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2017-10

「魔法少女まどか☆マギカ Another」  日常小景(コント集)

【はじめに】
 今回も「魔法少女まどか☆マギカ」ネタです。今までとは違うショート・ショート形式で話を作ってみました。
 センスが問われる分野だけに苦労しましたが、少ない知恵を絞って書いた6話(+1)、最後まで御笑覧頂ければ幸いです。
 以上、ショート・ショートという事で前書きも短く纏めてみました。


<KYまどかちゃん>

 杏 子「付き合いきれねぇッてんなら無理強いはしない。結構、危ない橋を渡るわけだしね。あたしも、絶対何があっても守ってやる、なんて約束はできねぇし」
 杏子から美樹さやか救出作戦の話を持ちかけられたまどか
 危険度の高いミッションだが、まどかは臆せず協力を申し出た。
 まどか「ううん、手伝う。手伝わせてほしい」
 歩を進めて手を差し伸べ、微笑みながら自己紹介をする。
 まどか「私、鹿目まどか」
 杏 子「……。ったくもう、調子狂うよな、ホント」
 まどか「え?」
 杏 子「佐倉杏子だ。よろしくね」
 照れ笑いを浮かべながらまどかに近づき、杏子は挨拶を返しながら麩菓子を差し出した。
 まどか「あッ……。わ、わたし、パサパサしたお菓子嫌いなの。ごめんね」
 杏 子「……」


<ゲームセンターでマミる>

 UFOキャッチャーに挑戦中のさやか
 さやか「よしッ! アームが首に引っ掛かった。そのまま一気に持ち上げろ。落ちるなよ~。そのまま、そのまま。マミさん人形、なんとしてもGETさせてぇ」
 狙っていた巴マミ人形の首をクレーンの爪が掴み、そのまま宙に吊り上げる。
 まどか「さすがさやかちゃん。上手だねぇ」
 ギャラリーのまどかさやかの技術を褒めた。
 その時……。
 突然の停電によって店内のゲーム機は一斉に強制終了。UFOキャッチャーのクレーンも動きを止めた。
 さやか「なに? 停電? 勘弁してよ~」
 まどか「ね、ねえ、さやか……ちゃん」
 さやか「どうしたの、まどか?」
 まどか「あれ。ちょっと見て」
 さやか「ん? ……。えぇぇ。こ、これは……」
 ガラス越しの向こう側では、クレーンの爪に首を掴まれた巴マミ人形が宙吊りになっている。
 まどか「どこかで見た記憶がない? さやかちゃん」
 さやか「あ、あれでしょう……。よかった~、マミさんがいなくって」
 まどか「マミさん人形だけに……」
 さやか「シャレになんないわよね……」


まどかの願い事>

 Qべぇ「僕と契約して魔法少女になって欲しいんだ。その代価として、僕は君たちの願い事を一つだけ叶えてあげる」
 まどか「あなたと魔法少女の契約をすれば、どんな願い事でも叶えてくれるの?」
 さやか「た、例えばさぁ、金銀財宝とか、不老不死とか、満漢全席とかでもOKなわけ?」
 Qべぇ「なんだってかまわない。どんな奇跡だって起こしてあげられるよ」(なんという単細胞……。この程度の願い事しか思いつかないなんて知能指数が知れるね。まあ、そんな願い事で契約が成立すれば安いもので助かるけど)
 まどか「本当にどんな願いでも叶えてくれるんだね。嘘じゃないね」
 Qべぇ「もちろんだよ。ただし、願い事の数を増やす事はできないからね」
 さやか「な~んだ」
 Qべぇ(つくづく残念な娘(こ)だ……)
 まどか「それじゃ、わたしのお願いを言うよ」
 Qべぇ「さあ、願い事を!」
 まどか「ソウルジェムが持つ負の要素を全て消し去って」
 Qべぇ「え?」
 さやか「お~。そうきましたか」
 まどか「ほむらちゃんから聞いたよ、ソウルジェムの事。そして、あなたの本性も」
 Qべぇ(こ、これは誤算だ。事情通の暁美ほむらと早くも接触していたなんて……)
 まどか「さあ、願いを叶えてよ。インキュベーター」
 Qべぇ「え、ええと……。その~」
 まどか「願いを叶えてくれるのか、くれないのか、声に出してハッキリ言って頂戴。インキュベーター!」
 さやか(ま、まどか。そのセリフは漫画が違うよ……)


