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2017-06

【晩春の特別企画】  リリお嬢様の受難 ~第3回~

≪第3話 【The King of Iron Fist Tournament】Bブロック決勝戦≫

 「The King of Iron Fist Tournament 5」Bブロックは注目の対戦カードこそ少なかったが、初出場となるモナコ出身の美少女ファイターの参戦が人々の話題を集めていた。
 彼女の名前はリリ。
 どこか幼さの残る容姿とは裏腹に、若干16歳で世界予選4位通過の好成績を記録して本戦進出を果たした実力派ファイターでもある。
 戦闘スタイルは我流と言うが、ダンスを踊るような動きと予測不能な攻撃パターンには少しの無駄も隙もない。
 第1回戦でポール・フェニックスを1ラウンドKOし、第2回戦ではマーシャル・ロウを複合関節技でTKOさせた。
 試合を見ていた観客によれば、「ポールは破壊力の大きな技を連発して短時間で決着させる戦い方を得意とするが、これらの大技は外した際の隙も大きく、そこを攻め込まれて無様なKO負けをした」そうであり、「ロウの攻撃は一発一発が軽く、相手の急所を攻めて確実にダメージを与える戦法しかない。格闘家としてのキャリアが長く戦闘経験は豊富だが、逆に試合映像の数も多く、対戦相手は対処方法を見つけ易い。リリは格闘センスが良いのかロウの攻撃を全て見切り、両足と首を極める複合関節技でタップを奪った」との事だ。

 陽光輝く真夏のリゾートホテル。果てしなく広がる巨大なプールを囲うプールサイドがBブロック代表決定戦のステージに選ばれた。
 逃げる気になればプールサイドの続く限り逃げる事ができ、プールにダイブして水中へ非難する事も許されている(ただし、20カウント以内にプールから出なければリングアウト負けとなってしまう)。
 格闘大会に不向きな場所ではあるが、主催者側の意向なので出場者は文句が言えない。
 地面を硬いコンクリートに固められ、午後の陽射しを照り返しながら熱を周囲に放出する試合会場にBGMが流れ、観客達はザワめくのを止めた。
 いよいよ、Bブロック代表決定戦に臨む選手2名の入場である。

 Bブロック代表の座を賭けた第3回戦はリリとキングの対戦に決まった。
 リリは華奢な体格の少女だが、「The King of Iron Fist Tournament」の常連出場者であるポール・フェニックスやマーシャル・ロウを相手に余裕の勝利を収めており、意外なダーク・ホースとして注目されている。
 一方のキングは豪快なプロレス技で対戦相手をKOさせるパワーファイター。ベテランのプロレスラーだった初代キングからマスクを引き継いだ2代目ではあるが、実戦経験が不足している以外、その実力は初代と比べても何ら遜色がないともファンの間で囁かれている。

 20**年7月15日。午後1時。
 東側のEast Entranceからリリ、西側のWest Entranceからキングが姿を現わした。
 炎天下、両者はステージ中央に向かって歩を進める。
 あまりの暑さに辟易したのか、それともプールサイドでの試合という事を考慮したのか、彼女はグリーンの水着を着用していた。
 豊満な胸を下から覆い被せるように隠しているトップス、際どいVラインを見せるビキニパンツ。そして、腕には丸い金属製のリング。
 肌の色は健康的に日焼けしており、白蝋のような肌とは違った色気を醸し出している。
 ファッションモデルが新作水着をアピールしに来たのかと思われるリリの入場に、男性ギャラリーは思い思いのヤジを飛ばした。
 「おお~。これは何の出し物だ? 試合前にファッションショーが見られるなんて粋な演出をしてくれるぜ」
 「対戦ステージに合わせてコスチュームもコーディネイトするとは、さすがオシャレなお嬢様」
 「あの肌の色、たまらないねぇ。健康的に日焼けしたリリも悪くないな」
 「Bブロック最後の試合でリリちゃんの水着を拝めるとはラッキーだよなぁ」
 「あの衣装で関節技を仕掛けられたら……」
 「キングゥ~。今回もバシッと大技で極めてくれぇ。できれば、マッスルバスターでなぁ~」
 しかし、リリは外野のヤジに動じた様子も見せず、逆に挑発するような歩き方でプールサイド中央まで歩ききった。

