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2017-10

「魔法少女まどか☆マギカ Another」  絶対に胸キュンしてはいけない会議室(前編)

【はじめに】
 個性豊かなキャラクターの存在も含め、「魔法少女まどか☆マギカ」は無限とも言える二次創作の可能性を持っており、ギャグからシリアス、恋愛物から学園物まで幅広いジャンルが描けます。
 百合ネタ、中二病ネタ、ツンデレネタ、ぼっちネタ、パックンネタ……。
 作品の世界観とキャラクターの個性を残すだけでもハイクオリティな二次創作漫画(または小説)が描け、原作に忠実な設定を守らなくても読者の鑑賞に堪えうる作品が生み出せるという、まさに魔法のような奇跡の作品と思っています。
 今回のSSも「原作に忠実な設定を守らない」二次創作となりますが、キャラクターの個性と定番ネタ、スピーディーな展開で鑑賞に堪えうるような作品になるよう努力したつもりです。
 本作のアイディアを思いついたのは、九十九氏の作品「魔女の使いやあらへんで - 絶対に笑ってはいけない魔法少女 -」(同作のpixiv版はこちらからアクセス可)のおかげです。九十九氏には記して感謝致します。
 なお、文中にはキャラクターの個性を誇張・曲解した表現が多出する為、各キャラクターの原作イメージを崩すような描写が嫌いな方は閲覧を御遠慮下さい。
 若干のキャラクター崩壊を含んでいても構わないという方、よろしければ最後までお付き合い下さい……。



★絶対に胸キュンしてはいけない会議室★

【参加者(五十音順)】
 ・暁美ほむら
 ・鹿目まどか
 ・佐倉杏子
 ・巴マミ
 ・美樹さやか

【ゲーム内容】
 会議室のテレビには、五人の魔法少女の活躍を公私にわたって盗撮した「魔法少女まどか☆マギカ」の映像が放送される。Qべえの撮影・編集による映像を見ながら胸キュンを覚える感情に耐える事。胸キュンする(or萌えを感じる)たび、その人物には萌えポイントが加算される。

【ルール】
 1.ゲーム進行中、絶対に胸キュンしては(萌えを感じては)いけない。
 2.映像は1時間に1回放送される。
 3.胸キュンしたか、しないかの判断には各人のソウルジェムを利用する(心理状態はソウルジェムの輝きによってわかる)。判定は監視者のQべえが行い、判断を下された者は判定に従う。
 4.制限時間は24時間。睡眠は禁止。食事は定時に3回のみ(持ち込み物に限り、自由に飲食できる)。
 5.ゲーム進行中、参加者は会議室から出てはいけない。例外としてトイレによる離席は認めるが、その場合はゲームの進行がストップされる(進行停止中に胸キュンした際も、例外として萌えポイントが加算される)。
 6.胸キュンした者には萌えポイントが10点加算される。
 7.空き時間の利用法は自由だが、その間(かん)の相手の言動に胸キュンした場合もポイントが加算される。
 8.萌えポイントが「+300」になった時点で失格となる。
 9.萌えポイントの累計が最も少ない者を優勝者とする。

【優勝特典(どちらかを選択)】
 1.好きな願いを一つだけ叶えられる(ただし、エントロピーを凌駕できない願い、因果律に反する願いは不可)。
 2.理力「円環の理」によって、好きな娘(こ)と相思相愛になれる。

【罰ゲーム】
 ・萌えポイントが最も多かった者には、罰ゲームとして「一ヶ月ぼっちの刑」が言い渡される(一ヶ月の間、一緒にゲームへ参加した魔法少女と付き合ってはならず、必要最低限な接触以外は禁止される)。


