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2017-09

「魔法少女まどか☆マギカ Another」  さやかのイタズラ

【はじめに】
 pixivでお世話になっている尾洲屋与之助氏がリクエストに応えて描いて下さったイラストに文章を付け、さやかを主役にしたSSを書いてみました。
 下着姿のさやかが杏子にイタズラを仕掛ける。それだけの他愛無い内容ですが、ちょっとしたオチをラストに用意したつもりです。
 かなり強引な展開のSSかも知れませんが気軽に読んで頂ければ幸いです。


 さやか「ふぁ~あ。よく寝た」
 大きく欠伸をしながら、さやかはベッドの上で体を起した。熟睡とまではいかないが、それでも一応の睡眠はとれたらしい。
 昨夜はオンラインゲームに夢中で明け方まで起きており、半眠り状態で布団の中にもぐり込んだのは東の空が白み始めた頃だった。
 両親は金曜日から泊まりがけで外出しており、のんびりと一人で過ごせる事が夜更かしの原因になったのだろう。
 さやか「う~ん。爽快爽快。日曜日で学校も休み、宿題も……まあ、夜に頑張れば終わるくらいの量だし、お昼はマミさんの家で昼食会。今日もウルトラハッピーな一日になりそうだわ」

 ベッドに腰かけたまま、さやかはジャパマのズボンを脱ぎ、上着のボタンを外した。
 育ち盛りのムチムチした肌が露わになり、室内に艶めかしい少女の姿が現れる。
 さやか「あッ、そうだ」
 何を思いついたのか、さやかは口に手を当てながら会心の笑みを浮かべた。
 さやか「マミさんに見立ててもらった下着姿、杏子に写メで送ってあげよ~っと。あいつの事だから興奮してテンパッちゃうだろうなぁ。うふふふふ」

「寝起きのさやか」尾洲屋与之助・画
(C)尾洲屋与之助

 身につけている大人びた黒い下着を眼下に見ながら、さやかは枕元の携帯電話へ手を伸ばした。
 さやか「あれッ、着信ランプが点滅してる」
 その時、枕元の携帯電話の着信ランプが点滅している事に気がついた。薄暗い室内なのでランプの点滅が目立つ。
 カパッ。
 二つ折りの携帯電話を開き、液晶画面に目をやると『メール着信 2件』の文字が表示されていた。

 さやか「メールかぁ。誰だろう」
 ピッ。ピッ。
 手許が暗いにも関わらず、さやかは器用にボタンを操作して受信メールを呼び出した。 
 さやか「1件目はお母さんからだわ。ふむふむ、今夜9時過ぎにお父さんと一緒に帰ってくるのね、了解しました。2件目は……マミさんからだ。今日の昼食会は12時からか。まだ10時過ぎだから余裕ね。朝シャンしてからでも間に合うわ」
 再び携帯電話を折りたたみ、さやかは窓際に近づいて厚手のカーテンを左右に引き開けた。
 ガラス窓から眩しい太陽の光が差し込んでくる。さやかは陽光を浴びながら杏子へ送るメールの文面を考えていた。

 さやか「よしッ、文面は決まった。これでいこう!」
 杏子の慌てふためく姿を脳裏に思い描きながら、さやかはイタズラの準備に取り掛かった。
 かつては心の底から憎み、殺すつもりで刃を交えた佐倉杏子。今では相手への誤解が解け、時には親友として、時には恋人として付き合っている。
 同い年にしては人生経験が豊富で頼り甲斐のある一方、ウブで純真な一面も持ち合わせており、簡単な嘘に騙される事も少なくない。
 さやか「杏子のヤツ、どんな顔して写真を見るかなぁ。昼食会で感想を聞くのが楽しみだわ。うぇひひ~」
 気味の悪い声で笑いながら、さやかは白魚のように華奢な指先で携帯電話の小さなボタンを操作する。

