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2015-08

「DOA5U」エリョナ画像アルバム(第三回リクエスト対応)

 年明けに募集した「DOA5LR」のエリョナショット撮影。今回は四名の方から応答がありました(2015年1月19日投稿記事参照)。
 リクエスト応募者の皆様、大変長らくお待たせしてしまい、申し訳ございません。
 ソフト購入当日にゲームが起動しないという不具合で二ヶ月近く「DOA5LR」がプレイできず、高まっていた「DOA」熱が一気に冷め、情熱の回復までに時間がかかってしまいました……。

  ダラダラと言い訳するのは止め、とにもかくにも、スクリーンショットを公開いたします。
 今回はリクエスト依頼者様に細かい指定を求めましたので、チェック項目テンプレートに記された情報を詳細説明に替えさせていただきます。

 なお、zzz氏のリクエストにありました「ミラの巻き込み膝十字」は空中攻撃へのホールド技であり、私の腕前では撮影する事ができませんでした。
 その代わり、バイマンの膝十字固め、ティナ&ミラの股裂きタッグ技、これらのダメージショットの撮影となっております。
 トビア様。御期待に添えず、申し訳ございません。


【1】マリー・ローズ(おまわりさんコスチューム)
 ハンドルネーム:翡翠
 キャラクター:マリー・ローズ
 コスチューム:おまわりさんコスチューム(白パンツ)
 希望の技:バイマンのさそり固め
 重点的なアングル:パンツと反り具合が見えるアングル

リクエスト【1】 マリー・ローズ
リクエスト【1】 マリー・ローズ
(C)撮影:新京史朗/著作権:コーエーテクモゲームス


【2】ヒトミ(制服コスチューム)
 ハンドルネーム:zzz
 キャラクター:ヒトミ
 コスチューム:制服  
 希望の技:ミラの巻き込み膝十字
 重点的なアングル:極められている足と股・顔

リクエスト【2】 ヒトミ リクエスト【2】 ヒトミ
(C)撮影:新京史朗/著作権:コーエーテクモゲームス


【3】レイファン(アイドルコスチューム)
 ハンドルネーム:トビア
 キャラクター:レイファン
 コスチューム:私服orアイドルコス
 希望の技:リサのトルネードネックツイスト
 重点的なアングル:足や股で

リクエスト【3】 レイファン リクエスト【3】 レイファン
(C)撮影:新京史朗/著作権:コーエーテクモゲームス


【4】あやね(忍装束・紫)
 ハンドルネーム:トト
 キャラクター:あやね
 コスチューム:C3(忍装束紫)の白パンツ
 希望の技:ティナのスカイツイスタープレス
 重点的なアングル:パンツと顔が一緒に見れるアングル。技で仰向けで寝そべってる状態とまんぐり状態。そして海ステージで海に入っての状態でお願いします。

リクエスト【4】 あやね リクエスト【4】 あやね
(C)撮影:新京史朗/著作権:コーエーテクモゲームス
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夏の祭典「コミックマーケット88」

 2015年8月14日から16日にかけて開催された「コミックマーケット88」にフル参加してきました! 暑さのあまりダラダラと流れる汗に辟易しましたが、今年の夏コミも楽しかったです。
 例年通り、東京駅八重洲口とコミケ会場の直通循環バスを利用しましたが初日と三日目は行きと帰りの両方とも座る事ができ(その代わり、二日目は往復路ともに立ち乗りでしたが……)ました。
 三日間とも大いに収穫がありましたが、個人的な買物を逐一報告しても退屈だと思うので「満足な買物ができた」とだけ書きます。
 今回も恒例(?)のコミケ参加レポートを書きましたので、よろしければご笑読下さいませ。