☆残り時間…24時間☆

 まどか(わたし自信ないなぁ。こういうゲームは苦手だよ~)
 さやか(痛みを消すのは得意だけど、感情を抑えるのは苦手だなぁ)
 マ ミ(わたしの願い事は一つ。鹿目さん、暁美さん、美樹さん、杏子。みんなと……もっともっと仲良くなりたい。このゲームに優勝すれば、もう一人ぼっちじゃなくなるわ)
 杏 子(まどかさやかは感情を抑えるのが苦手だろうし、ぼっちに慣れてるマミは「褒め言葉」ネタに弱そうだ。この三人には負ける気がしねぇな。問題はクールなほむらだ。まどかの笑顔しか興味なさそうだからなぁ……)
 ほむら(わたしがまどか以外に萌えるなんてあり得ないわ。彼女は可愛いけど、地味な印象の方が強い。こうしたゲームでは「絵になる場面」が放送されやすいから、巴マミ、佐倉杏子、美樹さやかの映像に重点が置かれるに違いないわ。この三人の映像がメインなら……わたしは負けない。待っていてね、まどか。このゲームで優勝したら二人だけの愛の世界へ旅立ちましょう)

 Qべえ「待たせたね、みんな。これから最初の映像を流すよ。さあ、画面に注目してッ!」
 
 Qべえ(助けて……。僕を……助けて)
 ほむら『まどか、そいつから離れて』
 まどか『ほ、ほむらちゃん』
 Qべえ(助けて……。まどか。助けて)
 ほむら『まどかから離れなさい。この化物』
 傷だらけのQべえに銃口を向けるほむら
 まどか『やめて、ほむらちゃん』
 ほむら『そこをどきなさい、まどか
 まどか『この子、怪我をしてるよ。いじめちゃ駄目だよ』
 ほむら『貴女には関係ないわ。さあ、どきなさい!』
 まどか『いやだ。この子、私に助けを求めてるんだもん。だから……どかない』
 ほむら『……そう。それなら好きになさい』
 踵を返して立ち去るほむら。
 その直後、まどかの後ろから一人の少女が姿を現した。
 マ ミ『大丈夫? Qべえ』
 Qべえ『ああ、マミ。うん、なんとかね。彼女が助けてくれたんだ』
 マ ミ『そうなの』
 マミは、Qべえをかばうように抱きしめるまどかへ優しく微笑みかけた。
 マ ミ『どうもありがとう。Qべえを助けてくれたのね』
 まどか『そんな……。助けたなんて大袈裟なものじゃありません』
 マ ミ『その子は私の大切な友達なの。本当に助かったわ。そうそう、自己紹介しないとね。わたしは巴マミ。あなたと同じ見滝原中学の三年生よ』
 まどか『わ、わたしは鹿目まどかです』
 マ ミ『鹿目まどかさん。いいお名前ね』
 まどか『あ、ありがとう……ございます』


