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2011-01

ウルトラマザー  第2話「崩壊都市! 大東京SOS」

空想巨大ヒロインシリーズ  ウルトラマザー】
「崩壊都市! 大東京SOS」

原  案:らすP(「ウルトラマザー」より)
イラスト:dis
文  章:新 京史朗


 「あッ。危ない」
 斜め向こうに建っている高層ビルが傾き出すのを見たウルトラマザーは、隙あらば襲いかかろうと身構える大羽蟻怪獣・アリンドウの動向を気にかけながら、ビルに向かって駆けだした。
「うくッ」
 徐々に傾き始めた『角紅デパート』本社ビルの倒壊を防ぐ為、マザーは渾身の力で崩れ落ちんとするビルディングを支える。
「お、重い……。私の力では……支えきれないわ」
 マザーは大きな胸をビルの壁面に押しつけながら、必死に傾きを直そうと奮闘する。
 しかし、さすがのマザーでも自分の身長と大差ない地上15階の高層ビルを支える事は困難らしく、足元はガクガクと震え、今の状態を維持するのが精一杯のようだ。
(あぁぁぁ。だ、駄目だわ。このままではビルが倒れてしまう)
 押し迫るビルの重さで腰と膝に大きな負担がかかり、このままではマザー自身がビルの下敷きにされてしまう。
 幸か不幸か、今は早朝。ここはオフィス街なのでビルが倒れても人命に関わる被害は起こらないだろうが、それでも周囲の高層ビル群へ多大な影響を及ぼす。
 ようやく絶好の攻撃チャンスである事に気がついたのか、アリンドウが自由に動けないマザーを睨みながら、ズシンズシンと足音を響かせ近づいて来る。
 ビルを守りながら戦う事はできない。熟考の末、マザーは怪獣を倒す事に全力を尽くそうと決めた。
(ごめんなさい。被害を最小限にする為、この手を離します)
 誰にともなく心の中で詫びた時、すでにアリンドウはマザーの背後にいた。
「しまった」
「グモォォン」
 威嚇するような鳴き声を発したアリンドウは体を一回転させ、巨大な尻でマザーの背中を叩く。
 バシン。
「キャァ」
 不意打ちをくらったマザーは苦痛の悲鳴をあげ、ビルを支えていた両手を離してしまった。
 ドドドドーン。ズシィィン。
 高層ビルは右隣に建ち並ぶビル群を下敷にしながら倒れ、無残な灰燼と帰した。
「あうッ。くぅ」
「グモォォオ」
 マザーに体勢を立て直す暇も与えず、アリンドウは唸りながら突進してくる。
 ドスッ。
 アリンドウの頭部がマザーの腹部を直撃した。運悪く振り返った瞬間、強烈な一撃をボディにくらってしまったのだ。
「ごふッ」
 衝撃に片膝を崩すマザー。だが、アリンドウの猛攻は止まらない。
「キシャアァァァ」
 かん高い奇声を発し、その口からドロドロした透明な液体を吐き出した。
 ブシュゥゥゥ。
「あぁぁん。ゴフッ、ゴフッ。く、臭い。この刺激は……蟻酸!」
 辛うじて顔面への噴射は避けたが、マザーの首から豊満な胸元までを厭らしい液体が汚し、丸い乳房からポタポタと液体が地面へ滴り落ちる。
 地球上に存在する特定種の蟻は蟻酸(=ギ酸)を生成する機能を持っており、外敵への攻撃として毒液を吹きかける事がある。
 この蟻酸溶液は人間の皮膚に有害であり、危険性が非常に高い。特に眼球へ蟻酸溶液が付着した場合、下手をすると失明に近い障害が残るとも言われている。
 さすがのウルトラ戦姫といえども、こんな毒液を浴びせられては無事で済むはずがない。
 だが、マザーは胸元に針で刺されるような激痛を感じながらも目の前の怪獣を倒そうという使命から、渾身の力を振り絞って立ちあがった。
(早く光の国に帰って毒素を取り除かなければ……。破壊光線を使うのは本意ではないけれど仕方がないわ。これ以上、被害を拡大させない為にはストリウム破戒光線を使うしかないようね)
「ストリウム……」
「グモォォン」
 今まさにマザーがストリウム破壊光線を発射しようとした瞬間、アリンドウは再び頭突きでマザーの腹部を攻撃した。
 ドボッ。
「うぐッ」
 だが、今度は頭突きだけでは終わらない。
 両目の間から伸びる二本の長い触覚をマザーの脇腹に接触させたかと思うと、体内に蓄えている電流を放電した。