 さやか「入力完了。次は添付画像にする写真の撮影ね」
 送信文章の表示画面には、他人が見たら爆笑しそうな文章が入力されていた。
 さやかはメール本文に『愛する佐倉杏子様。こんな不束者(ふつつかもの)でよろしければ、わたしを貰ってやって下さい。あなたがいらっしゃれば、もう上條恭介なんて貧弱なモヤシっ子はいりません。さあ、いますぐ奪いに来て!』と打ち込んでいたのだ。
 親友に幼馴染をNTRてから数ヶ月。かつては幼馴染の上條恭介へ淡い恋心を抱いていたが、今では少しの未練もない。本心からそう思っている。
 魔法少女としての責任感が、大切な友人や先輩と共有する楽しい時間が、そして佐倉杏子の存在が、失恋の傷を癒してくれたのだから。

 さやかは携帯電話のカメラモードを起動させ、自分にカメラレンズを向けながら右手で携帯電話を持った。
 仰向け状態でベッドに横たわり、右腕を限界まで伸ばす。体から携帯電話の距離は1メートルにも満たないが、ズーム機能を調節しているので辛うじて膝あたりまでは写せるかも知れない。
 さやか「失敗したら撮り直せばいいや」
 細かい事を考えるのが苦手なので適当な角度から自分撮りを試みる。
 カシャッ。
 小さなシャッター音がして撮影は完了。写り具合をチェックしようと液晶画面に目をやった。

 ウインクしながら唇をつぼめ、黒いレースのブラジャーに隠された発展途上の乳房を左腕で隠すようなポーズ。
 本人は悩殺ショットを狙ったつもりかも知れないが、今一つ色気の面で物足りないように感じられる。
 その事にはさやか自身も気づいていたが、携帯電話に内蔵されている画像修正ソフトでは童顔と貧相な胸を思うように加工できない。
 さやか「思ったより色気ないなぁ。でも、こればかりは仕方ないもんね。この写真で我慢しよう」
 自分のスタイルを弁(わきま)えているせいか見栄を張った高望みはせず、撮影したばかりの写真をメールの添付画像に設定した。
 送信先のメールアドレスを確認しないまま……。

 さやか「送信完了。杏子からの返信が楽しみだなぁ」
 小悪魔的な笑みを浮かべ、さやかは携帯電話を机の上に置いた。
 壁掛け時計を見ると時刻は午前10時35分。
 さやか「おっと、もうこんな時間か。さっさとシャワーを浴びて出掛ける支度をしなきゃ」
 はしたない恰好のまま、さやかは部屋を出てバスルームに向かった。

 さやか「ふぅ。さっぱりした。日曜日の朝シャンは最高だわ」
 濡れた髪にタオルをかぶせ、素肌にバスタオルを巻いたさやかが戻ってきた。
 全身から漂うボディソープの甘い香り。春の陽に輝く肉体。まるでボッテチェッリの「ヴィーナスの誕生」に描かれた女神のような美しさだ。
 さやか「さ~て、杏子からの返信メールをチェックしましょうかね」
 小さな女神は机の上に置いた携帯電話へ手を伸ばし、二つに折りたたんだ本体を開いた。

 さやか「あれッ? メールの着信がない。おっかしいなぁ。杏子ならソッコーで返信してくれると思ったのに」
 意外にも杏子からの返信は届いていなかった。
 さやか「もしかしたら、鼻血を出して倒れちゃってたりして。うぇひひ~。……って、まどかの変な笑い方がクセになっちゃったわ。なんか耳に残るのよねぇ、あの独特な笑い声」
 残念に思いながらも着替えを済ませ、濡れた髪の毛を乾かした。
 外出の準備はOK。いつでも出掛けられる。
 時計の針は午前11時20分を指し示していた。

