FC2ブログ

2017-11

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「ラブ☆MAGI」 第2話:生徒会の顔ぶれ

Part1.幻の生徒会役員達

 生徒会長の巴マミは超有能。
 マ ミ「生徒会からのお知らせです」
 各種行事の企画運営。部活動の状況把握や予算算出・分配。委員会の総まとめ……。
 マ ミ「これが予算案ですね。明日までに確認しておきます」
 山ほどの業務を的確かつ迅速に遂行。
 マ ミ「ふぅ、もう少しですわね。早く終わらせて恋のレッスンを始めたいですわ」
 杏 子「……」(会長補佐は形だけとはいえ……やっぱ少しは手伝いしなきゃなー)
 忙しそうなマミを見かねた杏子はソファーから立ち上がった。
 杏 子「なあ、なんか手伝おーか?」
 マ ミ「え?」
 杏 子「あたしだけソファーに座ってるのもわりーから」
 マ ミ「大丈夫ですよ。お気遣いなく」
 杏 子「でもさー」
 マ ミ「今は佐倉さんとの恋愛研究結果をまとめているだけですから❤」
 杏 子「ばかやろー。すぐに破棄しろ! そんなもん、形に残すなー」
 恥ずかしい『負の記録』を前に慌てる杏子であった。

 杏 子「そーいや、他の生徒会役員はなにしてんだ? 出入り始めてから数日だけど、ココ(執行部室)で見たことねーぞ。副会長だけでも呼び出せよ。正式な補佐だろう」
 マ ミ「副会長ですか? それは……無理ですわ」
 杏 子「なんでだ? そんなにイヤな奴なのか?」
 マ ミ「だって副会長も私ですから」
 杏 子「はあ? どーいう事さぁ」
 マ ミ「もともと会長は三年生で、私は副会長として先輩を補佐していたんです」
 杏 子「それで?」
 マ ミ「でも、私の方が仕事を早く完璧にこなせるものですから、ある日……」

 ???『ねえ、マミ。私の仕事は?』
 マ ミ『全てやっておきましたわ』
 ???『予算案も?』
 マ ミ『はい。全ての部に今年度の予算を通知しました』
 ???『それじゃ各委員会の……』
 マ ミ『それも終わりました』
 ブッチン(怒)。
 ???『マミは仕事が早いわね』
 マ ミ『せ、先輩?』
 ???『これからはあなたが会長も兼任なさったら? 私は会長を辞めるわ』

 マ ミ「私が有能だったばかりに会長の機嫌を損ねてしまいましたの」
 杏 子「ブチ切れる会長も会長だけどさー、お前もお前だよ」
 呆れ顔の杏子は率直な感想を述べた。
 杏 子「他の奴は?」
 マ ミ「会計の先輩がいました。お金の計算にかけてはズバ抜けてたのですが、ある日……」

 マ ミ(あらッ。あれは今期の予算……)
 ???『まどマギ映画版のBD。ワン●ースのコミックス全巻揃い。PSヴィータ。スマプリのBD』
 物凄い指の動きで札束を捲りながら、穏やかならぬ言葉を呟く少女。
 その指遣いにマミは絶句しながら危険な『何か』を感じ取った。

 マ ミ「お金を超高速で数えながら買える物をブツブツ呟いてまして」
 杏 子「一番会計にしちゃいけない奴だな」
 マ ミ「つい出入り禁止にしてしまいましたの」
 杏 子「まったく。ココ(生徒会)にまともな奴はいねーのかよ」
 マ ミ「一年生の書記の子は良いコですよ。でも……」
 杏 子「でも?」
 マ ミ「すっごい恥ずかしがり屋でして、まともに見た事がないんです」
 杏 子「見た事がない? 大袈裟だなぁ」
 マ ミ「大袈裟ではありませんわ。気付いたらドアの前に完成した書類が置かれていたり、やりかけの仕事がいつの間にか仕上がっていたり、朝来たら執行部室がキレイになっていたり……」
 杏 子「そいつはホントに実在するのか? それこそ妖精だな」
 