 初日は推理小説関係のサークルチェックが中心だったので見て廻るスペースも同じブースに集中しており、比較的スムーズに行動できました。
 余裕を持って行動したつもりでしたが、なかなかタクシーを拾えずに大幅なタイムロスをしたうえ、新米運転手さんなので道に慣れておらず東京駅丸の内方面へ着いてしまったのは大きな誤算でしたが、なんとか午後一時半過ぎのバスに乗れて良かったです。
 会場入りしたのは午後二時少し前でしたが、前日に慌てて作成した一覧表のおかげでルートも楽に組み立てられ、pixivでチェックしていた注目サークルをサクサクと見て廻れました。
 目当ての同人誌を全ての買い終えたのが午後二時十分過ぎ。その直後、pixivで交流のある静有希氏から電話がありました。コミケ会場で静有希氏と初めての顔合わせ&挨拶を約束しており、二時半に待ち合わせをしていたのです。
 予定よりも早く待ち合わせ場所に着いたという電話でしたが、私も買い物が終わっていたので「すぐに向かいます」と返事をして待ち合わせ場所へ向かいました。
 約十分後、無事に静有希と合流でき、いろいろとお話しをさせていただきました。
 地元から二日滞在のスケジュールで上京され、この後も予定がギッシリ詰まっている中、炎天下の屋外での面会を許して下さった静有希氏には、この場にて改めて御礼申し上げます。今秋のイラスト企画には是非とも御参加下さい!
 循環バスでコミケ会場を後にし、午後三時半過ぎに東京駅八重洲口へ到着。八重洲ブックセンターを覗き、八重洲地下街の韓国料理店で遅い昼食を済ませてから、暑気払いを兼ねた飲み会へ参加してきました。
 飲み会後、秋葉原の「虎のあな」で同人誌(早くも「コミックマーケット88」初売り本の一部が委託販売されていました)を何冊か購入し、神保町で雑用をこなしてからホテルにチェックインしたのは日を跨いでからです。
 入浴後、太る事を覚悟しながら遅い遅い夕食としてカップヌードルを食べ、購入した同人誌を読んでから眠りにつきました。

 二日目もチェックするサークル数が少ないため、のんびりと行動できました。
 連泊なのでチェックアウト時間は関係なく、ホテルを出たのは午前十時過ぎの事です。
 神保町へ立ち寄った際、物々しい警備体制に驚かされましたが、この日が終戦記念日なのを思い出し、納得できました。
 交通整備の都合で靖国通りは大渋滞。そんな中、乗り換えがあっても地下鉄を利用した方が早く着けるという前日の反省を活かせず、愚かにもタクシーを拾ってしまい、渋滞にハマって難義しました。しかも、やっと裏道へ抜けられたと思ったら一方通行だったというオチ付きです!
 それでも無事、想定の範囲内の時間に循環バスへ乗り込めました。
 バス車内の注意事項をユニークなトークで語る運転手さんになごまされ、車窓を流れ行く風景を見えているうちにコミケ会場へ到着。初日同様、チェックリスト片手に手際良く(!)会場を廻り、スピーディーな買物ができました。
 買物終了後、循環バスで東京駅に戻り、またも東京駅地下街の「パスタ五右衛門」で遅い昼食を済ませてから秋葉原へ向かい、久しぶりにアメコミショップで散財。両手に大荷物を持って汗だくになりながらも神保町へ立ち寄り、そこで一服してからホテルに帰還しました(途中、バーガーキングで巨大バーガーを二つ買ってしまい、遅い夕食も高カロリーのガッツリした食事になってしまいました)。
 翌日に備え、この日は早めの就寝を心掛けていましたが……短い熟睡後に目が覚めてしまい、そのまま午前様まで眠れずにおり、大いに困ったものです(>_<)