アリンドウの電流攻撃がマザーの全身を感電させる
(C)dis

 ビリビリビリビリビリビリ。
 次の瞬間、凄まじい威力の電撃がマザーの全身を駆けめぐった。
「キャアァァァァ」
 マザーの口から苦痛の悲鳴が漏れ、早朝のオフィス街に虚しく響く。
(こんな攻撃は予想外だったわ。な、何とか触角を……体から離さなければ……)
 電撃で痺れる両腕を必死に動かし、マザーは脇腹に触れているアリンドウの触覚をギュッと握りしめた。
 バリバリバリバリバリ。
「あうぅぅぅん」
 これまで以上の電撃が体中を襲うが、それくらいで屈するようなマザーではない。
(こ、このまま力尽きる訳には……い、いかないわ……)
 苦痛を意に介す暇もなく、マザーは不自由な両腕を徐々に動かしながらアリンドウの触覚を胴体から引き離した。
「えいッ」
「グモモォォン」
 勝利を確信していたアリンドウは思わぬ逆転劇に混乱したのか、その場に呆然と立ち尽くす。
(今だわ)
「ハァ」
 バシッ。バシッ。
「グモォォォ」
 マザーのチョップが連続してアリンドウの胸部を叩き、その勢いでアリンドウの体が後退した。
「これで終わりです。ストリウム破壊光線」
 バシューン。
「グモモモモォォォン」
 マザーが放った渾身のストリウム破壊光線を全身に浴びたアリンドウ。
 断末魔の悲鳴を残し、その体は数秒後に大爆発した。
 ボオォォォン。
「ハァ、ハァ、ハァ。こんなに苦戦するとは思わなかった。都市部での戦いは苦手だわ」
 太陽が少しずつ昇り出し、そろそろ朝の通勤ラッシュが始まる。
 倒壊したビルを見ながら心の中で人々に詫びたマザーは、体内にまで染み込んだ毒素を排出する為、光の国に一時帰還した。


【あとがき】
 ウルトラマザーVS怪獣軍団のSS第2話です。前回は尻切れトンボの状態で終っていますが、今回は何とか話が完結しました。。
 アリンドウと戦うマザーの苦戦する姿を思うように描けず、文章力の低さを痛感しています。本当ならば、火炎攻撃やベアハッグに苦しむ場面も書きたかったのですが……。
 最後になりましたが、本作はキャラクターを借りた二次創作物であり、らすP氏の描かれる「ウルトラレディ」シリーズとの直接的関係はありません。また、怪獣の設定は円谷プロの「ウルトラマンタロウ」から借用しましたが、多少のアレンジを施しています。


【謝辞】
 らすP氏とdis氏の御二人より、二次創作許可とイラスト転載の許可を頂きました。記して感謝致します。
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女性高利貸しはマゾヒスト(高木彬光「女怪」より)

 昭和23年に「刺青殺人事件」で鮮烈な文壇デビューを果たした高木彬光氏は、松本清張氏の「点と線」を始めとする諸作によって到来した昭和30年代の【社会派推理小説ブーム】以後、その分野へも活躍の場を広げます。
 社会派推理小説を書くようになった高木氏は本格的に法律の勉強を始めましたが、その努力は並大抵のものではなく、特別弁護人として法廷に立つ程の知識を身につけました。
 法律に関する猛勉強の成果は、天才詐欺師の巧妙な犯罪を描いた「白昼の死角」や法廷を舞台にした「破戒裁判」といった長編作品として結実し、これらの長編は今も高木氏の代表作として読み継がれています。

 高木氏は作家になった時から人を裁く為の「法律」に興味を持っていたらしく、犯罪と法律を扱った作品をデビュー間もない頃より書いていました。
 その代表例として、昭和25年発表の「戦後派殺人事件」や昭和29年発表の「これが法律だ」が挙げられ、さらに遡れば、代表作「呪縛の家」にも法律の盲点を突いた影の真犯人が登場します。