 さやか「出発まで余裕があるわね。もう一回、杏子にメールしてみよう~っと」
 約束の時間まで少し余裕がある。さやかは椅子に腰かけ、ハンドバックから携帯電話を取り出した。
 さやか「え~と、杏子のメアドは……って、アドレス帳から探す必要はないか。さっきの送信メールからメアドをコピればいいんだ」
 ブツブツ言いながら携帯電話の小さなボタンを操作して先程の送信画面を呼び出したが、送信先のメールアドレスを見た瞬間、さやかの顔色が変わった。
 さやか「そ、そんな……。ウソでしょ~」

 送信先に指定されていたのは杏子のメールアドレスではなく、マミのメールアドレスだった。
 杏子のメールアドレスを呼び出して返信したつもりが、どうやら寝ている時に受信したマミのメールへ返信する操作をしてしまったらしい。
 寝起きだった事、杏子へのイタズラで頭がいっぱいだった事。この二つが重なって注意力散漫になっていたようだ。
 自分自身が赤面するような恥ずかしい文章がマミの携帯メール宛てに送信されてしまった。なんとも取り返しのつかない失敗である。
 さやか「わたしって……ほんとバカ。あんな恥ずかしい写真と文章を送っちゃった。もう、マミさんに顔向けできないよ……」

 時間は少し戻り、午前10時30分過ぎ。
 マミの携帯電話が一通のメールを受信した。
 杏 子「お~い、マミ。メールが届いているぞ」
 マ ミ「メール? ちょっと手が離せないのよねぇ。どんな内容か見てもらっていいかしら」
 杏 子「わかった」
 キッチンで昼食会の準備に大忙しのマミに代わり、リビングでテレビを見ていた杏子は言われた通りにした。
 杏 子「なんだ、さやかからじゃないか。添付ファイルあり? なんの画像を送ってきたんだろう」

 DL(ダウンロード)した添付画像を見た杏子は仰天した。
 杏 子「こ、この写真は……」
 澄んだ瞳に飛び込んできたのは、破廉恥な下着姿で悩殺ポーズを披露する美樹さやかの画像。
 喜びと驚きを同時に感じ、杏子の思考は数秒間停止した。
 マ ミ「ねえ、杏子。メールは誰からだったの?」
 キッチンから何も知らないマミの無邪気な声が聞こえてくる。

 マ ミ「杏子ったら、聞こえないの? ねえ、メールは誰からだったのよ」
 杏 子(あのバカ、送信先を間違えやがったな。こんな画像と本文、恥ずかしくってマミには見せらんねえよ)
 メール本文を読み、マミへのメールが自分宛ての誤送信だと確信した杏子だが、とっさの機転でマミを誤魔化した。
 杏 子「迷惑メールだったよ。恋人募集中の独身女性に朗報だってさ。削除しといてやる」
 マ ミ「お願いするわ。まったく、どうやって人のメールアドレスを調べるのかしら。こういうメールって本当に困るわねぇ」
 杏 子(ふう、あぶなかった。なんとか誤魔化せたようだ) 

 数分後。
 リビングのソファーに座り、ニコニコしながら携帯電話の画面を見つめる杏子の姿があった。
 マミ宛てに誤送信されたメール本文と添付画像を自分のメールアドレスへ転送し、さやかのエロチックな姿とラブレターを堪能しているのだ。
 杏 子(あ~、さやかって本当に可愛いなぁ。下着姿のウィンクは破壊力抜群だよ。わたしを貰ってやって下さい……か。いいよ、貰ってやるよ。一人ぼっちは寂しいもんな)
 終わり良ければ全て良し。
 さやかのイタズラも結果的には成功し、ツンデレな『魂の恋人』を骨抜きにしたのであった。


【あとがき】
 物語の9割がさやかの一人芝居で進行する為、説明口調なセリフの連発になってしまいました。不自然なセリフが目立つかも知れませんが、その辺は大目に見て下さい……。
 序盤にある「ウルトラハッピー」のセリフは補足するまでもありません。絶賛放送中の「スマイルプリキュア」がネタ元です。
 当初は誤送信に気づいたさやかが「わたしって……ホントばか」と言い、ガックリと肩を落とす場面で終わりにする予定でしたが、少し書き足してオチをつけました。
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