 明けて翌朝。寝過ごしてしまい、午前八時過ぎの起床となり、着替えや荷物整理を済ませ、「Go! プリンセスプリキュア」と「題名のない音楽会」を連続で見ながらチェックアウトの準備をしました。
 日帰り強行軍よりも都内のホテルへ泊まる事に決め、七月中に定宿のホテルへ二泊の予約を入れておいたので大して疲れもせずに二日間を過ごせただけに、連泊した部屋を立ち去る時は妙に寂しかったです。
 最終日は見廻るサークル数が多いので早め早めの行動を心掛け、おかげでコミケ会場へは午後一時前に到着しました。
 効率よく会場内を進めむための順路メモを見ながら行動したおかげで欲しかった同人誌のほとんどを購入でき(残念ながら竜胆先生の新刊は売り切れでしたが、じゅら氏の女天狗本を完売間際に買えたのはラッキーでした!)、予定よりも早く買物を終わらせられたので帰りの循環バスが混雑する前に帰ろうとコミケ会場を後にしました。
 東京駅から大手町まで歩き、地下鉄を乗り継いでから三日連続で神保町へ向かい、連続の散財で懐が厳しいにも関わらず、遅い昼食に豪勢な肉料理を食べて空腹を満たしたのです。
 午後八時過ぎまで遊び、嬉しい荷物で重くなったバッグを担ぎながら帰路につき、楽しい三日間が幕を閉じました。

 いくつか買い漏らした同人誌、買い逃した同人誌もありましたが、事前のチェックで狙っていた本は9割近く購入でき、会場内で見かけた良本も何冊か買えました。
 年に二回の大規模同人誌即売会、次回開催は12月末の「コミックマーケット89」です。
 年末の冬コミでは、どのような(人的、物品的)出会いがあるか、気の早い話ですが今から楽しみで仕方ありません。

アクション+謎解き+エロスの醍醐味(山村正夫『華麗なる戯れ』より)

 先輩作家との交流を綴った文壇記録で探偵小説史研究の貴重な資料を残したり、カルチャースクールの作家講座などで後進育成に力を入れたり、探偵小説界における山村正夫氏の功績は計り知れません。
 その一方、昭和24年に雑誌の別冊付録へ一挙掲載されたデビュー作「二重密室の謎」以降、膨大な数の小説を様々な媒体へ発表する他作家として精力的な執筆活動も行っていました。
 本格探偵小説、SF、アクション物、怪奇小説、架空戦記、ユーモアミステリー……。山村氏が手を染めたジャンルは多岐に亙ります。

 山村作品の中には当ブログで紹介したい作品も多数あり、過去にも「古代諏訪生贄殺人」を取り上げた事がありました(関連記事はこちらから)。
 この作品は売春行為やロリコン趣味が絡む伝奇ミステリーでしたが、今回紹介するのはアクションと謎解きとエロチシズムを融合させた痛快娯楽小説集『華麗なる戯れ』という本です。
 読切系雑誌や倶楽部雑誌へ発表されたと思われる短編全7作を収めた本書は、昭和53年に春陽堂書店から文庫で刊行されました。
 主役の西郷四郎は東京大学医学部を首席で卒業したエリート医師ながら、妻の不倫が原因で世捨て人のようになり、新宿職安近くの小汚い外科診療所で町医者となりました。
 そんな無頼派医師の助手を務めるのが、看護婦のアルバイト契約をしている女子医大生の支倉陽子です。彼女は「一回一万円」で肉体を提供するアルバイトもしており、公私ともに西郷医師と深い関係があります。

 先述のように、本書はアクションと謎解きとエロチシズムが融合した痛快娯楽小説をまとめた短編集です。
 今回は短編集を取り上げるイレギュラーな構成のため、各作品に見られるお色気要素の簡単な紹介となり、いつものように該当シーンの抜き書きはありませんが御了承下さいませ。
 本書は版元品切れ本なので新刊としての入手はできないものの、古書としての流通量が多く、古書価の相場も500円前後となっているので、比較的容易に入手できると思います。