 炎天下、初めて顔を合わせたリリとキング。
 レフェリーが二人に注意事項を説明するが、毎度の事なのでリリは耳を貸さなかった。
 「……以上です。それでは両者、定位置まで離れて下さい」
 「ガウ(分かった)」
 「分かったわ」
 ステージ中央に設定された位置から数歩下がるリリとキング。
 ギャラリーに向かって何やら説明しているレフェリーを見つめるキングに向かい、リリは人さし指を向けながら自身満々に言い放った。
 「How Long Can You Stand My Attacks?(あなたは何発で倒れてくれるのかしら?)」

リリ「あなたは何発で倒れてくれるのかしら?」
(C)まてきち

 しばらくするとスピーカーから流れていたBGMがピタリと止み、ギャラリーに何か言っていたレフェリーが二人の方に向き直った。
 いよいよ試合開始である。
 「それでは第1ラウンド、Ready……Fight!」



 Aブロック代表決定戦 キング選手に軍配!
  お嬢様ファイター、屈辱のKO☆  1Rのスピード決着

 10日間にわたる「The King of Iron Fist Tournament 5」Bブロックの全試合が昨日の午後2時をもって終了した。
 最後までコマを進めたのは、モナコ出身のリリ選手(初出場)とキング選手(出身地非公開・出場3回目)。
 この試合はBブロック(総勢8名)代表決定戦であり、勝者はAブロック代表と決勝進出を賭けて戦う権利を得る事ができる。
 破竹の勢いで勝ちを拾ってきたリリ選手だが、やはり実戦経験不足と基本体力の差は如何ともし難(がた)く、2分19秒でキング選手に屈辱のKO負けを喫してしまった。

 炎天下のプールサイドを舞台に繰り広げられた代表決定戦はキング選手の一方的な試合運びで幕を閉じたのだが、不謹慎を承知で書かせてもらえば、この試合展開に喜んだのは私一人ではなかったように思う。
 それと言うのも、リリ選手は肌の露出が多い水着スタイルで試合に臨み、結果として破廉恥な姿をギャラリーの前で晒す結果になったからである(試合中のヴィジョンが目に焼き付いて離れず、今も興奮を引きずっている。客観的なレポートにならず、文章がおかしくなってしまったら許して欲しい)。

 当日のギャラリーは男性が圧倒的に多く、しかも壁やフェンスなどの視界を遮る障害物のない開かれた対戦ステージという事もあり、これまでの観戦で最もよく試合を見る事ができた。
 この好条件に加え、リリ選手への注目度が高まっている事も作用してか、この試合の観戦チケット入手は困難を極めたと聞く。
 運よくチケットが手に入った私は幸運に恵まれていたと言えるだろうが、それ以上にリリ選手の凄い恰好を真っ正面アングルで見られた事の方が嬉しい。

 こう先走った事を書いても試合を見られなかった方には意味不明だと思うので、順を追って説明しよう。
 試合開始直後、リリ選手が先制攻撃を仕掛けた。
 得意の足技で相手を翻弄しながらも的確に1発1発をヒットさせる実力は「The King of Iron Fist Tournament 5」初出場者に思えず、さすがBブロック代表決定戦へ進出しただけの事はある。

 しかし、体が資本のプロレスラーだけあってキング選手は強かった。リリ選手の理想の打点を紙一重でズラしていたのだろう、大したダメージは受けていなかったらしい。
 右足を軸にして体を回転させ、スピードをのせたリリ選手のスピンキックを難なく両手で捕えたキング選手。そのままリリ選手の左足首を捻りながら、同時に軸となっている右足を払って転倒させた。
 硬いコンクリートの地面に体を叩きつけられたリリ選手は苦悶の表情で呻いていたが、そこへ容赦ないキング選手の追い打ちが炸裂。
 なんと……仰向けにダウンしたリリ選手の両足を大きく開かせ、股間にヘッドバッドをくらわせたのだ!!!

