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2017-08

「THE KING OF FIGHTERS 2003」の海外版コミックス

 2005年に香港で発行された『拳皇 KOF0』を全6号揃いで入手できました!
 香港の出版社から「THE KING OF FIGHTERS」シリーズのコミックスが発売されていた事は十年以上前から知っていたものの、アメコミと違って取扱専門店が極端に少ないので入手難易度が高く、長らく探していた海外コミックスだったので非常に嬉しかったです!
 店舗縮小前のトレーダー4号店・カオス館でも海外雑誌は扱っていましたが、いずれも英米の出版物ばかりでした……。

 6~7年前にも海外版の「THE KING OF FIGHTERS 2003」コミックスを購入しており、今回、『拳皇 KOF0』が入手できた事で幾つかの書誌的情報を確認できました。
 海外では「THE KING OF FIGHTERS 2003」のキャラクターがどのように描かれているのか気になる方もいらっしゃるでしょうが、まずはアメコミ版と香港版に関する書誌情報を整理してみます。
 なお、文字依存の関係で香港版書籍に関する漢字表記は常用漢字で統一しました。

 まず、アメコミ『THE KING OF FIGHTERS 2003』ですが、2004年から2005年にかけ、DGN Production Inc(DrNasterPublications Inc?)から『THE KING OF FIGHTERS 2003 THE COMIC』のタイトルで全5巻発行されました。
 版型はアメコミのTPB(トレーディングペーパーバック。日本でいう漫画の単行本に該当します)と同じB5判のソフトカバー。Wing YanとKing Tungの名前が著者(Authers)としてクレジットされています。
 各巻の内容は以下の通りですが、全編英語文章なので完全に内容を理解できておらず、誤認や誤解があるかも知れません。その点、あらかじめご了承ください。
 第1巻の内容は未入手により不明ですが、おそらく、アッシュ・クリムゾンがシェン・ウーや堕龍(デュオロン)と出会う、プロローグ的な物語と思われます。
 第2巻は、南アフリカにいるアーデルハイドとローズ兄妹の描写から始まり、アッシュVS山崎、【KOF】への招待状を受け取ったK’がマキシマと鎮元斎の元へ相談へ行く場面、アウトローの三人(山崎、牙刀、ビリー)がギースの部屋へ集う場面、怒チームの模擬戦模様、神楽千鶴が死んだ姉とゲーニッツの死闘を【八咫鏡(やたのかがみ)】で見る場面が描かれ、牡丹とムカイが姿を現したところで終了。
 第3巻は、K’とマキシマがアーデルハイド&ローズ兄妹と出会う場面から始まり、牡丹の操る木偶人形を瞬殺するムカイ、アッシュVS牡丹、草薙京と八神庵にチーム結成の話を持ちかける千鶴が描かれ、【KOF 2003】が開催されたところで終了。
 第4巻から物語は本格的にスタートし、前半で決勝までの大会模様を超簡略化して描き、後半では【スカイノア】機内でのK’チームVSアーデルハイドのバトルが描かれています。
 第5巻では草薙京、八神庵、神楽千鶴、ムカイも登場し、ゲーム本編と同じようなシチュエーションでの最終決戦が描かれました。【遙けし彼の地より出る者共】のうち、ゲーム続編となる「THE KING OF FIGHTERS XI」のボスキャラ二人(紫苑と禍忌(マガキ))はシルエットでなく、公式イラスト通りの容姿で登場しています。

『THE KING OF FIGHTERS 2003 THE COMIC』Vol.2
(C)SNK PLAYMORE/Wing Yan/King Tung/DGN Production Inc