<ほんと……バカ>
 
 教 師「それじゃ、次は美樹さん。第三節から最後まで読んでもらえるかしら」
 さやか「は、はいッ」
 国語教師に指名されたさやかは席を立ち、指示された箇所を朗読した。
 さやか「……。……。気(き)まずい雰囲気(ふいんき)が一座(いちざ)を支配(しはい)した。ややあって、和尚(おしょう)が我(われ)に返(かえ)ると周囲(しゅうい)には闇(やみ)が広(ひろ)がるばかりであった」
 教 師「はい、どうもありがとう」
 朗読を終えて着席するさやか。彼女に向かって教師が言った。
 教 師「さすが「魔法少女まどか☆マギカ」の出演者ね。語り口調は滑らかだし、発音も大変聞き易かったわ」
 まどか「(小声で)すご~い、さやかちゃん。先生に褒められるなんて」
 さやか「(小声で)サンキュウ、まどか
 教 師「美樹さん、一つだけ注意点よ。雰囲気は『ふいんき』ではなく『ふんいき』と読みましょうね。発音のし易さから『ふいんき』と覚えてしまう人も多いけど、正しくは『ふんいき』ですから注意しましょう」
 さやか(えぇぇぇ。『ふいんき』って間違いだったの~。お、大勢の前で恥かいたぁ……)
 まどか「(小声で)わ、わたしも『ふいんき』かと思ってた。また一つ勉強になったね、さやかちゃん」
 さやか(あんなにBL物のラノベを読んでるのに、こんな漢字も読めないなんて……。わたしって、ほんと……バカ……)


<マミさんの幸せ>

 マ ミ「体が軽い……。こんなに幸せな気持ちは初めてだわ」
 杏 子「ケーキと紅茶を断ってダイエットに精を出した甲斐があったじゃねえか。これで明日の身体測定も心配いらねえな」
 マ ミ「もう、体重計だって怖くない」
 杏 子「しかし、マミが体重を気にしてたなんて知らなかったぜ。まあ、ケーキに紅茶のティータイム三昧じゃ太るのも当然だがな」
 マ ミ「……。可愛い後輩に格好悪いスタイルを見せられないでしょう」


<ほむほむの誤算>

 ほむら「鹿目まどかさん。貴女がこのクラスの保健係よね」
 まどか「え?」
 ほむら「連れてってもらえる? 保健室。何だか緊張しすぎたみたいで少し気分が悪いのよ」
 さやか「そう。それなら案内するわ、転校生」
 ほむら「わたしは保健係に頼んでいるの」
 さやか「このクラスの保健係はわたし。美樹さやかよ」
 ほむら「え? そんな筈ない。早乙女先生から聞いたのよ、鹿目まどかさんが保健係だって」
 さやか「それは去年の三学期よ。早乙女先生、去年から引き継ぎで受け持ちやってるから間違えたんじゃないの? ほら、行くわよ」
 ほむら「いや! あなたとは行きたくない……。か、鹿目さぁぁぁん!!」
 まどか「ごめんなさい……。アドリブができない子で……ごめんなさい。こんな時、どういうリアクションすればいいのか分からないの」