 これは見ている側も痛かった。ギャラリーの9割が男性だったので、私以外にも想像を絶する痛みを頭の中で思い描いた方もいた事だろう。
 ましては股間は女性にとっても急所。そこにヘッドバッドをくらったのでは勝負は見えたも同然だった。
 実際、この攻撃でリリ選手は立ちあがる気力さえも失ったらしく、股間を押さえながら苦しそうに呻いていたのだから。

 この時点でリリ選手の負けは確定していたが、念には念をと思ったのか、キング選手はトドメの駄目押しにうつった。
 キング選手は脂汗を浮かべながら悶絶するリリ選手の体を大股開きの格好で担ぎ上げ、両膝のバネを利用して勢いよく飛び上がった。
 常人離れした大技に誰もが茫然とするなか、キング選手が尻から着地する形で空から降ってきた(大袈裟ではなく、本当に「降ってきた」という表現がピッタリな技だった)。
 あまりの衝撃に耐えかねたのか硬いコンクリートの地面に亀裂が入り、ひどい所では地面を覆っていたコンクリートが大破して破片を周囲に飛び散らしている。

 もう、お分かりだろう。先に述べた「リリ選手の凄い恰好を真っ正面アングルで見られた」とは、マッスルバスターをくらった姿なのだ。
 暑さに蒸れたのか、それとも脂汗か、ジットリとしめった股間を覆う緑色のビキニが網膜に記録され、今も目を閉じれば当時の映像が鮮明に蘇るが……その事をクドクド述べるとキリがなくなるので止めておこう。

 いずれにしろ、か弱い乙女が股間攻撃とマッスルバスターのコンビネーションに耐えられる筈がなく、着地の衝撃で気を失ったリリ選手のKO負けで試合は終了した。
 TV中継が危ぶまれる試合内容だけに結果報告しか放送されないと思うが、ネット番組のプレミア映像として配信される事を強く希望したい。

 最後に特別プレゼント画像をブログ閲覧者へ配布しよう。
 あるルートから手に入れた、マッスルバスターによる試合決着の瞬間を捉えた写真である。
 写真提供者のM氏は多くを語らず、どのような経緯で撮られた写真かは不明だが、上から見下ろすアングルという事を考えると一般ギャラリーが撮影したのではなさそうだ。
 撮影者が誰であれ貴重な写真には違いない。M氏に感謝しつつ、この画像をアップする。

キングの得意技、マッスルバスターがリリに炸裂【写真撮影:M氏】
(C)まてきち

 おかげ様で「The King of Iron Fist Tournament 5」観戦レポートも4回目となった。拙い観戦記録を読みにブログへアクセスしてくれる方々に感謝しながら、この辺で筆を置かせて頂く。
 次回の観戦はCブロックの第2試合、日本出身!の風間飛鳥選手(初出場)とブラジル出身のクリスティ・モンテイロ選手(出場3回目)となる。
 レポートのアップは試合翌日の**日になると思うので、それまで御機嫌よう。

<ある格闘技ファンのブログ記事「レポート 『The King of Iron Fist Tournament』速報(4)」より>



【あとがき】
 猛暑続きの夏本番にも関わらず、タイトルが「晩春の特別企画」となっているのは変かも知れませんが……諸事情による企画遅延という事で御了承下さい。
 今回のSSは「三人称視点で始まり、一人称視点の「The King of Iron Fist Tournament」観戦記で終わらせる」構成にしてみました。
 書き始めた当初、この構成は難易度が高過ぎて自分の手には余るかと思っていたのですが、まてきち氏に描いて頂いた刺激的なイラストを見ていると不思議に道が開け、予想よりもスムーズに書けました。
 健康的に日焼けした肉感的なボディと際どい水着。この組み合わせによるマッスルバスターの技絵は(いろいろな意味で)破壊力抜群のイラストと言えるでしょう。
 御自身の予定を調節してまで御寄稿下さったまてきち氏に改めて御礼申し上げます。どうもありがとうございました。
 マッスルバスターで大ダメージを負ったリリの描写がアッサリし過ぎてしまい、リョナっぽい感じが文字では伝わり辛かった点が心残りですが、下手に書き加えると無駄に話が長くなってしまいそうなので加筆は止めておきます。
 まてきち氏はWEBサイトやブログを運営されておりませんが、pixivへ様々なイラストを発表されています。
 pixivへ登録されている方はイラストの下に記されている作者名をクリックして下さい。まてきち氏の管理ページへアクセスする事ができます。
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コメント

[色:990000]色付きの文字[/色v-10]今晩はエロビキニえっちです
おやすみなさい

ビキニ水着のリリ

 この衣装はエロチックですよね。私は立ち絵を見て一目惚れしました。
 水着姿でのマッスルバスター、想像以上の破壊力(?)です。
 パンモロは拝めませんが、これはこれで開脚のエロスを堪能できました。

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