 第1話「血の代償」では、西郷と陽子の情交シーンを暗示させる場面(春陽文庫『華麗なる戯れ』P11)があり、悪漢に襲われた陽子が診療室の腰かけへ後ろ手に縛られ、猿轡をかまされる姿(同書P19)も描かれています。
 第2話「死体の履歴」には、事件のキーパーソンとなる女性の魅力的な肉体の描写(同書P54~55)が見られます。
 第3話「腐った傷痕」にも、西郷と陽子の情交間際の前戯場面(同書P74)が描かれています。
 第4話「視界ゼロ」には……残念ながら、これと言ったお色気場面は見られませんでした。
 第5話「華麗なる戯れ」では、西郷が連れ込み宿へ同伴したフウテン嬢のセクシーな瑞々しい裸体描写(同書P137)が見られ、後半には淫靡なヌードパーティーの様子(同書P161~167)が事細かに描写されています。
 第6話「健保殺人事件」の冒頭では、西郷と陽子がカーセックスに耽る場面(同書P188~192)が描かれています。
 第7話「情事の賭」には、売春斡旋宿での性交中、女性の膣痙攣により全裸で合体したまま離れられない男女の破廉恥な姿(同書P249~251)が描かれています。

 新刊書店で山村氏の著書を見かけなくなって久しいですが、ここ四半世紀の間に増えてきたマニアあがりの推理作家には見られない、発表媒体に合わせて作風を書き分ける器用さから生み出された珠玉の数々が埋もれて行くのは残念でなりません。
 時代が時代だけに山村作品の新刊復刻を望むのは厳しい状況ですが、今後も当ブログでは温故知新の精神を以って山村作品を紹介していこうと思います。

TVアニメ「モモキュンソード」

 TVアニメ「モモキュンソード」はライトノベルス風味の「桃太郎」という趣の作品ですが、その原作は意外にもパチスロ機で発売された「CR桃キュン剣(ソード)」です。
 あらゆる版権がパチスロになる現代、アニメや漫画の人気作品がパチスロ化される事は珍しくありませんが、「モモキュンソード」のような派生は珍しいのではないでしょうか。
 アニメ版は2014年7月から9月にかけて全12話が製作され、地上波とCS(AT-Xチャンネル)で放送された他、インターネット配信も行われました。

 萌え系路線の作品なので主要登場キャラクターの女性率は高く、敵も味方も美少女&美女だらけです。属性も幅広く網羅されており、まさに選り取り見取り。
 ヒロインの桃子は戦いを経て強くなっているタイプなのでバトルシーンでの苦戦ショットも多く、「巨乳+天然美少女」の属性が好きな方には嬉しい設定です。
 また、三匹の眷属と憑依合体する事で外見が変化し、ワイルド系(猿神憑依)、セクシー系(雉神憑依)、微エロ系(犬神憑依)という、これまた選り取り見取りのバリエーションが楽しめます(余談ながら、私見では犬神憑依状態での戦闘時に見応えあるピンチショットが多く感じられました)。
 桃子のヒロピンシーンでは、第九話「超急展開!? モモの秘密!」での鉄鬼(てっき)戦(犬神憑依状態でフルボッコ状態にされます)、第拾弐話(最終話)「桃色幻想!  モモキュンソード♡」での邪鬼王戦(全ての憑依モードで戦いを挑みますが全く歯が立たず、犬神憑依で攻撃を受けた際はM字ポーズで吹っ飛ばされるシーンが見られます)、この二話がお薦めです。
 
 四人の美しい天女で構成される【天女隊】は桃子のサポート役なので戦闘シーンが少なく、(私が確認した限りでは)敵との肉弾戦でピンチに陥るという事はありませんでしたが、お約束の水着回や温泉回で15禁レベルのお色気シーンが用意されていました。
 気高き乙女達の苦痛に喘ぐ姿は拝めませんが、その代わりに素肌を露わにした天女のセクシーショットが見られますので、【天女隊】ファンの皆様、御安心(?)下さい。
 水着回は第四話「豊乳乱舞!? 三保の松原!」、温泉回は第八話「桃色企画♡湯煙に消えた下着!?」です。

