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2017-05

ビーム銃に撃たれるグラマー美人(斉藤英一朗「氷結宇宙船 強奪!」より)

 スピード狂で盗みの天才、天童徹。大富豪の娘で爆発物取り扱いのスペシャリスト、ティッキー・ティン。クールな知性派で電子機械にも精通する射撃の名手、ターナ・立橘(タキ)
 この三人がハイスピードの超宇宙船で銀河を駆け巡り、波乱万丈の冒険を繰り広げるSFアクション「快盗戦士T・Tシリーズ」は昭和61年から平成3年にかけて全6作が書かれました。
 原作者は斉藤英一朗氏。永井豪ファンクラブ会員だった縁で永井氏とも交流があり、編集プロダクション勤務を経て独立、アニメ雑誌編集と並行して創作活動を行っていました(昭和61年当時)。

 シリーズ最終作「氷結宇宙船 強奪!」では、広大な宇宙空間で起こる連続遭難の謎と超兵器開発の陰謀に天童率いる「快盗T・T」が挑みます。
 SFアクションとミステリーの要素を融合させた壮大なスケールの物語は最後の冒険を飾るに相応しく、途中、天童たちは何度か窮地に立たされました。
 作中に描かれる危機の中でも一番の見所は、ターナ・立橘がビーム銃の一斉射撃を受けて悶絶するシーン、意識を取り戻してから下着姿で尋問されるシーンだと思います。
 年上系ヒロインが好きな者として、ターナ・立橘のピンチシーンは良い目の保養でした。

 連邦軍地上基地研究センターに向かったティッキーとターナ・立橘は施設近くを流れる川へ潜り、水中からの潜入を試みますが、基地内へ足を踏み入れた直後に発見されてしまいました。
 ティッキーを逃そうとするターナ・立橘ですが、四方八方から発射されるビーム銃の一斉射撃で重傷を負ってしまい、再び川の中へ潜ったティッキーも瀕死の状態となって基地から脱出します。
 なお、この場面には美樹本晴彦氏が描いた挿絵も付されており、ターナ・立橘の苦痛に喘ぐ姿が見られます(スキャナ機能を備えたプリンタの故障により、残念ながら挿絵の紹介ができません……)。


 その時、異様な気配があった。
 明らかに誰かが、あるいは何かがいr。人間か、それともネズミのような小動物であろうか。
 ターナは瞬間的に息を止め、身体(からだ)を硬直させた
 耳を済ませて、空気中の気配を探る。
 動物などではない。
 人間だ。それも大勢……。

 【中略】
 「逃げなさい! ティッキー!」
 ターナは掴んだ手に思いきりの力をこめて、肩を突きとばした。

 【中略】
「早く!」
 叫びながら、自分も水に飛び込もうとする。
 そのターナの足元で、鋭い破裂音とともに床がはじけた。

 【中略】
 見ると、円(まる)く囲んだ壁の、五メートルばかりの高さのところに、手すりのついた回廊があった。そこに二十人を超える人の姿がある。
 全員がビーム銃を構え、四方から二人に狙いをつけていた。
 下手(へた)に動けば本当に撃ってくる気配だ。
 罠だったのだ。

 【中略】
「行きなさい!」
 ターナの命令を、ティッキーは聞いた。
 従うことのできない命令だ。
「早くしないと二人とも掴まってしまう!」
「え、でも……」
「早く行って! 徹に知らせるのよ!」
 小声だが、それは鋭い声だった。ティッキーが今まで、聞いたこともないほどの声だ。

 【中略】
 ターナは股(もも)に、肩に、ビームを受けてその場に蹲った。殺されるかと思ったが、なぜかそれ以上撃たれることはなかった。
 ターナは蹲ったまま、むりやり首を動かして水面を見つめた。逃がしてやったティッキーが消えた、その行方を見つめた。水面を叩く銃撃の激しさに、不安になったのだ。

 【中略】
 声を出すこともできず、股と肩の激痛も忘れて、ティッキーが浮いてこない水面を見つめていた。
≪角川文庫『氷結宇宙船 強奪!』P146~150≫


 自分の身を犠牲にしてティッキーを逃したターナ・立橘は傷の激痛で意識を失いますが、やがて、薄暗い部屋で目を覚ましました。
 椅子に腰かけた姿勢をとらされて、彼女は敵将軍に尋問をされます。
 具体的な衣裳の描写はありませんが、この場面にも美樹本氏の描く挿絵があり、イラストではタンクトップと黒いパンティの下着姿となっていました。

 頭の痛みが少しだけ、頸(くび)から下に降りてきた。それが右肩のあたりで、まるで生き物のようにもぞもぞと蠢いている。
 薄く眼を開いてみた。
 すると自分が寝ているのではなく、何かに坐った姿勢であることが、ぼんやりとわかった。
 眼の前で何かが動いている。
 誰かがいる。

 【中略】
 すると一つの影が一つ近寄ってきて、彼女の顎を鷲掴みにし、むりやり上に引きあげた。
 ターナは眩しさに、眼をしばたいた。だが実際は、それほど光がつよいわけではない。

 【中略】
 顎の痛みにターナは呻いた。痛さが鋭いわけではなかったが、無理に顔を上げさせられた姿勢が苦痛だった。
 だが手を振りほどこうとしても、ほとんど顔を動かすこともできなかった。
 どうやら意識の部分以外の全身に、麻酔がかけられているようだった。手や足が自分のものでないように感じられるのは、多分そのせいだ。

≪角川文庫『氷結宇宙船 強奪!』P181~182≫
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