 昭和32年に週刊誌へ発表されたノンシリーズ短編「女怪」では、狡猾な悪女の存在を通じて法律を利用したトリックが描かれています。
 自首減軽や一事不再理、正当防衛を絡ませた完全犯罪の構図はユニークであり、同時に高木氏らしい豪快なストーリー構築でもありました。

 本作では、女性高利貸しを殺害した前座ボクシング選手が現場付近の交番へ自主する場面から始まります。
 犯人の熊谷則男は犯行に至る経緯をS警察署の部長刑事に語る際、犯行前の行動について次のように語りました。


 熊谷則男は、はじかれたように顔をあげた。青白く変わった顔に、泣き笑いのように複雑な表情を浮かべ、
「しかたがありませんからお話ししましょう。あの人は――奥さんは、男にいじめぬかれるのがうれしくてしかたがない型
(ママ)だったのです。昼には人をいじめていじめていじめぬいているくせに、夜になるとその反動が出るのでしょうか。逆に男にいじめぬかれなければ満足ができないほうだったのです」
「何か使ったのか。道具は?」
「最初はたいてい鞭でした。時には針も使いました――しかしそれよりも喜んだのは、首をしめることでした」
「うむ、それで?」
「私はむかし柔道を習ったことがあります。首をしめられて落ちるときには、苦しく苦しくてたまらないくせに、その反面、なんともいえないいい気持ちになったものですが、ちょうどああいう気持ちじゃないでしょうか?
【中略】とにかく、じわじわと首をしめて、ほとんど呼吸がつまるぐらいに圧迫していくと、奥さんは、何ともたとえようのないほど興奮してくるのです。もっと、もっととくりかえすのですが、こっちも、そこはなれたものですから、きのうまで危ないまねはもちろん避けました……きのうまで、きのうの晩までは!」
 熊谷則男の両眼からは、はらはらと大粒の涙がしたたり落ちて頬を濡らした。男女の交渉の機微については、ことにこういう変質的な性生活については、大沼部長もそれほど深い知識を持ちあわせているわけでもなかったが、いくつかあつかった強姦事件の類推からも、この話はなんとなく理解のできるような気がした。

≪角川文庫『殺意』P100~101≫


 熊谷の供述によるベッドシーンなので絶対的な事実とは断言できませんが、容赦なく金を取り立てる高利貸しの女性が実はマゾヒストだったとは何とも意外です。
 取り立てで相手を責めたてるイメージから、殺された木下鋭子はサディスト的傾向にあると思ったのですが……。

バットガールVS泥の怪物

『BATGIRL』第13号カヴァー

 上の画像は、アメコミ『BATGIRL』第13号のカヴァーです。
 バットガールが粘土体の怪物と戦うエピソードが収録されており、前号からのエピソード引き継ぎや次号への物語継続は無く、この号で完結しています。

 変身能力と粘土の体を持つ犯罪者グリスワルド(GRISWALD)は警官隊の包囲網から脱出し、ゴッサム信託銀行へ逃げ込みます。
 職員に姿を変えて地下金庫へ入り込もうとする所をバットガール(BATGIRL)に発見され、激しい戦いが始まりました。

粘土体の正体を現したグリスワルド

 強烈な一撃をボディーに受け、天井を突き破って地上まで吹っ飛ばされたバットガール。それを追うグリスワルド。
 戦いの舞台は地上へと移り、通報を受けて急行した警官隊の目前で二人は戦闘を続けます。
 そんな二人の前に若い刑事が拳銃を持って現れますが、グリスワルドはバットガールに変身しており、どちらが本物か分かりません。
 両者互いに「この女を撃って」と言いますが、どちらの言葉を信じるべきか刑事は苦悩します。
 このままでは勝負が長引き、グリスワルドに逃走のチャンスを与えてしまうと判断したバットガールは「私を撃ちなさい」と告げました。
 その瞳に覚悟を見た刑事は……。

バットガールは一発の銃弾に運命を託す

 2008年から配本が始まった『BATGIRL』(熱心に集めていなかったので、第何期のシリーズかは分かりません)は第9号から第13号までのカヴァーイラストが好みだった為、短期集中で購入していました。
 漫画本編は別の方が描いており、ジャケット買いになりましたが……。