 活発少女(鬼姫。色黒の元気娘)から熟女(皇天女(すめらぎてんにょ)。天界を統べる女神)、さらにはメガネっ娘(こ)かぐや。科学者)まで登場する「モモキュンソード」。
 2014年11月から2015年1月にかけて全3巻のBlu-ray(各4話収録)が発売されており、テレビ放送やネット配信を見逃した方でも視聴できる環境は整っています。
 参考までに水着回と温泉回のスクリーンショットを各一枚づつ用意しましたので、「モモキュンソード」に興味を持たれた方は是非、夏コミなどで散財する前にBlu-ray版の購入を検討してみてはどうでしょうか。
 開脚ポーズに恥じらい、スカート捲りでパンティを覗かれているのは、【天女隊】最年長者の水花(すいか)という天女です。

水花のパンティをチェックするはぐれ鬼
(C)キビダンゴプロジェクト/関山成人/冨岡寛/トライスラッシュ×project No.9



【追記】水花の水着画像はFC2ブログの規約違反に該当するという注意があったので削除しました。(2015年8月20日・記)

残虐なる異国の美女(甲賀三郎「イリナの幻影」より)

 戦前は江戸川乱歩氏と並ぶ探偵小説界のビッグネームだった甲賀三郎氏が日華事変勃発の直前に発表した短編「イリナの幻影」は、親日派の伯爵が密室で怪死した事件と妖艶な美女の秘密を絡ませたスパイ小説です。
 専業作家となる前は理工系の職に就いていたためか、甲賀氏は科学知識を駆使したトリックによる本格探偵小説を数多く書いており、その影響は本作での密室殺人トリックにも活かされました。

 本作のヒロインとなるイリナ嬢は肉感的な魅力を全身から発散させる美女として描かれており、その意外な正体が密室殺人の真相と共に物語終盤で明らかにされます。


 東洋風な黒い髪と黒い瞳を持ち、朱のような唇にいつも謎の微笑を湛えて、会見した人達を尽(ことごと)く脳殺した、豊艶な肢態の美女イリナは、父の意外な死を見ると、流石に西洋人らしく、忽ち気を失って終(しま)った。
≪春秋社『甲賀・大下・木々傑作選集7巻 甲賀三郎 霧夫人』P223≫

 イリナは黒の喪服を着て、流石に殊勝にはしていたが、黒の喪服も彼女の濃艶な身体を包むに由なく、肉の香は喪服を通して咽(むせ)ぶように発散し、黒い瞳に湛えた媚と、朱い唇にむき出しの微笑は、群がる見送人を恍惚たらしめ、永遠に忘れる事の出来ない印象を刻み込んだのであった。
【中略】
 (こと)に油断のならないのはイリナで、彼女はその肉感の溢れ出る姿体と、派手な、何物をも惹きつけないでは置かない美貌で若い外交官などは恰(まる)で忠実な奴隷のように綾なした。いや若い外交官だけではない、年配の実業家も、中年の政治家も、一眼彼女を見ると、忽ちその捕虜(とりこ)になって終(しま)い、裏店(うらだな)に住む娘さえが、イリナの姿を見て恍惚とするというほどであった。【後略】
≪春秋社『甲賀・大下・木々傑作選集7巻 甲賀三郎 霧夫人』P225≫


 世間では父娘(おやこ)関係とされる伯爵の死後、神戸から出国したイリナは上海で日本人に刺し殺されてしまいます。
 特務機関に属する秘密探偵はイリナを殺した男から告白文が綴られた手記を譲り受け、そこに記された驚くべき真実から、親日派のヴィンセント・カスタニエ伯爵殺害事件と上海でのイリナ刺殺事件の真相が明らかにされました。
 手記にはイリナの本性が書き知るされている他、彼女を殺した男の性的趣向も書かれているので、以下に該当部分を引用します。