 まどか(やっぱりマミさんは綺麗だなぁ。笑顔が素敵……)キュン
 さやか(あんな淫獣にさえ優しく接してる。やっぱマミさんは女神だなぁ)キュン
 マ ミ「懐かしいわ。Qべえの本性を知る前の出来事ね」
 ほむら「とんだ茶番劇だわ。このまま殺してやればよかった」
 Qべえ「暁美ほむら。きみの発言は相変わらず過激だね……」
 ほむら「ソウルジェムの秘密を知らせずに甘い言葉だけで魔法少女の契約を結ばせる。そんな卑怯者に情けは無用だわ。過激ついでに銃口でも咥えてみる?」
 マ ミ「まあまあ、落ち着ついて。ここはQべえの罪を糾弾する場所じゃないんだから」
 ほむら「あなたは甘すぎるわ」
 マ ミ「Qべえだって根っからの悪い子じゃなのよ。自分の仕事を忠実にこなそうとして、ちょっと暴走しちゃっただけよ」
 ほむら「物は言いようね。あなたの言い分が正しければ、この場でわたしがインキュベーターを殺しても「自分の気持ちに正直な行動だから仕方ない」で済んでしまうわ」
 マ ミ「そうしたいの?」
 ほむら「例え話よ。あなたがインキュベーターを庇うような事を言うから……」
 マ ミ「例え話でよかったわ。暁美さんとは仲良くしたいもの。以前のように互いを憎み合う間柄には戻りたくないわ」
 ほむら「ええ、そうね。わたしもよ」
 マ ミ「それじゃ、この話は終わりにしましょう」
 ほむら「命拾いしたわね、インキュベーター。巴マミに感謝なさい」
 Qべえ「ありがとう、マミ。助かったよ」
 さやか「さっすがマミさん、冷静で的確な対応だわ。素敵ッ。やっぱ憧れるなぁ」キュン
 まどか「うん、そうだね」キュン
 杏 子「おい、初っ端から二回も胸キュンしてんじゃねえよ。まったく、これじゃ先が思いやられるぜ」(ライバルが減るのは嬉しいが、こう弱くちゃ張り合いがねえよなぁ)
 ほむら(ルールも気にせず憧れの先輩に胸キュンするなんて。本当に素直な娘(こ)ね)キュン
 杏 子「ん? ほむら、どうした。胸キュンしたのか?」
 ほむら「え? わたし……胸キュンなんてしていないわ」
 Qべえ「でも、こうしてソウルジェムは輝いているよ」
 ほむら「な、なにかの間違いよ」
 Qべえ「残念だけど、萌えポイント加算だね。暁美ほむら( ゚∀゚)」

【総合「萌えポイント」発表】
 ・巴マミ(0)
 ・佐倉杏子(0)
 ・暁美ほむら(+10)
 ・鹿目まどか(+20)
 ・美樹さやか(+20)


<中間結果(省略シーンまでの累計ポイント)>

 開始2時間目と3時間目は誰も萌えポイントを加算させず、順位に変動は見られない。
 最下位トップを独走する鹿目まどかと美樹さやかの二人は、感情を抑えよう努力していたが、魔女と戦う巴マミの映像で胸キュンしてしまい、とうとう4時間目に萌えポイントを加算してしまった。
 ポーカーフェイスの暁美ほむらまどかの純真無垢な笑顔に弱く、先輩の勇士に胸キュンした時の笑顔で自分まで胸キュンを誘発され、「ゲームの趣旨」からズレた所で10ポイントの加算をしている。
 佐倉杏子と巴マミの萌えポイントは変化なし。さやか一筋の純情さと先輩属性の余裕(孤独?)でポイント「0」を維持している。

 ・巴マミ(0)
 ・佐倉杏子(0)
 ・暁美ほむら(+20)
 ・美樹さやか(+40)
 ・鹿目まどか(+50)


☆残り時間…20時間☆

 杏 子「それしても退屈だなぁ。こんな狭い部屋に監禁されちゃ気分が滅入るぜ」
 ほむら「まだ4時間しか経っていないわ。ずいぶんと根気が続かないのね」
 まどか「やる事が限られると時間って持て余すものなんだね」
 さやか「ならさぁ、BDでも見ない? こんな事もあろうかと「魔界三重奏トリオ☆ザ・マイナー」を持ってきたんだ」
 まどか「用意周到だね、さやかちゃん」
 さやか「狡猾で強欲な中年、ナルシストな勘違い君、ショタ属性の天然君が繰り広げる禁断の薔薇世界。無駄に豪華な声優を使いながら、内容は支離滅裂なヤオイ。こういうギャップのある作品、わたし大好きなんだ。残り20時間もあるんだからさぁ、みんなで一緒に見よう」
 マ ミ「な、なかなか個性的な趣味をしているわね」
 まどか「禁断の薔薇世界って……」
 杏 子「おいおい、3Pのガチホモは勘弁してくれよ」
 ほむら「リアルな百合を見飽きたからって、薔薇アニメに走る事はないでしょう」
 Qべえ「盛り上がっているところに水を差して悪いけど……」
 さやか「なによ」
 Qべえ「BDの視聴は認められないな。このプレイヤーはDVD専用なんだ。2002年に製造されたSHIZUKI社の型落ち品だから、君が持ってきたディスクメディアには対応していないんだよ」
 杏 子「マジかよ。ショボイなぁ。今はBDの時代だぜ」
 Qべえ「まあまあ、大人の事情に免じて許してよ」
 さやか「それなら心配御無用。これはDVD同梱版なんだ。DVDなら再生できるでしょう。さあ、このディスクを挿入してよ。インキュベーター」
 まどか「それ……わたしの決めセリフだよ。さやかちゃん」

