劇場アニメ「フレッシュプレキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい」
昨日の夜、外出した際に「フレッシュプレキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい」のDVDを借りてきました。
本作は2009年10月31日に公開された「フレッシュプリキュア!」の映画版で、3D作品を除く【プリキュア】映画としては第7作目にあたります。
過去にもレンタルしていますが、TV版本編の再視聴を始めたマイブームの波に乗り、二度目のレンタルをしました。
キュアパッションの覚醒で大幅に戦力がアップしたフレッシュプリキュア。
過去の呪縛から解放されたせつなも交え、久しぶりに桃園家でパジャマパーティーを開催する事になりました。
楽しい夜を過ごすラブ、美希、祈里、せつなの四人ですが、街中のオモチャが次々と消え失せる怪現象をニュースで知り、その背後にラビリンスの陰謀を感じます。
しかし、クローバーボックスは反応を示しません。
敵の正体を詮議する四人とタルトの前にウサギのぬいぐるみが現れ、怪現象を引き起こしているのは「おもちゃの国に住むトイマジン」だと告げました。
トイマジンの野望を阻止すべく、ウサギに導かれた四人とタルト&シフォンは「おもちゃの国」を訪れます。
聞き込み調査を続けるラブ達の前にルーレット伯爵なる怪人が現れ、すごろくゲームをクリアすればトイマジンの居場所を教えると言い、罠と知りながらも四人はルーレット伯爵のゲームに応じてゲームを始めました。
ラブはカンフー道場、美希は宇宙空間、祈里は古代、せつなはチェスの世界へ飛ばされ、そこで待ち受ける強敵と戦う事になり、フレッシュプリキュアへ変身して応戦します。
それぞれの戦いに勝利した四人は異空間から帰還し、ついにトイマジンとの直接対決を迎えました。
圧倒的強さでキュアピーチ達を苦しめるトイマジン。その正体と悲しい秘密を知ったキュアピーチは戦意を失ってしまいますが、キュアベリーの激励で自分の使命を思い出し、トドメの一撃をトイマジンに発します。
悲しみに満ちた勝利を掴んだと思ったのも束の間、真の最終決戦が四人を待っていました。
ほのぼのとした桃園家での女子会を描くプロローグは、学校内よりも日常の描写が多い「フレッシュプリキュア」らしい趣向です。
音楽や作画のクオリティは本編並みに高く、シナリオも安定の完成度でした。
ただ、中盤以降に描かれる「おもちゃの国」での戦闘シーンが長く感じられ、日常パートと戦闘パートの時間配分を誤った印象を受けたのは残念です。
最終決戦直前、トイマジンの体内に埋まる『大好きだったぬいぐるみ』を見て取り乱すキュアピーチの頬を叩き、キュアベリーは「今のあなたは桃園ラブじゃない。キュアピーチでしょう」と諭しますが、伝説の戦士として戦場に立つフレッシュプリキュアも多感な少女である事を視聴者へ伝える上手い演出だと思いました。
この後、キュアパインやキュアパッションもキュアピーチを本名で呼んでおり、四人を結ぶ絆の強さを感じさせます。
歴代の【プリキュア】は変身後に互いをプリキュアネームで呼び合っているせいか、キュアベリー達がキュアピーチを本名で呼びながら優しく励ますシーンは作品中でも屈指の名場面でした。
本作はアバンタイトルがなく、いきなりオープニングテーマから始まります。
アニメーションはTV版後期(第26話以降)の新オープニングをベースにしながら、一部、新規場面が描き下ろされていました。
一番嬉しかったのは、清々しい笑顔でキュアピーチ達と一緒に青空を飛ぶキュアパッションの姿が見られた事です。TV版には見られない貴重なショットを追加したスタッフのアイディアに感謝します!