 イリナは淫牙狂(サディスト)なのだ。残虐極まる事をして、昂奮(こうふん)を覚え、色情を満足させる精神異常者なのだ。ここで私は恥しい告白をしなければならないのだ。何を隠そう、私は哀れな被虐狂(マゾフィスト)なのだ。サディストとは正反対の、異性から甚(はげ)しい虐待を受けて始めて喜ぶ、色情狂なのだ。委(くわ)しい事は筆にするさえ不愉快だが、マゾフィストがサディストに出会った時には、それこそ天にも昇る喜びなのだ。
 ああ、イリナ! イリナこそは私に取っては、再び巡り会うことの出来ない、恐ろしい而(しか)し、愛撫を受けたい天使なのだ。私は眼を爛々と輝やかせ、胸に高く動悸をうたせながら、唸るようにいった。

≪春秋社『甲賀・大下・木々傑作選集7巻 甲賀三郎 霧夫人』P236≫

 以下十数行は読むだに悩ましい、都築博士の閨中秘事であった。
【中略】
 ああ無我の法悦境! 世に之ほどの悦楽があるであろうか。
 イリナの芳烈な体臭は、恰(まる)で魔薬(まやく)のように私の全身を痺れさせるのだ! 太く逞しいイリナの腕は底知れぬ力を籠めていた。その一打ちは、脳天から足の底まで、いい知れぬ快よさを、走らせるのだ。
 私はいつか失神状態だった。空には五彩の雲が燦然と輝やき、身の周囲(まわり)は香高き香華(こうげ)に埋(うず)められ、耳にはいみじき楽(がく)の音(ね)が聞え、恍惚裡に裸形の天使を仰ぎ、肉(ししむら)は破れ、血は滴り、五体は苦痛にのたうちながら、底知れぬ陶酔に身を横たえていた。

≪春秋社『甲賀・大下・木々傑作選集7巻 甲賀三郎 霧夫人』P237≫

サディスト未亡人とマゾヒスト美青年(浜尾四郎「マダムの殺人」より)

 検事、弁護士、貴族院議員という錚々たる職に就きながら、多忙の傍らに文筆活動を行っていた浜尾四郎氏は四十歳という若さで夭折しました。
 遺された作品数は決して多くありませんが、戦前期には珍しい論理的な謎解きを追求した「鉄鎖殺人事件」や法の権力をテーマにした「殺された天一坊」など、現在でも読むに堪えうる長短編を書いています。

 お固い職業がズラリと並ぶ職歴を見た限り、浜尾作品にお色気趣味やアブノーマル要素が盛り込まれる余地はないと思われる方も多いと思いますが、そんな事はありません。
 その格好な一例として、昭和6年に『朝日』へ発表された短編「マダムの殺人」が挙げられます。
 貧しい美貌のボーイが有閑未亡人に見染められ、プライベートな付き合いで可愛がられるようになりましたが、やがて本性を現した未亡人の罠によって破滅の道を突き進んで行く、という内容です。
 過激な表現があるせいか、私が読んだ平凡社の「現代大衆文学全集」収録版では文章削除箇所(本文中に「○字抹殺」との記述があります)がありました。

 この未亡人には加虐趣味があり、言葉巧みに別荘へ呼び出したボーイの木村正彦を肉体的&精神的に拷問します。
 最初は困惑した木村ですが、やがて、惚れた未亡人のためなら殺されてもいいと思うようになりました。それが悲劇的結末への序曲になるとも知らずに……。