<番外編:クロスオーバー>

 DIO「無駄だ。貴様は将棋やチェスで言うチェックメイトにハマったのだ!」
 承太郎「なにぃぃぃ」
 DIO「ザ・ワールド。時よ止まれ」
 !!
 承太郎(・・・・・・)
 DIO「ハッハハハハ。このナイフの束が見えるか、承太郎? 見えている事が逆に恐怖だろう。WRYYYYY。無駄無駄無駄無駄ァァァァ」
 承太郎(野郎……。なんて事を思いつきやがる。俺のスタープラチナが動ける時間は一秒程度。その限られた時間で全てのナイフを叩き落とす事はできねぇ。こいつは……マジでやばいぜ)
 DIO「このDIOが投げた二十八本のナイフ、全て叩き落とす事ができるかな? 承太郎」
 承太郎(チッ。しかたねえ、動くのは今だ)「うおぉぉぉぉ。オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァァァ……」
 DIO「どうやら動ける時間を使い果たしたようだな。やはり全てのナイフを叩き落とす事はできなかったか。3……2……1……。そして時は動き出す」
 承太郎「ハッ!」
 DIO「死ねぃ、承た……」
 ほむら「時よ、止まれ」
 !!
 DIO(・・・・・・・)
 承太郎(・・・・・・・)
 ほむら「彼がDIO……。あまりの小者ぶりにヘドが出るわ。別作品への介入と干渉は禁じられているけれど、あまりにチキンな時間停止能力の使い方は許せない」
 DIO(・・・・・・・)
 承太郎(・・・・・・・)
 ほむら「このナイフ、よく切れそうね。貰っておくわよ」
 DIO(・・・・・・・)
 承太郎(・・・・・・・)
 ほむら「聞こえないと思うけれど言っておくわ。時間を止める能力は宿命の呪縛と対峙する覚悟がある魔法少女だけのもの。貴方には時を止める資格なんてない。時間停止能力を軽んじた貴方は死ぬしかないわね」
 DIO(・・・・・・・)
 承太郎(・・・・・・・)
 ほむら「ほむほむほむほむほむほむ(中略)ほむほむほむほむぅぅぅぅ。これくらいでいいかしら」
 DIO(・・・・・・・)
 承太郎(・・・・・・・)
 ほむら(この辺まで走れば見つからないわね。時間停止解除!)
 DIO「グギャァァァ!」
 承太郎「ハッ。な、なんだ……。DIOが通りの向こうまで吹っ飛んでやがる。なにが起こったんだ」
 DIO「うぐぅぅ。こ、このDIOが……立てんだと……。今の攻撃、承太郎ではない。な、何者のしわざだ……。ゴハァ。は、吐き気。まさか……オ、オレの脳細胞が破壊されたというのか……」
 承太郎「野郎……。DIOォォォ」
 DIO「ぐっ……」
 承太郎「どうやら何者かが助けてくれたらしい。危機一髪だったぜ」
 DIO「……」
 承太郎「テメエの悪運も尽きた。このまま夜明けまでテメエを殴り続け、朝陽を浴びせてチリにするのが賢明なやり方のようだな」
 DIO「こ、こ、このDIOがぁぁぁぁ。こんなわけの分からない敗北を喫するとは」
 承太郎「あきらめな」
 DIO「ひいぃぃぃ。やめろ。それ以上……オレに……近付くなぁぁぁぁ」
 ほむら「悲しみと憎しみばかりを繰り返す救いようのない世界ね。でも、あの子が守ろうとした場所に比べれば大した事はないわ」


【あとがき】
 「時間」に関する能力がキーワードとなる作品同士の強引なクロスオーバーネタ(「魔法少女まどか☆マギカ」&「ジョジョの奇妙な冒険Part3 スターダストクルセイダース」)で締めました。かなり無理のある内容かも知れませんが、余禄という事で御容赦下さい(DIOのセリフは主にCDブック版を参考にしています)。
 O・ヘンリーの諸作に見られるようなオチの意外性を狙った作品はありませんが、原作アニメのセリフを利用したコントとして読み流して下さい。
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