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2017-06

戦う女性超人フィオナ

 2001年から2007年にかけ、集英社の雑誌2誌では「キン肉マンⅡ世」が同時連載されていました。
 オリジナル版は1998年から2004年の夏まで『週刊プレイボーイ』へ連載され、一時的な休載を経て「キン肉マンⅡ世 究極の超人タッグ編」の連載が始まりました(こちら現在も連載中)。
 一方、『Vジャンプ』へ連載された「キン肉マンⅡ世 ~オール超人大進撃~」は少年読者向け作品として残虐表現やエロチックな描写が控えられており、超人レスリングの場面に重点が置かれていました。
 基礎設定に共通点があるものの、『週刊プレイボーイ』版と『Vジャンプ』版は別内容の作品になっています。

 原作者のゆでたまご氏は女性を描くのが苦手なのか、前作「キン肉マン」を含めても女性の主要登場人物や女性超人は全体の1割にも満たない少なさです(無名の脇役、アニメ版オリジナルキャラクターは除きます)。
 キン肉サユリ(=キン肉マンの母親)、ビビンバ、二階堂マリ、翔野ナツ子、二階堂凛子、ジャクリーン・マッスル、イボンヌ(=アシュラマンの妻)、OKAN、フィオナ……。
 カウント漏れがあるかも知れませんが、それでも10名を超えれば御の字でしょう。

 オリジナル版では皆無だった女性超人による試合場面ですが、意外な事に少年読者向け作品「キン肉マンⅡ世 ~オール超人大進撃~」の方で描かれています。
 コミックス全4巻のうち約3巻分を費やして展開される「超人一等祭編」では、ロシア代表のOKAN、ルーマニア代表のフィオナによる試合場面が見られました。
 前者については紹介を控えますが、後者は特に人気が高いキャラクターなので、試合シーンの画像を含めて詳しく紹介したいと思います。

 フィオナの初登場は、第21話「泣く子も黙る! “超人一等祭”開催!!」。コミックスでの活躍は第2巻で読めます。
 もともとは読者募集から選ばれた超人で、彼女は福井県・辰巳朋子氏のアイディアから誕生しました。
 漫画への採用が決定した際、左腕にあった「VENUS」のタトゥーが消されています。

戦う女性超人フィオナ(ルーマニア出身) 可愛い容姿に似合わない「地獄の妖精(ディーバ)」の異名を持つ 「超人一等祭」トーナメント
(C)ゆでたまご/集英社

 ただ1人の女性超人として「超人一等祭」にエントリーし、妨害を受けつつも見事に予選を突破。決勝トーナメントへ進出しました。

過酷な予選競技に耐えつつ、卑劣な妨害にも屈しないフィオナ
(C)ゆでたまご/集英社

 フィオナの試合シーンは第26話と第27話で展開されたザ・ドゥームマンとの戦いで描かれています。
 「超人一等祭」の予選競技終了後、宇宙初の女性超人チャンプを目指すフィオナはザ・ドゥームマンの女性蔑視発言に怒りを覚え、この時の因縁から決勝トーナメントでの対戦相手にザ・ドゥームマンを選んだのでした。
 フィオナとザ・ドゥームマンの試合は連載2回分で決着がついてしまいますが、臆する事なく強敵に立ち向かい、満身創痍となりながらも試合を捨てずに戦い続ける勇姿をフィオナは見せてくれました。

因縁の対決、ザ・ドゥームマンVSフィオナ 試合会場へ堂々の入場
(C)ゆでたまご/集英社

 試合序盤から休みない猛攻撃を仕掛けるフィオは防戦一方のザ・ドゥームマンを容赦なく攻め続けます。
 夢と誇り、そして自分の実力を信じるフィオナの強さは本物で、しなやかな動きで相手を翻弄しながら、三つ編みにした髪の毛さえも攻撃に利用して攻撃の手を休めません。
 試合はフィオナ有利の状態で進行すると思われたのですが……。

女性戦闘超人のプライドをたぎらせ、先制攻撃を仕掛けるフィオナ 三つ編みを巧みに操り、ドゥームマンを翻弄 攻撃の手を休めないフィオナだが、ドゥームマンは一瞬のスキを狙っていた
(C)ゆでたまご/集英社