 『正彦、あんた私すき? そう、それじゃ私のためにどんなにでもなる?』
【中略】
『正彦、何されてもいい? ほんとに?』
【中略】
 はっと思って起き上ろうとした時、彼の額の所にいきなりマダムの右手がおりて、動かさぬように押(おさ)えつけた。
『今こそ私が待って居た時が来たわ、私はこの日を何年待っていた事だろう。正彦、今こそ私の望みがかぬんだわ、ねえ、正彦私がほんとうに望んで来た時は今なの――正彦、お前今自分のからだがどんなになっているか見える? え?』
 狂気のように興奮したマダムの声をきくと彼はいきなりはね起きようとした。全身に力を入れた刹那、首、手足に烈(はげ)しい苦痛を感じた。

【中略】
『お前のようなきれいな青年をこうやって苦しめたかったの、それが私の一生の願いだったの。苦しいの? 痛いの? もっともっと苦しめてやるわ、だってお前、何をされてもいいって言ったんじゃないの』
【中略】
 彼は列車の中でまだづきづき痛む手首や両乳のまわりや足をなでながら何とも言えぬ幸福な感じを味(あじわ)った。
【中略】
 その夜、家にもどって彼は眠なかった。鎖、縄、鞭、針こんなものが闇の中で彼の目にうつって仕方がなかった。
『ほんとにどんな目にあってもいい、殺されたっていい、あのマダムにならば』

≪平凡社『現代大衆文学全集続第18巻 新選傑作探偵小説集』P824~828≫

『殺されるのも平気? 私はほんとに殺すかも知れないわよ。いいえ、いやもっとそれ以上の苦しみを味(あじわ)わすかも知れないわ』
『何でもいいんです、さ、早く苦しめて下さい』
 はじめて鞭の雨が身体に加わった。
 数時間緊縛されていたせいか、この夜の彼の苦痛と喜びはあのはじめての夜の何十倍だったか判(わか)らない。

【中略】
 約束の日は来た。
『俺は殺されるかも知れない。しかしマダムに殺されるとは何という幸せだろう。どんな幸福な死だろう』

【中略】
『正彦、あんたほんとに決心が出来てるの』
『ほんとですとも、奥さん、殺して下さい。ね、どんな苦しめてもいいんです。嬲(なぶ)り殺しにでもして下さい。ほんとにお願いです』

≪平凡社『現代大衆文学全集続第18巻 新選傑作探偵小説集』P833~834≫


 この後、完全犯罪を企てるマダムの陰謀が明らかになり、殺人容疑で逮捕された木村の裁判を経て、物語は意外な結末を迎えます。
 ネタバレになるのでマダムの企みや木村の末路は書きませんが、本作は桃源社から刊行された『浜尾四郎全集』第1巻に収録されており、相互貸し出しを利用すれば同書を所蔵していない図書館にも取り寄せできるので、興味のある方は『浜尾四郎全集』で「マダムの殺人」を読んでみて下さい。
 今回は引用元のテキストには前掲書「現代大衆文学全集」を用いました。読み易さを優先して旧かな・旧漢字は現代文調に修正をし、総ルビ表記も読み難い漢字にのみルビをつける表記にしています。



【追記】仕事で国立国会図書館に出掛ける機会があったので、同館内のコンピュータ端末でのみ閲覧できる『朝日』昭和6年1月号のデジタルデータを確認したところ、「マダムの殺人」は初出発表時から伏字処理されていた事が判明しました。(2015年8月11日・記)

ハイミス美人秘書、危機一髪(西村京太郎「消えた巨人軍(ジャイアンツ)」より)

 西村京太郎氏は傘寿を過ぎた高齢でも衰えない執筆活動を展開していますが、年齢的な肉体の衰えや時代の進歩に対応できないのか近年は粗製乱造が目立ち、結末を曖昧にしたまま未完状態で終わらせる作品も珍しくありません。
 パソコン操作や携帯電話機能の描写に作者の無知ぶりを暴露する失笑物の記述が見られたり(「阿蘇・長崎「ねずみ」を探せ」、「外国人墓地を見て死ね」等)、物証もない推理だけで犯人を特定して物語を終わせたり(「岐阜羽島駅25時」等)、容疑者のアリバイ描写に矛盾があるまま解決編に突入したり(「日光・鬼怒川殺人ルート」)……。
 一時代を築いた流行作家の宿命からか、作者も各出版社も引き際を見誤っているようです。

