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2017-08

「魔法少女まどか☆マギカ Another」  加音町大音楽祭 (その2)

第一章 出発の朝

 まどか「それじゃ行ってきます」
 詢 子「気をつけて行ってこいよ」
 まどか「うん。ありがとう、ママ」
 知 久「楽しいクリスマスを過ごしておいで」
 まどか「ごめんね、パパ。一緒にクリスマスをお祝いできなくて」
 知 久「気にしなくていいよ。パパ達とクリスマスを祝う事は来年だってできるんだ。友達と過ごせる時間を大切にしなさい」
 まどか「うん」
 達 也「姉ちゃ、いってらっしゃい~」
 まどか「行ってくるね。たっくんも良い子にしてるんだよ」
 達 也「は~い」

 ほむら「忘れ物はないわね」
 ほ む「はい」
 ほむら「それじゃ出掛けましょう」
 ほ む「はい」
 ほむら「慌ただしいスケジュールで大変かも知れないけれど我慢して頂戴。今回の旅行は夏から決まっていた事だから中止にはできなかったのよ」
 ほ む「いえ、わたしの方こそ。みなさんの楽しい旅行を邪魔するようで……申し訳なく思っています」
 ほむら「そんなに気負わなくてもいいのよ。誰もあなたを邪魔だなんて思っていないわ」
 ほ む「で、でも……」
 ほむら「そんな顔をしていると却ってまどか達に気を遣わせてしまうわ。あなたも一緒に旅行を楽しみなさい」
 ほ む「は、はいッ」
 ほむら「さあ、行きましょう」
 もう一人の自分に向かって優しく微笑み、ほむらは玄関のドアを開けた。

 杏 子「遅いなぁ、さやか達。何をグズグズしてやがるんだ」
 マ ミ「わたし達が早すぎたのよ。まだ9時半じゃない。集合時間まで30分あるわ」
 清々しく晴れた空の下。寒さに耐えながら杏子とマミは無人のバス停で4人の旅行参加メンバーを待っている。
 杏 子「しかし寒いなぁ。そこの自販で暖かいミルクティーでも買ってくるよ」
 マ ミ「あッ、佐倉さん。わたしの分もついでに買ってきてもらえるかしら?」
 杏 子「オッケー」
 パーカーのポケットから小銭を取り出して自動販売機へ向かう杏子。いつもはデニムのホットパンツを履いているが、さすがに今日はジーンズで生足を隠している。
 程なくしてミルクティーのホット缶を手にした杏子が戻り、そのうちの一つをマミに手渡した。
 杏 子「ほらよ、あたしの奢りだ。熱いから気をつけろよ」
 マ ミ「で、でも……」
 杏 子「いいから。遠慮するなって」
 杏 子「ありがとう、佐倉さん。それじゃ遠慮なく御馳走になるわね」
 しばらく無言で暖かいミルクティーを飲んでいた二人だが不意に杏子が口を開いた。
 杏 子「悪かったね、あたしのせいで寒空の下を待つ事になっちゃって」
 マ ミ「え?」
 杏 子「みんなで泊まりがけの旅行に出掛けるのは初めてだろう。だから浮かれちゃってさぁ、早く家を出過ぎちゃったんだ。マミまで巻きこんじまって……本当に悪かった」
 マ ミ「いいじゃない、こういうのも」
 杏 子「マ、マミ」
 マ ミ「今回の旅行はわたし達が幹事みたいなものでしょう。早く来て待つのも悪くないわ」
 杏 子「……(小声で)そうやってフォローしてくれる優しさ、昔と変わらないな」
 マ ミ「ん? 何か言った?」
 杏 子「なんでもねえよ。誰でもいいから来ないかなって言ったんだ」

 さやか「まったく、なんで肝心な時に目覚まし時計が故障するのよ」
 腕時計を見ながら集合場所へと急ぐさやか。時計の針は無情にも午後9時38分を指していた。
 さやか「仕方ないわ、学校を通り抜けて行こう。部活のふりをすれば大丈夫よね」
 昨日で二学期が終えた見滝原中学校だが、部活動に参加する生徒の為に校門は開放されている。
 着替えで膨らんだバックを肩から下げた私服姿のさやかは思い切って校門を潜り、そのまま校庭の隅を駆け抜けた。
 早乙女「……と言うわけなのよ。酷いと思わない」
 中 沢「はあ」
 裏門近くの渡り廊下に近づいた時、聞き覚えのある女性の声が聞こえてきた。
 さやか「あれッ。この声は……」
 早乙女「グルメぶった男って最低だわ。中沢君も女の子に向かって「半熟玉子も作れないのか」なんて言っては駄目よ」
 中 沢「わ、わかりました」
 さやかがソッと覗き見ると渡り廊下で担任の早乙女和子が生徒の中沢に愚痴を聞かせている。
 さやか(早乙女先生、またまた失恋記録を更新したんだ。本当に男運が悪いなぁ。中沢も部活の最中にグチを聞かされて大変ね)

 Qべえ「それじゃ予定通りに頼むよ」
 ハミィ「まかせるニャア。響達にはハミィから伝えておくから心配いらないニャ」 
 Qべえ「加音町には2時間程度で到着する予定だ。ホテルへのチェックインは正午だと言うから、昼食が済むのは午後1時過ぎだと思う。食後、5人を自然公園へ向かうように誘導するよ」
 ハミィ「了解ニャ。Qべえからの交信があったら、すぐに4人を連れて自然公園に向かうニャア」
 Qべえ「おっと、そろそろ集合時間になるな。これで通信を終えるよ。また後で会おう」
 ハミィ「わかったニャア」


⇒ To be continued
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