 Qべえ「おっと。そろそろ時間だ。次の映像を流すよ。さあ、画面に注目してッ!」

 杏 子『奇跡ってのはタダじゃないんだ。希望を祈れば、それと同じぶんだけの絶望が撒き散らされる。そうやって差し引きをゼロにして世の中のバランスは成り立ってるんだよ』
 さやか『何でそんな話をわたしにするの? あんたは自分のことだけを考えて生きてるんでしょう。それなのにわたしの心配してくれるなんて変じゃない?」
 杏 子『あんたもあたしと同じ間違いから始まった。これ以上後悔するような生き方を続けるべきじゃない。そう思ったんだよ』
 さやか『後悔するような生き方……』
 杏 子『あんたは奇蹟の対価としては高過ぎるもんを支払ったんだ。だから、これからは釣り銭を取り戻すことを考えなよ』
 さやか『あんたみたいに?』
 杏 子『そうさ。あたしはそれをわきまえてるが、あんたは今も間違い続けてる。見てられないんだよ……そいつが』
 さやか『……。あんたのこと、いろいろと誤解してたみたいね。ごめん。誤解していた事は謝るわ』
 杏 子『別に謝らなくてもいいぜ。誤解なんて往々にしてあるもんだから』
 さやか『知らなかった。あんたが父親の為に魔法少女の契約を結び、家族の為に戦い続けてたんだって事』
 杏 子『でもさ、その独りよがりな考えが家族を壊しちまったんだ。馬鹿だよなぁ』
 さやか『ううん、そんな事ない。あんたは家族思いの子だと思う。聖女って……あんたのような娘(こ)を言うんだろうね』
 杏 子『あたしが聖女か。それなら惚れた男の為に魔法少女なった誰かさんは女神様かぁ?』
 さやか『そ、そんなじゃ……』
 杏 子『聖女と女神。いいカップリングじゃねえか。ちょいと唇を貸しな、用事がある』
 さやか『ちょっと。なにするのよ。やめ……んぐッ』
 杏 子『……』
 さやか『……』
 杏 子『ハァ。どうだ、聖女の口づけは』
 さやか『うん。よかった』
 杏 子『それだけか?』
 さやか『あんた、本当は素直で可愛い娘(こ)だったんだね。気に入ったわ。杏子はわたしの嫁になるのだぁ』