 マ ミ「まあ、少し大変な時もあるけど、一人でなんとかなっちゃうんで、自分だけでもいーかなって思っています」
 杏 子「よくねーよ」
 マ ミ「そうですか?」
 杏 子「お前が有能なのは認めるけどさー、一人で抱え込んでダメだった時はどーすんだよ?」
 マ ミ「いやですわ。有能だなんて。わかりきっている事ですもの」
 杏 子「人の話は最後まで聞け!」
 マ ミ「でも……今までダメだった事は一度もありませんでしたから」
 杏 子「あーそー。有能だねー。拍手してやるよ」
 パチ、パチ、パチ。
 杏 子「でもさー、なんでも完璧にできちゃう女って男から敬遠されるぜ」
 マ ミ「え? ま、まさか……」
 杏 子「ちょっとぐらいドジふまねーと男にもてねーぞ」
 マ ミ「お、お、男に……もて……な……い」
 杏 子(うおッ。スゲー効いてる!)


Part2.書記登場

 生徒A「あッ、佐倉先輩」
 生徒B「やっぱりカッコいいね~。ワイルド❤」
 生徒C「巴会長は、まさに『御前』ってカンジ! キレイ❤」
 生徒A「真剣な顔して、どんな話してるんだろ」
 生徒B「芳女(芳女=芳文女子中学の略)の未来とかじゃない?」
 窓の向こうに見える二人を羨望の眼差しで見つめる女生徒達。しかし、二人が話し合っているのは……。
 マ ミ「こっそりアピールでゲタ箱に手作りケーキってどうでしょう」
 杏 子「マジかよ。靴は汚れるし、得体が知れんし、イヤガセ以外の何物でもねーぞ」
 こんな話題。

 生徒C「ねー、ユマ。あの二人と仲良くなったぁ? ……って、アレ?」
 生徒B[な、なにしてんの。ユマ?」
 ???「だ……だって……」
 うずくまっていた小柄な少女が恐る恐る顔を上げた。
 彼女の名前は千歳ゆま。これでも生徒会の書記である。
 ゆ ま「あそこにいたら……お二人のお目障りかとッ」
 生徒B「あんた同じ役員でしょーが」
 生徒C「ったく、恥ずかしがり屋なんだから」
 生徒A「そうだよ。もっと堂々としなさいよ」
 ゆ ま「だって、会長だけでもキンチョーするのに、会長補佐がユマの憧れてる『チェリーブロッサム』……略して『チェルノブ』が!! あ~、恥ずかしー」
 生徒C「凄いネーミング。ホントに憧れてんの?」
 生徒B「しかも略せてないよ……」

 次の日。
 生徒A『そんなんでちゃんと仕事してるの?』
 ゆ ま「ユマ、ちゃんと仕事してるもん」
 預かった書類を返しに執行部室を訪れるゆま
 ゆ ま「でも、面と向かって話す勇気がないから」
 静かにドアを開けて部室に入る。
 ゆ ま「誰もいない時に……」
 生徒会長が使う机の上に預かった書類を置き、ゆまはホッと溜息をつく。
 その時だった!
 ガチャリ。
 ゆ ま「ひぃぃぃ」
 突然、部室のドアが開いた。ゆまは大急ぎでソファーの後ろに隠れる。
 杏 子「あれ? マミは……まだみてーだな」
 ゆ ま(囁くような小声で)「ど、ど、どうしよう。チェルノブ先輩だぁ」
 杏 子「ココに一人って初めてだなぁ」
 ゆ ま(囁くような小声で)「スミマセーン。一人じゃないですぅ~」
 マ ミ「あら、佐倉さん。早いですわね」
 杏 子「かたっくるしーな。杏子って呼ぶように言っただろう」
 マ ミ「そ、そうでしたわね。失礼しました。キョーコ」
 杏 子「なんか妙に間延びした呼び方だけど……まあ、いいか」
 ゆ ま(囁くような小声で)「か、か、会長まで。どぉしよ~」
 マ ミ「本日の恋愛レツィオーネ。テーマは『ドジっ娘(こ)』でーす❤」
 杏 子「よくもまぁ、毎回毎回、くだんないネタを考えてくるなー。だいたいさぁ、レツィオーネってなんだよ。どこの国の言葉だよ?」
 マ ミ「Letioneはイタリア語です。レッスンって意味なの」
 ゆ ま(れ、恋愛レツィオーネ? イタリア語? ドジっ娘(こ)?)