 三つ編みを利用したブレイド・センセーションでザ・ドゥームマンを場外へ転落させたフィオナは、ラ・ケプラータで一気に決着を試みますが、球体に変身したザ・ドゥームマンの反撃を受けてしまいます。
 そして、ここからザ・ドゥームマンの逆襲がスタート。
 突進技ドゥームボールでフィオナの腹部を攻撃した後、勢いにのって建物の壁に激突させます。
 大ダメージを負いながらも必死の反撃に出たフィオナですが、技をかわされ、アルマゲドン・ハンマーで背骨を痛めつけられてしまいました。

ドゥームマンの反撃開始 ドゥームボールの直撃で大ダメージを負ったフィオナ ドゥームマンのアルマゲドン・ハンマーが華奢なフィオナの背骨を直撃
(C)ゆでたまご/集英社

 満身創痍のフィオナは渾身の力を振り絞って立ち上がり、傷ついた体でザ・ドゥームマンに向かって行きます。
 一方、余裕のザ・ドゥームマンは距離をとって再び球体に変形し、フィオナに反撃の隙を見せません。
 奮戦するフィオナを嘲笑うかのように、ザ・ドゥームマンは鋭い4枚刃を利用したメテオ・スライサーで彼女にトドメの一撃を与えました。
 上半身の衣装を切り裂かれたフィオナは場外へ吹っ飛ばされ、そのまま意識を失いKO負けの判定を下されます。

不屈の闘志で立ち上がるフィオナだが……. メテオ・スライサーがフィオナの衣裳を切り裂く フィオナ、無念の敗北
(C)ゆでたまご/集英社

 以上、フィオナの試合場面を駆け足で紹介してみました。
 これ以降はフィオナの出番がなく、決勝でのザ・ドゥームマン戦に尻込みするキン肉万太郎をOKANが叱咤する場面で敗北シーンと苦しみながら病院で治療をうける姿が見られる程度です。

ザ・ドゥームマン攻略のヒントを示唆するOKANのアドバイス 万太郎を諭すOKAN
(C)ゆでたまご/集英社

 オリジナル版と違い、こちらはコミックス全巻が絶版となっているので簡単に読む事は叶いません。
 リサイクル古書店でも意外と見つからず、フィオナが出てくるせいか分かりませんが第2巻は特に見つかりにくいとも聞きます。
 もし見かけたら、すぐに購入される事をお薦めします。
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コメント

新さんへ。

拝啓。
昨年度は
大変お世話になりました。
大阪の『喜多村。』です。
さて万太郎の
『フィオナ』嬢。
もし新さん
彩色(カラー)版フィオナ嬢
見たいのならば
マスパンマン氏の
『マッスルパンチ』を訪ねられると
良いでしょう。

ジャクリーンのファンアート

 マスパンマン氏の「マッスルパンチ」は存じておりました。
 イラストだけでなく、コミックスの感想もあり、充実したコンテンツに「キン肉マン」作品への愛情を感じます。

 マスパンマン氏には、カオスのイラストが素晴らしかったので感想をお送りした事がありました。
 ジャクリーン、シバ、フィオナの試合場面を描いたファンアートは数が少なく、マスパンマン氏の活動を応援しております。

ビビンバちゃん

色付きの文字v-442ビビンバちゃんお願いします
キン肉マンにっレオタード切り裂かれるんですよ新京史朗さん

ビビンバの画像

 レオタードを切り裂かれるビビンバとは、なかなか渋い所をつきますね。
 子供の頃、このシーン(JC7巻)を見て興奮しました……。
 コミックスを手放してしまったので画像を用意できるか分かりませんが、取り上げたいネタではあります。

ゆで先生にはカナディやレオパルドンの事も忘れないで貰いたいですね、皆さん

ゆで先生が女性超人をこれ程フィーチャーしてた(しかも少年誌で)ってのは
往年のキン肉マンのテイストを知っている身としては意外な気持ちになりますね。
あの頃のお二人には一体どのような心中胸中の変化があったのでしょうか……
(まぁ青年誌で扱われてたら性的要素にも触れないといけないだろうから、なんとも複雑な代物に
なってたのは否定できないですかね。それこそゆで先生だと色々と)
とりあえずオール超人大進撃は廉価版でもいいので出版を継続して貰えると助かりますね。

