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2017-10

「ラブ☆MAGI」 第0話:巴マミと佐倉杏子

【はじめに】
 宮原るり先生の「恋愛(ラブ)ラボ」のアニメ版が今夏より放送されます。
 多感な年頃の乙女五人が繰り広げる恋愛研究をコミカルに描いた四コマ漫画(番外編は例外)が原作なので、構成としては「あずまんが大王」(あずま きよひこ・原作)のような感じになるのでしょうか。詳細の続報が待たれます。
 ファン待望のアニメ化を記念し、漫画版エピソードを「魔法少女おりこ☆マギカ」キャラで再現したパロディSSをアップする事にしました。
 不思議とキャラクターのイメージが違和感なく重なったので……パクリの三文字を恐れず、このような愚挙(暴挙?)に出た次第です。
 まずは導入部のプロローグを試験的に公開しました。異色の「恋愛ラボ」&「~おりこ☆マギカ」の二次創作として御笑覧頂ければ幸いです。


≪芳文女子中学校生徒特別資料≫

☆佐倉杏子(2年)
 ・学業成績:体育の成績がズバぬけて良いです。国語と社会も優良。理数系の成績は絶望的なまでに悪く、数学では指を使って計算しようとしています(指を使った計算が許されるのは小学校の算数が限界だと思います)。
 ・総合意見:言葉遣いの乱れや豪快すぎる動作に問題はありますが、行動力は抜群。周囲への気配りもできる子です。遅刻しそうになると柵を乗り越えて校内へ入る、はしたない行動はやめましょう。

☆巴マミ(2年)
 ・学業成績:エクセレントすぎてうっとりします。成績優秀で学業の面については言う事がありません。英語のテストなのに答えの一部をイタリア語で書いたり、国語のテストで妙な表現を使った回答をしたり、やや理解しがたい点はありますが、癖のあるところが魅力的でもあります。
 ・総合意見:エクセレントでエレガント、本当にうっとりします。非の打ちどころがありません。息子の嫁になってもらいたいくらいです。

☆千歳ゆま(1年)
 ・学業成績:とても優秀だけれど、授業であてるとオドオドしながら答えるので心が痛みます。
 ・総合意見:そろそろ慣れてきた頃だろうから、まともに顔が見たい。

☆美国織莉子(3年)
 ・学業成績:優秀で努力家。
 ・総合意見:面倒見が良く、正義感もある。思い込みが激しい欠点を直せば完璧ガールになれる。

☆呉キリカ(3年)
 ・学業成績:数学すごい。答えに「円」をつけるのはやめろ。
 ・総合意見:考えが読めん!


プロローグ

 芳文女子中学校は、お嬢様が多く通うことで有名な私立校です。
 この学校を舞台に綴られる「恋愛研究」の物語は、ある日の放課後、二人の少女が運命的な出会いをする事から幕を明けるのでした。

 生徒A「あッ! 巴さんだわ」
 生徒B「キレイよねぇ。あれで頭もいいなんて憧れるなぁ」
 生徒A「さすが『巴御前』」
 窓から顔を覗かせる美しい少女。縦ロールにした金髪を風になびかせながら、気持ち良く晴れている午後の空を見上げていた。
 ワイワイ騒ぐ女生徒達の腋を通り過ぎる一人の女生徒。
 制服を自己流に着崩し、赤い髪をポニーテールに結っている彼女の名前は佐倉杏子。2年生である。
 杏子は苦笑しながら呟いた。
 杏 子「はっずかしー渾名。イジメかよ。ついていけねー、このノリ」
 そんな杏子だったが……。
 生徒C「あら、佐倉さんよ」
 生徒D「今日もちょいワルで素敵」
 生徒C「さすが『チェリーブロッサム』ね」
 彼女は自分がもっと恥ずかしい名で呼ばれている事を知らなかった。

 教 師「あッ、佐倉さん。ちょうどよかった。この資料を生徒会執行部室に届けてくれないかしら」
 杏 子「えー。あたしがですか? (小声で)メンドくさ」
 教 師「巴さんに渡してね。お願いするわ」
 そう言うと女性教師は杏子に書類を預け、職員室へ戻って行った。
 2年生にして生徒会長を務める巴マミ。別名『巴御前』。
 杏 子「巴御前か……。プッ。恥ずかしい渾名」
 そういう杏子自身の渾名は『チェリーブロッサム』なのだが……。
 杏 子「そう言えば、この学園はマミを筆頭にマジメでおとなしい奴ばっかだ。おだやかだけど退屈だなぁ」
 預かった書類を手に生徒会室に向かう杏子だが、その足取りは軽やかではなかった。
 杏 子(退屈でつまんねーんだよ。ラブもないしッ。恋するチャンスすら皆無じゃねーか)
 ドス、ドス、ドス。
 内心の不満を体現するかのように豪快な足音を響かせながら生徒会室を目指す。
 そんな彼女の後姿を見た女子生徒がポツリと一言。 
 生徒E「まあ、なんて男らしい歩き方。ちょっとステキ」
 ……また一人、ファンが増えた瞬間である。

 杏 子「マミみたいな優等生は恋愛や男子との付き合いなんて考えもしねーんだろーな」
 溜息まじりに呟き、杏子は生徒会執行部室のドアを開けた。
 ガチャ。
 杏 子「しつれーし……」
 杏子は信じられない目前の出来事に自分の目を疑った。
 あの『巴御前』が抱き枕をハグしながら、命を持たない相手にキスをしていたのだ。
 抱き枕には稚拙な男性の絵が描かれている。どうやら抱き枕を男性に見立てているらしい。
(ど、どういう事だ……。オイ)
 杏子が書類を床に落としたのと、マミが抱き枕を手放したのは同時であった。
 ドサッ。ドサッ。
 気まずい空気と沈黙が数秒続いた後、マミは何事もなかったかのように微笑みながら口を開いた。
 マ ミ「ようこそ。生徒会室へ」
 杏 子「あ、あのさー。今のは……」
 マ ミ「今のは幻です」
 杏 子「じゃあ、あの抱き枕は?」
 マ ミ「あれはニンファです」
 杏 子「ニンジャ?」
 マ ミ「ニンファ。妖精の事です【注1】
 杏 子「いやな妖精だな」
 マ ミ「……」
 杏 子「……」(なんか……気まずい雰囲気になってきた。あまりの恥ずかしさに泣き出されたら面倒だなぁ)

 杏子の予感は的中した。マミは涙になって告白を始めたのだ。
 マ ミ「うう……。もうオシマイですわ。抱き枕とのキスの練習を目撃されるなんて……」
 杏 子「あ、安心しろ。あまりの痛さにからかう気も起きないから」(あれが抱き枕って認めてんじゃん)
 心の中でツッコミを入れながら、杏子はマミの肩をペチンと叩いて励ました。
 杏 子「あたしもガキの頃、やった事あるし。誰にも言わねーよ。気にすんな」
 マ ミ「ほ、本当ですか?」
 杏 子「本当だって」
 マ ミ「私……ずっと恋がしたくて、こっそり特訓してて……。この気持ち、わかります?」
 杏 子「おうッ」
 マ ミ「では、私の練習を手伝って下さいます?」
 杏 子「お……おうッ」
 瞳の中に星を輝かせながら迫るマミ。なりゆきで返事をしてしまった杏子。
 こうして二人は運命の出会いを果たしたのであった。


【注1】イタリア語で妖精を意味する単語は幾つかありますが、そのうち「ninfa」は小さくて可愛い女の子の妖精を意味します(語尾がaで終わる単語は基本的に女性名詞であり、語尾をoかaに変える事で性別も変化させられます)。
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