クイーン火美子の敗北イラスト

 昨年末、当ブログでは「【冬の連続企画】連載SS「レスラー軍団大抗争! 王者の剣編」」を開催しました。
 懐かしの作品【覆面レスラーシール】に登場するクイーン火美子をクローズアップし、6名の絵師からイラストの提供(全て描き下ろしの新作)を受けて全7回のSS形式で展開した企画です。
 打診に応じて下さった絵師の方々は僅かな資料を参考にクイーン火美子が強敵との戦いに苦戦する場面を見事に描き出し、原作シールや漫画版(おうたごさく「レスラー軍団大抗争!」)では見られなかった試合中のピンチ場面を見せて下さいました。
 無敵の女王だったシナチクQUEEN=クイーン火美子が苦戦するイラスト、閲覧者の皆様にお楽しみ頂けたのであれば何よりです。

 これら寄稿イラストのうち、諸事情から1点だけ公開を見送ったイラストがありますので、その未公開イラストを今回は御紹介しようと思います。
 イラストの作者は、肉感的な魅力を持った女性キャラクターが印象的なバラピ氏。
 スレンダーな体型と豊満の胸の組み合わせを得意とし、美少女から母親まで守備範囲は幅広いです。

 公開できなかったのは下記のイラストです。
 足を大きく開いた格好でリング上にダウンしたクイーン火美子。その姿を見下しながら、虫の息となった彼女にトドメの一撃を与えようとする対戦相手。
 無敵の女王が屈辱の敗北を味わう瞬間を描いたベストショットながら未公開となってしまいバラピ氏に申し訳なく思っていましたが、ようやく公開の場を設ける事ができました。

激しい戦闘で髪飾りと肩アーマーが外れ、レオタード姿でダウン
(C)バラピ

 この他にもバラピ氏は数多くのイラストをpixivで発表されています。
 バラピ氏の作品を御覧になりたい方は、こちらから管理ページへアクセスして下さい(閲覧するにはサイトへの登録が必要となります)。

 最後になりましたが、新作イラストの御寄稿、イラストの掲載を御快諾下さったバラピ氏に厚く御礼申し上げます。

トレイン探偵と2人の美少女

 ロボット研究者と作家を両親にもつ紫月北斗。彼は冴えない小学生ですが、鉄道の知識に富んだトレイン探偵として活躍します。
 鉱石の研究と親子関係の崩壊が犯罪の温床となった「寝台特急北斗星の美少女」、主演女優の座を巡るオーディションと醜い芸能界の内幕が不遇な女性を巻き込む事件に発展する「特急はくたかのヒロイン」。
 AI(人工知能)を搭載したロボット犬のハナグロを相棒に、北斗は2つの事件を解決しました。

「トレイン探偵北斗 寝台特急北斗星の美少女」 「トレイン探偵北斗 特急はくたかのヒロイン」
(C)高森千穂/丸山薫/ポプラ社

 犯罪の渦中に巻き込まれた北斗は2人の美少女と出会い、親しくなりました。
 残念ながら相思相愛には至らず、そればかりか2人とも事件解決後は北斗と離れ離れになってしまいますが、短いながらも楽しい思い出になった事でしょう。

 第一の事件「寝台特急北斗星の美少女」では、ポニーテールが似合うボーイッシュな魅力の神埼美亜と知り合います。
 彼女が北斗宛てに助けを求めるFAXを送った為、2人の少年少女は寝台特急で北海道へ向かう事になったのですが、結局は美亜の小学生らしい勘違いによるものでした(内容紹介がメインではありませんので、詳しい説明は省きます)。
 鉱石研究のデーターを祖父の友人に届けようと北海道へ向かった美亜は、家族を捨てて研究に全てを捧げた父親を憎む叔父に拉致監禁されてしまいますが、北斗の機転やハナグロの活躍で無事に使命を果たします。
 最初は北斗を頼りなく思っていた美亜も徐々に心開き、事件が終わった後は「メガネをはずすと、美少年」なトレイン探偵として北斗に厚い感謝の言葉を送り、2人の短い付き合いは終わりを迎えました。
 本格ミステリーとは言えませんが、時刻表を駆使した乗り換えや一捻りされた隠しトリックが見られ、小学生を対象読者とした作品としては読み応えがあると思います。

神埼美亜
(C)高森千穂/丸山薫/ポプラ社
研究データーを狙う叔父に拉致され、軽い怪我をした美亜 父親を恨む次男は、その恨みを愛孫にぶつける
(C)高森千穂/丸山薫/ポプラ社

