FC2ブログ

2017-10

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

密室で○○○○○する美少女探偵(早坂吝「○○○○○○○○殺人事件」より)

 幽霊探偵(斉藤栄「謎の幽霊探偵」)、幼稚園児探偵(二階堂黎人『私が捜した少年』他)、コンピューター探偵(内田康夫『パソコン探偵の名推理』)、シャム猫探偵(赤川次郎「三毛猫ホームズの推理」他)、マリオネット探偵(我孫子武丸『人形はこたつで推理する』他)……。
 風変わりな探偵役が活躍する推理小説は数多く存在しますが、2014年に第50回メフィスト賞を受賞した早坂吝氏の長編ミステリー「○○○○○○○○殺人事件」の美少女探偵役も一風変わっています。
 彼女の名前は上木(かみき)らいち。18歳の女子高校生にして、日替わりの固定客すらついている援助交際の達人でもあるのです!
 講談社ノベルスより刊行されたシリーズ第2弾の連作短編集『虹の歯ブラシ』の帯では、らいちが『史上最もHな探偵』と紹介されており、彼女が超個性的な探偵役である事を出版社も承認したと言えるでしょう。

 冷静な分析と論理的な推理によって、上木らいちは様々な難事件を解決してきました。
 作品発表順での最初の事件は、あるブログを通じて知り合った男女がオフ会で訪れた個人所有の島での連続殺人事件です。
 公務員の青年を語り手にした一人称形式(一部に例外あり)を取っており、一人称視点による記述トリックを最大限に活用しながら、読者に「犯人当て」と「タイトル当て」を挑むという前代未聞の作品に仕上がっています。

 真夏の南国へ旅立つせいか、初登場時のらいちは肌の露出が多い過激な服装で現れ、主人公の煩悩を刺激しました。
 読者に向かい、主人公は初対面のらいちを次のように紹介しています。


 まず目を引くのは、新鮮な血液のように赤いウェーブロングの髪。
 年は十七、八といったところで、元々の美貌と厚化粧が相まって、ド派手な顔面になっている。好みの分かれるところだろうが、僕は苦手だ。
 服装も過激である。
 上半身は、ほとんどブラジャーのようなへそ出しキャミソールの上に、シースルーのブラウス。そのボタンは胸の下で一つだけ留められ、豊かな乳房を縛り上げる形で強調している。
 下半身は、見せパンをはみ出させたデニムのホットミニに、黒いオーバーニーソックス、ピンヒール。
 その全身から発せられるフェロモンが僕の煩悩の鐘を鳴らす。
 
≪講談社ノベルス『「○○○○○○○○殺人事件』P24~25≫


 和気藹々の旅行となるはずが不可解な失踪を皮切りに一転。残虐な殺人、連続して現れる密室、謎の昏睡事件が立て続けに発生し、外部との連絡も絶たれてしまいました。
 お互いが疑心暗鬼となる中、らいちは密室で二人っきりとなった主人公に性交を迫ります。
 巧みなフェラチオで射精させられた主人公は、お返しとばかりにらいちのアソコをガンガンと突きまくり、彼女を快楽の絶頂へと導きました。
 この性交場面を作者は事細かに描いており、「史上最もHな探偵」の面目躍如たる姿を読者へ見せてくれます。


 僕は反射的にらいちの全身を眺め回した。雨に濡れた彼女はとてもセクシーだった。俺は言い逃れできないレベルで勃起した。
 その体に触れてみたい――。

【中略】
 葛藤の末、俺の脳味噌は二つの答えを捻り出した。
 一つは、これは俺の欲望ではなく彼女が望んだことであって恋人が死んで取り乱している彼女を落ち着かせるために仕方のないことなんだということ。

【中略】
 俺たちは知り合って三日目とは思えないほど密着し、唇と舌を貪り合った。らいちは素早くしゃがみ込んで、フェラチオを始めた。左手で自分の股間をいじりながら、右手を俺のアナルに伸ばしてくる。そこは初めてだったので精神的な抵抗はあったが、実際の物はスムーズに俺の中に入ってきた。人差し指と中指だ。その二本が内側から俺を愛撫する。前後からの快感に耐え切れず、あっという間に口の中に射精した。
 慌ててティッシュを取りに行こうとすると、らいちは咽を鳴らして飲み下し、泣き笑いの顔で言った。
「滅茶苦茶にして。全部忘れさせて」
 その一言で生き残りの理性も殲滅させた。
 俺はらいちを丸太みたいに担ぎ上げると、ベッドの上に放り出した。スプリングが軋む。反射的に起き上がろうとするらいちにのしかかり、ぶち込んだ。
 さっきのお返しとあかりにガンガン突きまくると、悲鳴寸前の声で喘ぎまくる。その瞳からこぼれ落ちる涙を見て、言い訳が使命感に変わった。彼女を慰める。
 忘れろ。全部俺が忘れさせてやる。お前はただ気持ち良くなれ。イケっ。イケっ。イケっ。
 「イケよ、らいち!」
 らいちは一際高い声を上げると、全身を反らせて痙攣させた。俺も同時に達した。雨と汗で濡れた体を重ねて、ベッドに沈む。