 さやか「ちょ、ちょ、ちょっと待てぇぇぇぇ。なによ、この映像」
 杏 子「あたしがさやかの嫁になる。わ、悪くないかも……」キュンキュンキュン
 さやか「バカッ。こんなMAD動画に3回も胸キュンするな」
 マ ミ「あらあら。ずいぶんと情熱的なのね、美樹さん」
 さやか「ち、違います。これは違います。マミさん」
 まどか「うわぁ。女の子同士のキス、はじめてみた。なんか……いいなぁ」キュン
 さやか「よくな~い」
 ほむら(なるほど。この手は使えそうね。まどかは本物の女神になった事があるのだから設定としては無理がないわ。まどかの唇、まどかの唇、まどかの唇……)キュン
 さやか「ちょっと、ほむら。あんたまで胸キュンしてるんじゃないわよ」
 Qべえ「おっと、再生する映像を間違えちゃった。これは門外不出のMAD動画だったよ。すまなかったね」
 さやか「そこの淫獣! こんな動画、いつ作ったの?」
 Qべえ「さあ、「魔界三重奏トリオ☆ザ・マイナー」でも見ようか。美樹さやか、ディスクを貸して」
 さやか「ごまかすなッ! わたしの質問に答えなさいよ」
 Qべえ「あんまり興奮しないで。少しは冷静になったどうだい」
 さやか「うるさい!」
 杏 子「な、なあ。さやか
 さやか「なによッρ(`O´*)」
 杏 子「よかったら……。あの続きをリアルプレイしてみないか? あたしの方は準備OKだ」キュン
 さやか「こ、こ、このバカッ! 真顔で恥ずかしい事を言ってるんじゃないわよ」
 杏 子(さやかは怒った顔も可愛いなぁ。ツンデレな恋人ってのも悪くなさそうだ)キュン
 マ ミ「どうしたの、杏子。さっきから胸キュンしてばかりね」
 ほむら「美樹さやかとキスする妄想にでもひたっているのでしょう。もう少しだけ夢を見させてあげましょう」
 まどか「うぇひひ。杏子ちゃんって純情なんだね」
 Qべえ(ここまで佐倉杏子の反応があるとは意外だった。露骨なMAD動画に狂喜するなんて……わけがわからないよ)

【総合「萌えポイント」発表】
 ・巴マミ(0)
 ・暁美ほむら(+30)
 ・美樹さやか(+40)
 ・佐倉杏子(+50)
 ・鹿目まどか(+60)


☆残り時間…19時間☆

 杏 子(ちくしょう。さっきのMAD動画で一気にポイントが加算されちまった。もう少し感情を抑えねぇとマズイな)
 ほむら(落ち着きなさい、ほむら。このままではポイントが加算される一方よ。もっと冷静になりなさい……。強力なライバルになると思っていた佐倉杏子は美樹さやかの映像で胸キュンを連発してくれた。彼女の映像で胸キュンする可能性が高いとなれば、これから大きくポイントに差をつける事もできるだろうし、勝算も高確率で見込めるわ)
 まどか「さやかちゃん、機嫌なおしなよ~」
 さやか「いやだッ。あの変態淫獣、正義の刃で一刀両断してやらないと気が済まない~」
 Qべえ「物騒だなぁ。この会議室では魔力が抑えられるから魔法少女に変身できないとわかってはいるけど、君の殺意に満ちた言葉は背筋をヒヤヒヤさせる。本当に斬りかかってきそうだからね。穏やかじゃない言動は慎んでほしいよ」
 杏 子「そんな言動をするのは誰のせいだと思ってんのさぁ」
 マ ミ「Qべえ。あまり余計な事は言わないの。口数が多い男子は嫌われるぞ」
 Qべえ「わかったよ、マミ」
 さやか「なによ。マミさんの言う事だけは素直に聞くのね」
 杏 子「マミは怒らすと怖いからだよ。だからQべえも絶対服従してるのさ」
 マ ミ「杏子。あまり人聞きの悪い事は言わないで頂戴」