物を捨てられない(=整理できない)コレクターとして、本作のテーマは心にグッとくるものがありました。
全ての物を永遠に保存する事はできませんが、なんでも手軽に買える時代となった現在、安易に物が捨てられる事も事実です。
「物を大切にする」という事への啓蒙と言っては大袈裟ですが、大量生産大量廃棄の時代らしいテーマを盛り込んだ現代性は高く評価できます。
(C)東映アニメーション/東堂いづみ/テレビ東京 ※画像提供「映画.com」より。
(C)東映アニメーション/東堂いづみ/テレビ東京
本作は2009年10月31日に公開された「フレッシュプリキュア!」の映画版で、3D作品を除く【プリキュア】映画としては第7作目にあたります。
過去にもレンタルしていますが、TV版本編の再視聴を始めたマイブームの波に乗り、二度目のレンタルをしました。
キュアパッションの覚醒で大幅に戦力がアップしたフレッシュプリキュア。
過去の呪縛から解放されたせつなも交え、久しぶりに桃園家でパジャマパーティーを開催する事になりました。
楽しい夜を過ごすラブ、美希、祈里、せつなの四人ですが、街中のオモチャが次々と消え失せる怪現象をニュースで知り、その背後にラビリンスの陰謀を感じます。
しかし、クローバーボックスは反応を示しません。
敵の正体を詮議する四人とタルトの前にウサギのぬいぐるみが現れ、怪現象を引き起こしているのは「おもちゃの国に住むトイマジン」だと告げました。
トイマジンの野望を阻止すべく、ウサギに導かれた四人とタルト&シフォンは「おもちゃの国」を訪れます。
聞き込み調査を続けるラブ達の前にルーレット伯爵なる怪人が現れ、すごろくゲームをクリアすればトイマジンの居場所を教えると言い、罠と知りながらも四人はルーレット伯爵のゲームに応じてゲームを始めました。
ラブはカンフー道場、美希は宇宙空間、祈里は古代、せつなはチェスの世界へ飛ばされ、そこで待ち受ける強敵と戦う事になり、フレッシュプリキュアへ変身して応戦します。
それぞれの戦いに勝利した四人は異空間から帰還し、ついにトイマジンとの直接対決を迎えました。
圧倒的強さでキュアピーチ達を苦しめるトイマジン。その正体と悲しい秘密を知ったキュアピーチは戦意を失ってしまいますが、キュアベリーの激励で自分の使命を思い出し、トドメの一撃をトイマジンに発します。
悲しみに満ちた勝利を掴んだと思ったのも束の間、真の最終決戦が四人を待っていました。
ほのぼのとした桃園家での女子会を描くプロローグは、学校内よりも日常の描写が多い「フレッシュプリキュア」らしい趣向です。
音楽や作画のクオリティは本編並みに高く、シナリオも安定の完成度でした。
ただ、中盤以降に描かれる「おもちゃの国」での戦闘シーンが長く感じられ、日常パートと戦闘パートの時間配分を誤った印象を受けたのは残念です。
最終決戦直前、トイマジンの体内に埋まる『大好きだったぬいぐるみ』を見て取り乱すキュアピーチの頬を叩き、キュアベリーは「今のあなたは桃園ラブじゃない。キュアピーチでしょう」と諭しますが、伝説の戦士として戦場に立つフレッシュプリキュアも多感な少女である事を視聴者へ伝える上手い演出だと思いました。
この後、キュアパインやキュアパッションもキュアピーチを本名で呼んでおり、四人を結ぶ絆の強さを感じさせます。
歴代の【プリキュア】は変身後に互いをプリキュアネームで呼び合っているせいか、キュアベリー達がキュアピーチを本名で呼びながら優しく励ますシーンは作品中でも屈指の名場面でした。
本作はアバンタイトルがなく、いきなりオープニングテーマから始まります。
アニメーションはTV版後期(第26話以降)の新オープニングをベースにしながら、一部、新規場面が描き下ろされていました。
一番嬉しかったのは、清々しい笑顔でキュアピーチ達と一緒に青空を飛ぶキュアパッションの姿が見られた事です。TV版には見られない貴重なショットを追加したスタッフのアイディアに感謝します!
物を捨てられない(=整理できない)コレクターとして、本作のテーマは心にグッとくるものがありました。
全ての物を永遠に保存する事はできませんが、なんでも手軽に買える時代となった現在、安易に物が捨てられる事も事実です。
「物を大切にする」という事への啓蒙と言っては大袈裟ですが、大量生産大量廃棄の時代らしいテーマを盛り込んだ現代性は高く評価できます。
(C)東映アニメーション/東堂いづみ/テレビ東京 ※画像提供「映画.com」より。
(C)東映アニメーション/東堂いづみ/テレビ東京
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