≪講談社ノベルス『「○○○○○○○○殺人事件』P148~149≫


 貞操観念に拘らないドライな女子高生とも言えるらいちですが、男好きで淫乱な少女というわけではありません。
 一日5万円で契約した20歳近くも年齢(とし)の離れたフリーライターが殺された時には、「あの蘊蓄も、ミステリの話も、売れっ子ライターになりたいって野望も、もう聞けない。彼はもう戻らない」(講談社ノベルス『「○○○○○○○○殺人事件』P151)と嘘偽りのない言葉で愛人の死を嘆く心優しい一面も持っています。

 らいちの意外な正体は続編となる連作短編集『虹の歯ブラシ』で明かされます。
 これまでにない『史上最もHな探偵』に興味を持たれた方、是非とも『○○○○○○○○殺人事件』と『虹の歯ブラシ』を読んでみて下さい。
 どちらも技巧派の技を堪能できる本格ミステリであり、キャラ萌えなどの要素を抜きにしても楽しめる作品として推薦します!
スポンサーサイト
[PR]

コメント

お疲れ様です。
相変わらず、細やかな書評ですね
リョナとは異なりますが、小説のこういうエッチぃ描写は大好物です^^

お話は変わりますが、鉄拳7で一美の参戦が確定しましたね!
容姿はふつくしいですが、虎アッパーとか色々見所がありそうですw
https://www.youtube.com/watch?v=-2WHWPCc2t4&feature=youtu.be

○○○○○○○○殺人事件 上木らいち

 お口のご奉仕と愛撫で主人公を射精に導く上木らいちの描写、そして咽を鳴らして液を飲み下し、泣き笑いの顔で「滅茶苦茶にして。全部忘れさせて」の場所で彼女の色気に見事にノックアウトされました。
理性がふっとんだ主人公がらいちをベットに放りだし、起き上がろうとする彼女にの上にしかかって、らいちのアソコをガンガン突きまくり、絶頂へと導く描写も荒々しさがあり、とてもエロチックですね!
 amazonで検索した所、表紙らいちのイラストが気に入りソッコーでポチりました(笑)。

推理小説でのエッチィ描写

RPK様

 御無沙汰しておりました! いつも閲覧、どうもありがとうございます。

 >小説のこういうエッチぃ描写は大好物です^^
 西村京太郎の初期長編「おれたちはブルースしか歌わない」という作品にも……こういう描写がありますw
 主人公の浪人生がお水系の年上女性に誘われて性交する場面、事細かに描かれているのです。しかも、主人公の一人称で!
 講談社文庫か講談社ノベルス版ならばブックオフで安く手に入るかも知れませんので、見かけたらGETしても損はないですよ。

 >鉄拳7で一美の参戦が確定しましたね!
 最近はゲーム情報を収集できておらず、情弱状態です(>_<)
 このあたりについて、改めてご連絡させて下さいませ。

上木らいちのイラスト

>ゼロ様

 私も表紙イラストに惹かれて購入したクチですw プリンプリンなヒップとボインな胸が超セクシーでしたね。
 魅力的な娘(こ)なのに挿絵が全くないのは残念でした……。

 >アソコをガンガン突きまくり、絶頂へと導く描写も荒々しさがあり、とてもエロチックですね!
 RPKさんへのレスポンスにも書きましたが、西村京太郎の長編「おれたちはブルースしか歌わない」にも似たような描写があります。
 こちらは古本となりますが、ブックオフ(または、amazonのマーケットプレイス)で安く買えると思います。

「○○○○○○○○殺人事件」面白いです

 先日「○○○○○○○○殺人事件」が届いたので読み始めたのですが、中々面白いですね!登場人物が多い分、どのような人物かを説明するくだりが少し長く感じたものの話の展開に勢いがあって楽しめました。ただ一点残念なのは挿絵が全くないことですね(笑)。個人的にはタンクトッパーズの相手をしているらいちの挿絵が観たかった…。

挿絵がないのは残念です(>_<)

>ゼロ様

 謎解き部分について「これってフェアなのかなぁ?」と思う点がないわけでもありませんが、記述トリックの使い方が上手く、密室を作った理由も論理的だったので、全体的な印象としては面白かったです。
 タイトル当ては……完全にお手上げでした。というか、ひょんな事から最終ページを見てしまい、ネタバレ状態で読んだので「どこでタイトル当ての手掛かりが見つかるか」に気をつけて読みましたがダメでした(汗)

 挿絵がないのは確かに残念です。もっとも、最近の講談社ノベルスは挿絵がない本も珍しくないようです(たぶん……)。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://ryonablog475.blog2.fc2.com/tb.php/672-a3668e10
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | ホーム |  »

FC2カウンター

プロフィール

新 京史朗

Author:新 京史朗
好きな技(1):バスター技
好きな技(2):股裂き関節技
好きなシチュエーション:リョナ

最新記事

カテゴリ

小説 (86)
アニメ (33)
ゲーム (31)
アメコミ (23)
フィギュア (5)
映像・写真 (16)
DOA・無双 (114)
イラスト企画 (43)
鉄拳・スト鉄 (92)
漫画・絵物語 (107)
イラスト・挿絵 (51)
映画・イベント (35)
ウルトラヒロイン (12)
MUGEN・ドット絵 (2)
オリジナルヒロイン (8)
御挨拶・お知らせ・交流 (134)
魔法少女まどか☆マギカ (59)

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

月別アーカイブ

最新コメント

リンク

このブログをリンクに追加する

最新トラックバック

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。