 奇想天外な犯罪を描いた長編推理小説「消えた巨人軍(ジャイアンツ)」は、そんな西村氏が作家として最も脂の乗っていた1970年代に発表されました。
 数多い西村氏の誘拐物でも屈指の完成度を誇る本作は、三十人を超える屈強な野球選手が新幹線の車中から誘拐され、球団社長宅に身代金要求の電話が掛かる場面から始まります。
 誘拐トリックは物語中盤で解明されますが、それ以降も真犯人の追求や巨人軍選手監禁場所調査がスリリングに描かれており、最後の最後まで楽しめる娯楽超大作です。
 多少のアレンジはあるものの、昭和58年に日本テレビ系列でドラマ化されました。

 この壮大なスケールの誘拐事件に挑む私立探偵の名前は左文字(さもんじ)進。アメリカで私立探偵のライセンスを取得しており、まさに本職の探偵です。
 連携プレイが不可欠と見た左文字は、巨人軍球団から社長秘書の藤原史子(ふみこ)をサポート役として借りました。なかなかの美人で28歳という女盛りの秘書です。
 彼女は本作のヒロインとして大活躍し、時には危険な目に遭いながらも大量誘拐事件解決の功労を担いました。


 青木は社長室に入ると、すぐ、秘書の藤原史子を呼んだ。二十八歳のハイミスだが、美人で、頭が良くて、ちょっぴり皮肉屋だ。もちろん、有能な秘書である。
≪徳間ノベルス『消えた巨人軍(ジャイアンツ)』P38≫

【中略】美しい君を、危険な目にあわせたくない」
「美しい、っていってくれて有難う」
「自分から危険に飛び込むような真似はしないと約束してくれるね?」
「私は二十八歳」
「だから?」
「女の二十八歳は分別盛りよ」

≪徳間ノベルス『消えた巨人軍(ジャイアンツ)』P203≫


 秘密裏に捜査を展開する警察関係者と協力しながら事件の核心に迫る左文字と史子。
 誘拐トリックを暴き、選手の監禁場所を探す過程で首謀者の名前も明らかになりましたが、油断した一瞬の隙をつかれ、史子は絶体絶命の危機に陥ります。
 全身をロープで縛りつけられたうえ、真犯人の自室で爆殺されそうになるのです。
 幸い、左文字の閃きによって際どい所を助けられましたが、緊縛された美人秘書が爆弾によって絶体絶命の危機を迎えるというシチュエーションはリョナラーの被虐心を刺激すると思います。


 書斎の窓にたどりつく。アルミサッシの窓から、中をのぞいた。
 ドアの傍に椅子が置かれ、史子がロープで縛りつけられている。がんじがらめで、口には、猿ぐつわがかまされている。ドアの方に顔をねじ向けているのは、そこが、よほど気になるからだろう。
 左文字は、ガラス窓を叩いた。ほっとしたように、史子は、こちらを見た。
(ひどい顔だな)

【中略】
「呻き声で合図してくれたんで、君と心中せずにすんだよ」
「私だって、必死だったわ」
 ロープを解くと、史子は、極度の緊張感から解放されたとみえて、ヘナヘナと床にしゃがみ込んでしまった。

≪徳間ノベルス『消えた巨人軍(ジャイアンツ)』P214~215≫


 ちなみに、この場面も前述のドラマ版に見られます。
 ただし、ヒロイン役の水沢アキ女史が童顔のせいか、今一つ色気に欠けている点が残念です……。

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Author:新 京史朗
好きな技(1):バスター技
好きな技(2):股裂き関節技
好きなシチュエーション:リョナ

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