 Qべえ「おっと、無駄話はここまで。次の映像を流すよ。さあ、画面に注目してッ!」

 ほむら『鹿目まどかさん。貴女がこのクラスの保健係よね』
 まどか『そ、そうだけど』
 ほむら『転校初日で緊張しすぎたせいかしら、少し気分が悪くなってしまったの。保健室に連れてってもらえるかしら』
 まどか『あのぅ……。その……。どうして私が保健係だって知っているの?』
 ほむら『早乙女先生から聞いたの。連れてって貰える? 保健室へ』
 まどか『う、うん。それじゃ案内するね』
 連れだって教室を出る二人。
 校内の地理に疎そうな発言とは裏腹に、ほむらまどかの案内も乞わず歩き出した。
 ほむら『こっちよね、保健室は』
 まどか『そ、そうだけど……』
 しばらく無言で歩く二人。
 まどか『あ、暁美さん?』
 ほむら『ほむらでいいわ』
 まどか『ほむら……ちゃん』
 ほむら『なにかしら?』
 まどか『わたしの案内、必要だったのかなぁ? この先が保健室なんだけど……』
 ほむら『知ってるわ』
 まどか『え? それじゃ、どうして案内してくれって言ったの?』
 ほむら『あなただけに話があるからよ』
 まどか『わたしだけに……話が?』
 保健室の前に着いた二人。
 ドアを開けて中へ入るが誰もいない。
 まどか『あれ? 変だなぁ。誰もいないや。いつもは保健の瀬川先生がいるはずなのに』
 アコーディオン・カーテンを広げ、その奥に設置されたベッドまで進むほむら
 その後に続くまどか
 ほむら『瀬川おんぷ。彼女には席を外してもらったわ』
 まどか『席を外してもらったって……。どういう事なの、ほむらちゃん』
 ほむら『こう言う事よ、まどか
 まどかをベッドの上へ押し倒すほむら
 まどか『え? ひゃん』
 ほむら『まどか、あなたを愛しているわ。貴女はわたしの獲物よ。貴女だけの物になればいい』
 まどか『や、やめてよ。ほむらちゃん。わたしたち女の子同士だよ』
 ほむら『だからどうしたの? 愛に性別は関係ないわ』
 まどか『やめて。やめてよ、ほむらちゃん』
 ほむら『心配しないで。ここは学校だから派手な事はしない。貞操の無事だけは保証するわ』
 まどか『どうして……。ほむらちゃんは……どうして、こんなひどい事をするの?』
 ほむら『あなたを愛しているからよ。鹿目まどか
 まどか『こ、こんなのってないよ……。こんなの絶対おかしいよ』
 ほむら『さあ、二人だけの午後を楽しみましょう』


 さやか「うわ~。積極的だねぇ、ほむら
 まどか「ひどいよ~、Qべえ。こんな動画を作るなんてぇ」
 ほむら(こ、この展開……虚像とわかっていても……胸のトキメキが抑えられない……」キュンキュンキュンキュンキュン
 マ ミ「これも作られた映像なの?」
 まどか「は、はい」
 杏 子「おい、ほむら。おいッ。しっかりしろ。……。駄目だ。妄想モードに突入しやがった」
 さやか「凄い勢いで萌えポイントが溜まっていくわね」
 まどか「ほ、ほむらちゃん……」
 Qべえ「おやおや、また間違えちゃった。これも僕が作った秘蔵のMAD動画なんだよ」
 マ ミ「Qべえ。このやり方は卑怯じゃない? CG処理やハメコミ編集、音声ミキシングで改変した映像を意図的に流すなんて感心できた話じゃないわ」
 Qべえ「……」
 マ ミ「さっきは杏子、今度は暁美さん。二人とも胸キュンさせ難い相手よね。彼女たちにポイントを加算させる為の手段としては有効でも、これでは公平性に欠けるわ」
 さやか「そうだ、そうだ。マミさんの言う通りだ~」
 まどか「あんまりだよ。こんなのひど過ぎるよ」
 杏 子「ふざけんじゃねぞ、てめぇ! さっきからインチキ映像ばかり使いやがって」
 ほむら「まどか……。まどか……。まどか……」キュンキュンキュン
 杏 子「おい、ほむら。正気に戻れ。おいッ」
 Qべえ「確かに僕が悪かった。ごめん。やりすぎたみたいだ。心から謝るよ。これからは変な小細工はしない」
 マ ミ「本当ね。約束よ」
 Qべえ「うん。約束するよ」
 杏 子「まったく。マミはQべえに甘いんだからなぁ……」
 Qべえ(この反応は予想外だったなぁ。暁美ほむらの煩悩は計り知れないよ……)

【総合「萌えポイント」発表】
 ・巴マミ(0)
 ・美樹さやか(+40)
 ・佐倉杏子(+50)
 ・鹿目まどか(+60)
 ・暁美ほむら(+110)


⇒ To be continued
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