 第二の事件「寝台特急はくたかのヒロイン」では、女優を目指す雪村綾乃と知り合いました。
 綾乃は病気の妹を思いやる優しい心と実家を離れて叔母と生活する独立心を持っており、大変な努力家でもあります。
 映画のヒロイン候補となった綾乃は見知らぬ人物から「叔母の命を助けたければオーディションを受けるな」と脅迫されますが、北斗の推理で誘拐と脅迫の真相が明らかになり、誰も傷つく事なく事件は解決しました。
 綾乃の転校によって、やはり2人は離れ離れとなってしまいます。事件のたびに可愛い少女と知り合う事になるトレイン探偵に恋愛は許されないのでしょうか……。
 芸能関係者の醜い欲望が引き起こした事件でしたが、ラストシーンは爽やかで読後感は悪くありません。

雪村綾乃
(C)高森千穂/丸山薫/ポプラ社
叔母を人質に取られ、脅迫電話に怯える雪乃 オーディションを邪魔する誘拐犯に監禁された雪乃
(C)高森千穂/丸山薫/ポプラ社

 児童書という事もあり、トリックに少し物足りなさが感じられるかも知れませんが、1980年代中期に発表された西村京太郎氏の時刻表物が好きな推理小説ファンならば目を通してみて下さい。
 時刻表を駆使した乗り継ぎトリックの原型として楽しめるかも知れません。


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寝台特急「北斗星」殺人事件 (講談社文庫)寝台特急「北斗星」殺人事件 (講談社文庫)
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 ※寝台特急「北斗星」が登場する西村京太郎氏の傑作サスペンスミステリー。

辱められる麗しの乙女

 昨秋より『月刊ガンダムエース』誌上にて「SDガンダム三国伝 BBW創世記(ブレイブバトルウォーリアーズ ゲネシス)」の「第三部 呂布・貂蝉編」が連載開始となりました。
 このシリーズの原作者は矢立肇氏と富野由悠季氏。岸本みゆき氏が構成を担当され、岩本ゆきお氏が漫画を描いています。
 中国の古典小説「三国志」に材を取った作品で、20年近く前に始まった「SD戦国伝」を源流とする武侠シリーズの最新作のようです(数日前に初めて読んだ漫画なので、シリーズ全体の詳しい内容は分かりません)。

貂蝉キュベレイ 姿を見せる麗しき貂蝉キュベレイ
(C)矢立肇/富野由悠季/岸本みゆき/岩本ゆきお/サンライズ/バンダイ/講談社

 この「呂布・貂蝉編」ですが、連載開始早々、貂蝉キュベレイへの強姦シーンに話題が集まっています。
 強姦シーンがある事を知ったのは年明け早々の事。さっそく、該当エピソードをチェックしようと『月刊ガンダムエース』のバックナンバー(2010年11月号)を手に入れて読んでみたところ、聞きしに勝るインパクトでした。
 気品と威厳に満ちた麗しい乙女として描かれる貂蝉キュベレイ。彼女を暴力で制服する呂布トールギス。
 前述のシーンに至るまでの経緯も読み応えがあり、クライマックスへの序曲に相応しい展開となっています。

唇を奪われる貂蝉キュベレイ
(C)矢立肇/富野由悠季/岸本みゆき/岩本ゆきお/サンライズ/バンダイ/講談社
迫り来る脅威に怯えを隠せない
(C)矢立肇/富野由悠季/岸本みゆき/岩本ゆきお/サンライズ/バンダイ/講談社

 話題となっている凌辱場面ですが、以下のように描かれています。
 掲載誌『月刊ガンダムエース』2010年11月号が版元在庫切れにより入手困難な為、単行本化前という事もあり、画像を掲載しました。
 問題の名シーン、どうぞ御覧下さい。

呂布トールギスに襲われる貂蝉キュベレイ
(C)矢立肇/富野由悠季/岸本みゆき/岩本ゆきお/サンライズ/バンダイ/講談社


【関連情報紹介】
 ・漫画「SDガンダム三国伝」 今月は貂蝉キュベレイがレイプされる展開みたいです(「うるるんロギー」2010年9月22日更新記事)
 ※貂蝉キュベレイの凌辱シーンを知るキッカケとなったブログ。該当シーンの画像掲載あり。
 ・貂蝉キュベレイ(SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors版)(「モノクム」2010年10月24日更新記事)
 ※フルスクラッチの「貂蝉キュベレイ」紹介。2008年5月21日更新記事にも別Versionモデルの掲載あり。
 ・貂蝉キュベレイ(「駄駄駄駄駄駄」2011年1月5日更新記事)
 ※設定資料別の公式イラスト比較あり。
 ・BB戦士改造 貂蝉キュベレイ(「俗物が!」より。トップページはリンク切れ?)
 ※BB戦士を改造した「貂蝉キュベレイ」紹介。凌辱場面の再現ショットあり。

