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2017-09

風呂に浮かぶ美人助手(島田一男「死蝋の市場」より)

 ドラマ化もされた「事件記者」シリーズの原作者として有名な島田一男氏は、昭和30年代から昭和40年代にかけ、腕っ節の強い弁護士・南郷次郎を主役にした作品を数多く発表しました。
 当時の性風俗や時事ネタを巧みに取り込み、スリラー重視の推理小説として軽く読む事ができます。
 南郷弁護士の事務所には金丸京子と言う美人助手がおり、彼女は事務仕事を切り盛りする他、時には南郷の助手として事件の捜査に協力します。

 第3長編「死蝋の市場」には、秘密クラブの謎を追う京子が捕えられ、全裸姿で体中に蝋燭を立てたまま岩風呂に浮かべられる辱めを受ける場面が見られました。
 この時、京子は意識を失っており、自分の恥ずかしい恰好に羞恥する事はありませんでしたが、あられもない助手の姿を目にした南郷弁護士は激怒し、京子を辱めた女性を睨みつけます。
 結局、南郷は相手のトリックに引っ掛かり、秘密クラブの関係者を取り逃がしてしまいますが……。
 美人助手が辱められる場面、島田氏は以下のように描写しています。


 なんということだろう! 信じられない! 信じられないが、現実に見ているのだ。両の乳房に立てたローソクが“生きづくり”の女の顔を照らしている。――助手の京子だった!
≪光文社文庫『死蝋の市場』P181≫

 “あんこう”のお千鶴も、“鯨のしお吹き”のハルミも、“淀の水車”の悦子も、その他の裸女たちも、闇の中へとけこんでしまった。
 ただ、体のあちらこちらへローソクをローソクを立てている京子の白い顔と胸と腹だけが、暗がりの中にいちだんと白く浮きあがっている。

 【中略】
 「――行きましょう……」
 竜子が、南郷弁護士の腕に手をかけた。
 ――だが、行けるはずはないじゃないか、触台にされた京子が、まだ、水に浮かんでいるのだ……。

≪光文社文庫『死蝋の市場』P184≫
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