>OKAN
ああいうキャラクターにはそれはそれで味わい深さと魅力があるんで
そんな無碍にせんでもエエんやないか、とw

小悪党・カナディアンマン

 カナディアンですか。懐かしい名前ですね。
 2年前まで連載されていた「キン肉マンⅡ世 究極の超人タッグ編」では、スペシャルマンと一緒に小悪党ぶりを発揮していました。ゆで先生、カナディ達に愛がなくなったのでしょうか?
 レオパルドンも懐かしいです。マンモスマンに瞬殺された可哀相な役でした。
 まあ、ビッグボディのチーム自体が「かませ犬」でしたから……。

 これまでの「キン肉マン」シリーズでフィーチャーされた女性超人はフィオナだけですね。
 ビビンバやジャクリーンはリングで戦う事はありませんでしたし、一般人も「キン肉マンⅡ世」の「魂のランタン修練編」に登場する女性ファイターがミックスファイトのシーンで少し活躍しただけですから。
 半裸の男性超人によるガチンコばかり描いていた先生方、どのような心境の変化でフィオナを誕生させたのでしょうか?

 >『オール超人大進撃』は廉価版でもいいので出版を継続して貰えると助かりますね。
 そうですね。
 ヤフオクを利用すれば2,000円から3,000円程度で全4巻を揃えられる(2013年5月6日午前0時25分現在)ようですが、新刊書店かコンビニで手軽に買えるようになってほしいです。

 >OKAN。ああいうキャラクターにはそれはそれで味わい深さと魅力がある
 無碍にはしませんが、ちょっと御面相が濃すぎます(汗)。
 サザエさんが『超人化』した姿と思わせる強烈な個性、確かに味わい深さはありますが……。

もし、アメトーク内にて発案されていた超人「ゴッドホール」が実際に採用されて
キン肉マン一同、および女性超人と闘っていたら一体どうなっていたんでしょうかね?
いや、ゆで×エロってのは余り喜ばしく無いんですが、
アレくらい打っ飛んでるとその振り切れ度合いで何だか赦せちゃうんでしてw

まぁ男性用のアレだと形状の都合でなんとかなりますが、やっぱり女性向けの
アレが超人化したらその威容が非常に不味いのかも知れない……

超人というものは

 芸人考案超人「ゴッドホール」ですか! 名前からして凄いですね。
 どのような容姿か分かりませんが、元・Mッ娘超人ジャクリーンとガチンコバトルを展開したら「世紀の一戦」になりそうな予感が……。
 ただ、コメントに頂いた通り「ゆで×エロス」のコンビネーションは厳しく、実現しない方が幸せかも知れません。

 どこで見たか忘れてしまいましたが、「ゆで先生は股裂き技(or強制開脚技)が好きなのでは」との指摘を思い出しました。
 確かに「初代」だけでも、キン肉バスターから始まって、阿修羅バスター、キン肉ドライバー、ダブルレッグスープレックス、トライアングルドリーマー、真マッスルリベンジャーの名前が浮かんできます。
 もっと絵柄がシャープで女性キャラが満載だったら、別の意味で厚いファン層に支持される格闘漫画になっていた事でしょう。
 世の中、上手くいかないものですね(苦笑)。

 >アレくらい打っ飛んでるとその振り切れ度合いで何だか赦せちゃう
 少し話はズレますが、ブッ飛んだデザインながら完璧超人になっているジャックチーの存在も、なんだか赦せてしまいます。
 あそこまで蛇口のデザインを残しながら完璧超人! 逆にスガスガしさすら感じました。

発案者はケンドーコバヤシ

ちなみにこちら ttp://livedoor.blogimg.jp/buggy/imgs/f/0/f06d9a2c.jpg
がゴッドホールの雄姿です。
もちろん(というか惜しくもというか)採用は却下されましたがw「見たくありませんか? 快楽で
ズックズックになったラーメンマンを!」「これ・・・大人のオモチャですよね?」

凄い超人が出てきました

 URLの通知、どうもありがとうございました。おかげ様で画像を確認できました。

 あのデザイン、なんだか微妙ですね。言われれば『あれ』をイメージさせない事もないのですが……。
 ただ、快楽でズックズックになった正義超人の姿は見たくないですね(苦笑)。

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