蒙古雷撃弾の不発

 サウスタウン全域を舞台にした格闘大会「キング・オブ・ファイターズ」と、その裏に蠢く陰謀を描いた「龍虎の拳2」は1994年から1995年にかけて『月刊ゲーメスト』へ連載されました。
 SNK(現・SNKプレイモア)の同名ゲームをコミック化した作品で、原作は石井ぜんじ氏、漫画は天獅子悦也氏が担当されています。
 大まかなストーリーはゲーム版と大差なく、前作から登場してたギース(漫画版「龍虎の拳」での呼称はヤングボーイ)との最終決戦まで描かれました。

 本作の序盤では、「キング・オブ・ファイターズ」へ乱入者する形で参加者登録されてしまったユリとモンゴル相撲を体得するテムジンの試合場面が描かれています。
 1年前の誘拐事件で自分の非力さを痛感したユリは、護身の為に父親から極限流空手の特訓をしており、ひょんな事から空手道場へ現れたテムジンと対戦カードを組まされてしまいました。

ユリ・サカザキ(画・天獅子悦也)
(C)石井ぜんじ/天獅子悦也/新声社

 試合開始直後は優勢だったユリですが、タフなテムジンにクリーンヒットを与えられず、徐々に攻守が逆転し始めます。
 戦いがヒートアップする中、一瞬の隙をついてユリの股下をくぐったテムジンは彼女の華奢な体を担ぎ上げ、逆転の大技蒙古雷撃弾をユリに仕掛けました。

テムジンの蒙古雷撃弾に大ピンチのユリ
(C)石井ぜんじ/天獅子悦也/新声社

 蒙古雷撃弾が発動する直前、ユリは機転を働かせて技から脱出。
 再びオフェンスへ転じ、辛うじてテムジンに勝利しました。

 せっかく投げ技を得意とする相手との戦いがセッティングされたにも関わらず、残念ながらユリの御開帳は拝めませんでした。
 ストーリーの進行上、やむを得ない事だったかも知れませんが……。もう一歩、読者サービスの描写が欲しかったと連載当時は思ったものです。
 もっとも、この後のエピソードでは脱衣KOが再現され、男性読者の渇(?)を多少は癒してくれました。