 マ ミ「前にキョーコも言ってたでしょ。ドジじゃないとモテないって」
 杏 子「うッ。確かに言ったけどさぁ」
 マ ミ「少女小説や漫画でも主役はドジっ娘(こ)が多いですし」
 ゆ ま(????)
 マ ミ「だから私はドジっ娘(こ)になる事を決意しました!」
 杏 子「決意してなる類のもんじゃねーぞ」
 マ ミ「そうでしょうか?」
 杏 子「ドジな奴は上手くやろうとして、いつの間にか窮地に陥ってるもんなんだよ」
 ゆ ま(……まさに今の私だぁぁぁぁ)

 マ ミ「そう言わずに見て下さい。いろいろと仕込んできたんですから」
 杏 子「ほー。どんな仕込みだ?」
 マ ミ「落しモノが多くて困っちゃうわー」
 そう言うマミのスカートの中から黒板消しやペンケースやノートが落ちる。
 ガチャ。ドサ。ドサ。ゴン。ゴン。
 杏 子「多いの意味を間違えてるぞー。って、どこに入れてたんだよ」
 マ ミ「うふふふ。タネも仕掛けも魔法もありますのよ」
 バチコン、とウィンクするマミ。
 呆れ顔の杏子。
 そして、出るに出られないゆま
 マ ミ「キャッ。落とし物につまずいちゃった」
 パタッ。
 杏 子「つまずいたわりには綺麗な倒れ方だな」
 マ ミ「ドジをしていても華麗さは忘れませんわ」
 杏 子「……お前のそんなアホ姿。他の奴らが見たら泣くぞ」
 マ ミ「他の人達に知られたら私が泣きますわ」
 杏 子「そりゃそーだ」
 マ ミ「引きこもりになるかも❤」
 杏 子「人生が狂いそうだな」
 ゆ ま(ど、ど、どうしよう。大変なモノを見ちゃった)

 杏 子「だいたいさー、お前はワザとらしいんだよ」
 ゆ ま(と、とにかく……気付かれないように外へ出ないと)
 二人の死角を利用して部室のドアへ急ぐゆま。しかし……。
 杏 子「転ぶにしたって、もっと自然にやんないと」
 ゆ ま「ぎゃん!?」
 どべちょ。
 何もないところで派手に転ぶゆま
 杏 子「そーそー、こーゆー感じに……って」
 ゆ ま「……」
 マ ミ「……」
 杏 子「……」
 ゆ ま「スイマセ~ンッ」
 そう言い捨て、ゆまは猛ダッシュで執行部室から逃げて行く。
 杏 子「おい、待てッ!」
 足の早さには自信を持つ杏子だったがパニクったゆまには追いつけそうもなく、早々(そうそう)に追跡をあきらめた。
 杏 子「あれが例の妖精書記か? いつから居たんだ。おい、どーするよ」
 マ ミ「アレハ妖精サンデス。妖精サンデスノヨー」
 杏 子「しっかりしろ! 現実逃避すんな。戻ってこーい」
スポンサーサイト
[PR]

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://ryonablog475.blog2.fc2.com/tb.php/418-2d67d489
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | ホーム |  »

FC2カウンター

プロフィール

新 京史朗

Author:新 京史朗
好きな技(1):バスター技
好きな技(2):股裂き関節技
好きなシチュエーション:リョナ

最新記事

カテゴリ

小説 (86)
アニメ (33)
ゲーム (31)
アメコミ (23)
フィギュア (5)
映像・写真 (16)
DOA・無双 (114)
イラスト企画 (43)
鉄拳・スト鉄 (92)
漫画・絵物語 (107)
イラスト・挿絵 (51)
映画・イベント (36)
ウルトラヒロイン (12)
MUGEN・ドット絵 (2)
オリジナルヒロイン (8)
御挨拶・お知らせ・交流 (134)
魔法少女まどか☆マギカ (59)

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

月別アーカイブ

最新コメント

リンク

このブログをリンクに追加する

最新トラックバック

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。