 続いて『拳皇 KOF0』ですが、2005年11月から2006年3月にかけて全8号が隔星期三出版より発行されました。アメコミのLeefと同じく、B5判の中綴じ冊子なので「号」表記としています。
 奥付には、主編が永仁、編絵が蔡景東の担当(主編は物語担当、編絵はイラスト担当の意味?)と記されていました。
 刊行年から考え、DGN Production Inc(またはDrNasterPublications Inc)と翻訳契約を交わし、『THE KING OF FIGHTERS 2003 THE COMIC』を広東語(なのでしょうか?)に訳したものと思われます。
 それぞれの号には副題が付された以外、特に両者間での変更点は見られませんでした(例外として、終盤に登場するダイアナの髪の色が原作通りのコバルトブルーから金髪に修正されているのを確認しています)。
 第1号の副題は「超特急上之死門」。第2号の副題は「最後倒数」。第3号の副題は「黒与白」。第4号の副題は「無極戦意味」。この4号分がアメコミ版の第4巻に収録されています。
 第5号の副題は「勇者無懼」。第6号の副題は「生死一線」。第7号の副題は「大蛇転生」。第8号の副題は「第二之地球意志」。この4号分がアメコミ版の第5巻に収録されています。
 アメコミ版の第1巻から第3巻までの収録部分は香港版では訳されていないか、別題で刊行されたのか、その辺りの詳細はわかりません。おそらく前者と思うのですが……。

『拳皇 KOF0』第3号
(C)SNK PLAYMORE/永仁/蔡景東/隔星期三出版

 ゲーム本編での主役はアッシュでしたが、コミックスではK'チームが主役的ポジションを占めており、バトルシーンもK'チームが圧倒的に多く描かれています。
 本来ならば各試合をダイジェストしてでも描くべき【KOF2003】のトーナメント本編は上記のように超簡略化されてしまい、リョナラーならば誰もが見たいと思うであろう女子高生チーム(アテナ、雛子、マリン)とK'チームのバトルは9ページで終わってしまい、しかも戦闘描写があるのはマリン一人だけです!
 新生女性格闘家チーム(不知火舞、キング、ブルー・マリー)に至っては登場が僅か一コマという扱いでした……。
 以下、香港版からトーナメント対戦表(これまた超簡略化されています!)、アテナと雛子の数少ない登場コマ、マリンの苦戦シーンをご紹介します。

対戦表
(C)SNK PLAYMORE/永仁/蔡景東/隔星期三出版
K’に敗北した雛子とアテナ K’に追い詰められるマリン
(C)SNK PLAYMORE/永仁/蔡景東/隔星期三出版

 レオナとは対照的に肌の露出が極めて少ないウィップはK'チームの一員という事もあって活躍する場面が他の女性キャラクターと比べて多く、レオナとの模擬戦(アメコミ版のみ)、VS堕龍(デュオロン)、VSアーデルハイドの戦闘シーンが見られました。
 残念ながら全ての戦闘シーンを紹介する事はできないため、ここでは圧倒的強さでK'チームを追い詰めていくアーデルハイド戦の一コマをご紹介します。
 満身創痍といった表情のウィップに向け、無情にも繰り出されるアーデルハイドの蹴り技。額を切られて流血描写になるのかと思いきや、K'の援護攻撃で事無きを得ました。

アーデルハイドの猛攻に苦戦するウィップ
(C)SNK PLAYMORE/永仁/蔡景東/隔星期三出版

 最後にロリ顔巨乳で高飛車な妹キャラ、ローズ・バーンシュタインのイラストをご紹介します。
 公式イラストに勝るとも劣らない(少なくとも「THE KING OF FIGHTERS XI」の公式イラストよりはエロ可愛く見えます!)ハイクオリティな作画。このローズを描いた蔡景東氏はローズの魅力をシッカリと理解されています!

ローズ・バーンシュタイン
(C)SNK PLAYMORE/永仁/蔡景東/隔星期三出版

 香港では「THE KING OF FIGHTERS 2001」や「ネオジオバトルコロシアム」のコミカライズも刊行されていますが、これらについては調査がほとんど進んでいません。
 前者はオールカラー本をモノクロにしたと思われる単行本を一冊、後者は冊子の第1号から第6号までを入手しましたが、まだまだ不明な点が多いです。
 なかなか香港のコミックスを見かける機会に恵まれませんが、古い雑誌や単行本を集めている経験からすれば、欲しい本が一冊でも入手できると芋づる式に関連書と出会える事もあるため、今後も香港のSNKゲーム漫画の探求を続けていきます。
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