボイルドを思わせる設定で書かれた短編5作に登場し、その活躍は2000年に徳間ノベルスとして刊行された『狙われた男』へまとめられました。
 いずれも推理小説としての完成度が高く、最後の最後で読者をアッと言わせる結末が待っています。
 長らく『狙われた男』は親本も文庫版も品切れ状態でしたが、2016年に祥伝社文庫から復刊されたおかげで再び手軽に読めるようになりました(とは言え、大手出版社の文庫本は品切れにされるサイクルが早いため、祥伝社文庫もアッと言う間に新刊で入手できなくなってしまいそうですが……)。

 シリーズ第3作「危険なヌード」では、妻子の旅行中にスケベ根性を起こした中年男が、食事の支度からセックスの相手まで面倒を見てくれる女性を紹介した業者の罠にハマって大金を強請(ゆす)られているので助けてほしい、という依頼を持ち込むシーンから始まります。
 男が言うには、ヌード写真を撮ってくれと言われたので撮ったところ、「大胆すぎるポーズの一枚だけは恥ずかしいのでネガと写真を譲ってくれ」と頼まれたので言われる通りにしたものの、それらが恐喝材料として使われ、身の破滅が迫っているとの事。
 中年男からの依頼を引き受けた秋葉は同じ方法で紹介業者と接触をはかり、敵の本拠地を付き止める事に成功します。
 問題のネガと写真を発見し、これで一件落着かと思われましたが、一瞬の油断から反撃にあって気を失い、せっかく見つけたネガと写真は再び奪われてしまいました。
 一筋縄ではいかない敵を相手に、秋葉は残された手掛かりや事件における矛盾事項から真犯人へと迫っていきます。

 タイトル通り、本作では女性の「危険なヌード」写真が重要な小道具となっています。
 本文中には、その撮影風景が事こまかに描かれており、秋葉と派遣女性の絡みも簡単ながら描写されていました。
 以下、ヌード写真撮影の様子と男女の絡みを本文から抜き出してみます。


【中略】彼女が、私のカメラを見つけて、自分のヌードを撮ってくれないかと頼んだんです。【後略】
「成程」
「ヌードですから、外で撮るわけにはいきません。全部、マンションの中で撮りました。二十枚撮りのカラーで、三本は撮りました」
「その写真を、彼女は、くれっていったんじゃありませんか?」
【中略】一枚だけ、大胆すぎるポーズのものがあったから、それは恥ずかしいからくれないかというんです。確かに、そういう写真があったので、一枚だけ、ネガごと、彼女に渡しました。ところが、それが罠だったんです。【後略】
【中略】
 相手は、内ポケットから、一枚のカラー写真を取り出して、秋葉に見せた。場所は応接室らしい。マントルピースの前に、全裸の若い女が、椅子に腰を下ろし、足を大きく左右に開き、笑いかけているポーズだった。無修正だから、黒い茂みも、はっきりと写っている。男のいうとおり、若く、美人でいい身体をしていた。【後略】
【中略】
「この写真が、会社に送られれば、一寸(ちょっと)した騒ぎにはなるでしょうが、上司からの叱責ぐらいですむんじゃありませんか。今は、ポルノ全盛だし、大商社の部長ともなれば、浮気するぐらい、普通のことでしょう?」
≪祥伝社文庫『狙われた男』P120~122≫


 依頼を引き受けた秋葉は恐喝相手の居場所を付き止めるため、紹介業者から同じ女性を派遣してもらいます。
 案の定、女性は先に使ったのと同じ手口で秋葉にヌード写真の撮影を迫り、秋葉も罠と知りながら女性の希望通りに撮影をおこないました。
 その際、女性とベッドで全裸のスキンシップをするのですが、その様子も事こまかに描かれています。


「このカメラ、フィルム入ってるんだったら、すぐ、ヌード撮って貰いたいんだけど」
「そいつは願ったりだが、何故、そんなに急ぐんだ」
「だって、ベッドに入ったあとじゃあ、髪を直したり、お化粧をし直したりしなきゃならないでしょう。だから」
「ふーん」
「あたしってね。一寸露出狂みたいなところがあるのかな。男の人に、裸の写真を撮って貰うのが好きなの。カメラの向こうで、じっと見られてると思うだけで、昂奮するといったほうがいいのかしら」

【中略】
 麻美子は、(と、一応は呼ぶべきだろう)一度、浴室に消えたが、バスタオルを身体(からだ)に巻いただけの姿で戻って来た。
「きれいに撮ってね」
 彼女は、カメラの前に立ち、ゆっくりとタオルを下に落とした。きれいな身体がむき出しになった。彼女の顔が、ほんのりと、上気(じょうき)したように赧(あか)らんでいた。
「きれいな身体をしているね」

【中略】
 最初は、置時計を片手で抱えるような、平凡なポーズで何枚か撮っていたが、秋葉が、「フィルムはあと一枚」というと、彼女は、今までの大人(おとな)しいポーズから、急に、両足を大きく広げ、上半身をのけぞらせるような、大胆なポーズをとった。
【中略】
 二、三十分、裸でポーズをとっていたのに、彼女の肌、熱く火照(ほて)っていた。唇を合わせると、彼女が目を閉じて、彼の背中に手を回した。キッスしたまま、秋葉の右手が、乳首に触れると、彼女は、目を閉じたまま、小さくあえぐ。秋葉が、そのまま指先を下に伸ばしていくと、女の恥部は、もう完全に濡れていた。指先で、軽く愛撫(あいぶ)してやると、女は眉を寄せて、太股(ふともも)の力を抜いていったが、
「ベッドへ連れてって――」
 と、ささやいた。

【中略】
 麻美子は、感じやすい体質らしく、指での愛撫のあと、頃合(ころあい)を見はからって挿入すると、すぐ、激しくあえぎ始め、やがて、身体全体をけいれんさせ、終わったあとも、そのふるえは、なかなか止まらなかった。その間、裸の秋葉の背中に、じっと爪(つめ)を立てていた。
 身体のふるえが止まると、彼女は、急に、はずかしそうに顔をそむけ、バスタオルを裸体に巻いて、浴室に駆け込んで行った。

≪祥伝社文庫『狙われた男』P132~135≫
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