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2018-08

「ケンガンアシュラ」連載終了

 約6年に渡って『裏サンデー』で連載されていた「ケンガンアシュラ」(原作:サンドロビッチ・ヤバ子/作画:だろめおん)ですが、2018年8月23日配信の第236話「閉幕」で文字通り幕を閉じました。
 ご都合主義展開や後付け設定の連発、贔屓キャラへの露骨な作者補正など、悪い意味で読者の期待を裏切り続けてきただけに、正直、連載終了を残念に思う気持ちはありません。「ようやく長い茶番が終わったか」というのが率直な感想です。

 漫画原作者としての経験の浅さを担当編集者に上手くフォローして貰えなかったのか、物語が進むに連れて破綻や矛盾が目立ち始め、軌道修正できないまま打ち切りの形で最終回を迎えたように思えます。
 主人公の十鬼蛇王馬も連載当初のギラついた野性味がなくなっていき、どこに魅力を感じたり感情移入したりすればよいのかわからないまま、あっけなく決勝戦で負けました……。ここまで情けない主人公は見た事がありません。

 いろいろとツッコミどころ満載なガバガバ設定の目立つ漫画でしたが、一番笑えたのは「拳銃すら持てない軟弱アウトローの溜まり場を何十年かけても統一できなかった格闘家が十鬼蛇二虎を名乗らせる弟子を大量生産していた」という笑撃の設定でした!
 いくらなんでも無理がありすぎます。苦し紛れの思いつきで読者の意表をついたつもりでしょうが、この展開に驚く読者は皆無でしょう……。
 そもそも、日本政府が放置するくらい危険な「不法占拠地区」なのに誰一人火器を持っていない(そう思わせる描写が他出します……)のが解せません。
 回収する能力もないのに伏線らしき描写を入れまくったり、強引な試合展開で作者が勝たせたいキャラクタ―を勝利させたり、本来ならば馴れ合いが許されない筈の闘技者同士が仲良くなってしまったり、「拳願絶命トーナメント」第2回戦中盤以降は「よく編集部がOKしたなぁ」と悪い意味で感心する展開が続きましたが、最期の最後まで期待を裏切り続けてくれました。

 トーナメント参加の闘技者でも下から数えた方が早い今井コスモや十鬼蛇王馬が格上の対戦相手に勝利する過程にも無理があり、この二試合に見られた「作者寵愛キャラクタ―の謎補正パワーアップ勝利」で一気に熱が冷めてしまい、以降は呉カルラの再登場や活躍を楽しみに惰性で読み続けていました(結局、カルラの再登場はあっても、活躍はありませんでしたが)。
 連載最終回を読み終えて「ようやく長い茶番が終わったか」と思った作品は始めてです。

 ……と、Disるような事ばかり書いてきましたが、呉カルラという魅力的な美少女を誕生させた功績は素直に認め、讃えたいです!
 黒髪ロングで白黒目の腹筋バキバキな格闘スキル抜群のJK。このキャラクタ―造形は素晴らしい!!
 もしも続編が描かれるようであれば(あの結末は続編前提の終わらせ方でしたし、原作者自身も続編の構想があると公言していたので、いつか続編が描かれる日がくる事でしょう)、カルラの見せ場が多くなっていてほしいです。
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劣勢の美しき女天狗たち

 個性的な絵柄と独創的なストーリーの話題作を数多く手がけてきた柴田ヨクサル氏が2015年から2017年にかけて『イブニング』へ連載した「妖怪番長」を一気読みしました。
 特殊能力を持つ三人の少年少女と妖怪の戦いを主題としたアクション漫画で、単行本は全7巻で完結しています。

『妖怪番長』第7巻
(C)柴田ヨクサル/講談社

 物語終盤では天狗軍団が登場し、コミックス最終巻のカバーにはラスボスである黒天狗の女王や善と悪の天狗から生まれた女天狗サキが描かれています。
 二人とも圧倒的強さの持ち主ですが、残念というか嬉しいというかサキは敵の強さが増す程に劣勢シーンが増え、黒天狗の女王も人間兵器との戦いでスピード負けして後頭部に蹴りをくらい微弱ながらダメージを受けていました。
 強キャラ女子がピンチに陥る状況が好きな者にとって、サキの苦戦や黒天狗の女王のやられ姿は眼福でした(^0^)
 その様子を画像と共に紹介していこうと思います。

 まずはサキのピンチシーンから。
 刺客の襲撃を退けながら黒天狗の本拠地へ向かう主人公たち。風を武器にする上級の鎌鼬の相手を自ら買って出るサキですが、不意をつかれ、腹部を刺し貫かれてしまいます。
 致命傷には至らず、ダメージも大した事は無かったようですが、攻撃を食らった時の表情がピンチ感を出していました。

サキVS鎌鼬
(C)柴田ヨクサル/講談社

 強豪妖怪のカッパイやサキの兄であるトビですら歯が立たなかった人間兵器との戦いでは、簡単に攻撃を避けられたうえ背後を取られてバックドロップをくらい、たった一撃で敗北しました。

サキVS人間兵器01
サキVS人間兵器02
(C)柴田ヨクサル/講談社

 規格外の強さを誇るハイブリッド天狗のハネツグには覚醒モードでも歯が立たず、背中の羽根を千切り取られ、額と下腹部を踏みつけられ、失神してしまいます。

サキVSハネツグ
(C)柴田ヨクサル/講談社

 暴走状態のハネツグと共に自らも戦闘状態となった黒天狗の女王は主人公たちを殺そうと攻撃を仕掛けてきますが、命を助けられた人間兵器が乱入、素早い動きで黒天狗の女王の攻撃を全てかわして蹴り技で反撃します。
 後頭部を攻撃された黒天狗の女王は人間兵器の重い蹴り技に痛みを感じたのか、少し顔をしかめました。

黒天狗の女王VS人間兵器
(C)柴田ヨクサル/講談社

 柴田氏の絵柄は癖のあるタッチですが、グラマラスな二人の女天狗は色気ムンムンでした。
 コミックス第6巻と第7巻の巻末で読める描き下ろしオマケ漫画では、そんな色気ムンムンなサキと黒天狗の女王のエロチックな姿を拝む事ができます。
 第6巻収録「セクシー♥」ではサキの悩ましいポーズが、第7巻収録「「勝利の宴」」では黒天狗の女王の巨乳露出姿が、それぞれ描かれました。
 本編では見られなかったクールビューティーな女天狗たちのセクシーショット、興味のある方は単行本を買ってチェックしましょう!!



【追記】wikipedia情報によれば、続編にあたる「カイテンワン」が『イブニング』2017年11号より連載されているそうです。2018年8月14日の時点で単行本は第3巻まで発売されています。(2018年8月15日・記)

女学生たちのエロチックな非日常を描く「迷宮学園(ラビリンス・ハイスクール)」

 2014年10月に記事コメント(「女子高生の女忍、その名は「迷宮仮面」」コメント参照)でリクエストをいただいた『迷宮学園(ラビリンス・ハイスクール)』(全2巻)を入手しました!
 作者は石川勉氏。過去に当ブログで紹介した「迷宮仮面」と同じ方です。

『迷宮学園』(全2巻)
(C)石川勉/少年画報社

 忍法を駆使して悪人をこらしめる変身ヒロイン物「迷宮仮面」との繋がりは見られず、「迷宮学園」(ラビリンス・ハイスクール)は三人の女子学生をメインにした非日常的学園生活を描くエロチック・コメディでした。
 初出不詳ですが、少年画報社の『ヤングコミック』に連載されていたものと思われます。
 全2巻のミックスには全21話が収録されており、最終ページには「完」とあるものの、終わり方が中途半端に感じられるので単行本未収録エピソードがあるのかも知れません。
 収録タイトルは以下の通りです。


【第1巻】
 1.時をかけヌケる少女
 2.究極霊感少女ですわ!!
 3.媚薬はビッグXX
 4.ああ愛しのヴィーナスよ…!!
 5.亜里寿の夢宙遊泳 PART1
 6.亜里寿の夢宙遊泳 PART2
 7.雄&雌のムズムズすく蘭ぶる
 8.最後に愛は勝つ…!?  PART1
 9.最後に愛は勝つ…!?  PART2
 10.スプラッシュ!に誘われて

【第2巻】
 11.真夏の夜の訪問者
 12.アイドルはエイリアン!?
 13.Mr.ムーンライト
 14.保健室はパラダイス
 15.がんばれ! 舞ちゃん
 16.白雪姫の赤い糸
 17.バ恋タインはハートボイルド
 18.ゆうべの秘密
 19.トックン! トックン! 猛特訓
 20.デリバリー遊戯
 21.校則バスター!!


 メインキャラクタ―は夢野亜里寿、巫(かんなぎ)日美子、知味麻里子の三人。彼女達を中心にした少しエッチで日常的とはいえない女学生たちの学園生活が描いています。
 基本的に一話完結の短編形式で、どのエピソードから読んでも特に支障はありません。

 FC2ブログにおける文章や画像の表現規制に抵触する可能性があるため、あまり過激なシーンを紹介する事はできませんが、全21話の中からお勧めのエピソードを一つ、ご紹介します。
 第5話と第6話にかけて描かれた「亜里寿の夢宙遊泳」は、6500万年前の白亜紀末期へ連れて行かれた亜里寿たちが恐竜に遭遇するという話ですが、ロリキャラの麻里子が魔法薬でウルトラマリコに変身して恐竜と戦うシーンが見られます。
 ギャグテイストが強めの作品なので、ウルトラマリコが恐竜に食べられそうになったり、鋭い爪で切り裂かれたりするピンチシーンはありませんが、力負けしそうな劣勢状況で変身制限時間が迫って焦る姿は一見の価値があります。

「迷宮仮面」第6話より
(C)石川勉/少年画報社

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Author:新 京史朗
好きな技(1):バスター技
好きな技(2):股裂き関節技
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