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 ※「龍虎の拳2」収録。

ウルトラマザー  第1話「恐怖の水中触手地獄」

空想巨大ヒロインシリーズ  ウルトラマザー】
「恐怖の海中触手地獄」

原  案:らすP(「ウルトラマザー」より)
イラスト:dis
文  章:新 京史朗


 八十八島(やそはちじま)沖で暴れ狂う巨大ダコ怪獣・タガールに立ち向かうウルトラマザー。
 多方向から同時に襲い来る触手を巧みに避けながら胴体に近づき、強烈なパンチを脳天に叩き込んだ。
「ブシュゥゥゥゥ」
 不気味な呻き声をあげるタガール。
 マザーは冷静に触手の動きを目で追いながら間隙をついた攻撃を続けた。
 攻撃を喰らうたびにタガールの不気味な悲鳴が周囲に響き渡る。
(くッ。この触手さえなければ……)
 どうしても触手の動きに意識を集中させてしまい、マザーの攻撃は手数が多いだけで一発一発の威力は落ちる。
 その焦りが平常心を乱したのか、マザーは珍しく失敗を犯した。
 海中に隠された触手に右首足を絡め取られていまったのだ。
「あッ。しまった」
「フシュルルルゥゥ」
 一瞬の隙に乗じたタガールは残る触手でマザーに一斉攻撃を仕掛けた。
「くうッ」
 アッと言う間にマザーの両腕はタガールの触手によって自由を奪われ、肉付きの良い太腿も触手に巻きつかれてしまった。
 タガールはマザーの太腿に絡めた触手に力をこめ、徐々に絞めつけ始める。
「あぐッ。あ、足が……あん。なんて力なの」
 血液の流れが鈍くなった為か、スベスベした白蝋のような肌に血管が浮き出てくる。
 何とか触手を外そうとするマザー。しかし、肌に密着した吸盤がストッパーとなり太腿に絡まる触手はビクともしない。
 そうしているうちに、残る3本の触手もマザーの豊満な肉体に襲いかかって来た。
「あぁぁん。なんて所を……。おやめなさい」
 言葉が通じないと分かっていながら、マザーはタガールを叱咤した。当然、タガールに言葉が通じるわけもない。
 マザーが焦るのも当然。3本の触手は大きな両胸と海水に濡れた股間部分に侵入してきたのだった。
 まさぐるような、くすぐるような、何とも言えない動きで乳房を弄ぶタガール。同時に股間部分へ潜り込ませた触手で急所を激しく擦る。
「あうん。な、なんて事を……。破廉恥な。抵抗できない女性の体を弄ぶなんて卑怯だと思わないのですか」
 気の狂わんばかりの羞恥心を覚えながらマザーは相手の良心に訴えかけるが相手は蛸である。悲痛な叫びが届く筈もない。
 そして残る1本の触手が、遂にマザーの体に向かって動き出した。
 ズボッ。
「モグッ。ンン~」
 よりによって、最後の触手はマザーの口内に侵入した。
 桃色に輝く唇をプルプルと震わせながら、マザーは声にならない悲鳴をあげる。

タガールの触手がウルトラマザーを苦しめる
(C)dis

 蛸の足が8本ある事は誰でも知っているが、そのうちの1本だけは生殖器になっている事を知る人は少ないかも知れない。
 マザーの口に突っ込まれた先端に吸盤のない触手こそ、その生殖器であった。
 この事を不幸にも知っていたマザーは口内で暴れる触手を吐き出そうとするが失敗。噛みつこうにも大きく口を開けた状態なので噛む力が入らない。
(このままでは、まずいわ。何とかしなければ。でも、どうしたら……)
 両手両足の自由を奪われた状態で乳房を弄ばれながら股間をまさぐられる痴態。さすがのマザーも抵抗するすべがない。
 この危機的状況から脱出する事を考えている時、突然、タガールはマザーの体を道連れに海底深く潜り始めた。
(い、いけない。このまま水中に引きずり込まれては息が続かなくなる。ど、どうすれば……)
 海中に住むタガールは自分のホームグラウンドへマザーを連れ込む気らしい。
 このまま海中で無抵抗なまま蛸に辱められるか。それとも、渾身の力で触手を振り切って逆転への糸口を見つけるか。
 海底に沈みゆくマザーは朦朧とした意識の中で起死回生の策を練るが、だんだんと思考回路が働かなくなってきた……。


【あとがき】
 怪獣との戦いに苦戦するウルトラマザーのイラストに文章をつけたSSです。今回は細かい設定を作らず、冒頭から「巨大ヒロインVS怪獣」のシチュエーションだけを書く事にしました。
 文章によるイメージレスポンスなので、このような書き方を採用した次第です。
 ラストが中途半端かと思われるかも知れませんが、ヒロピン場面のみを書くと決めていた為、結末を描かない終わらせ方にしました。御理解頂ければ幸いです。

 最後になりましたが、本作はキャラクターを借りた二次創作物であり、らすP氏の描かれる「ウルトラレディ」シリーズとの直接的関係はありません(当然、円谷プロの「ウルトラマンタロウ」についても同じ事が言えます)。
 15禁に近い内容ですが、キャラクターのイメージを最低限崩さないように努力したつもりです。凌辱系ヒロピン作品を嫌悪される方にとっては不快感を抱かれるSSかも知れませんが、その点は御容赦下さい。


【謝辞】
 らすP氏とdis氏の御二人より、二次創作許可とイラスト転載の許可を頂きました。記して感謝致します。

山川惣治の世界

 山川惣治氏は1992年に亡くなった絵物語作家で、没後20年近く経った今なお根強いファンがいます。
 印刷物に載った最初の作品は「活動狂の夢」と題した一枚絵で、大正末期に『東京日日新聞』の募集マンガへ投稿した習作時代のイラストでした。同紙の大正15年1月12日付に掲載され、現時点で確認されている最も古い作品とされています。
 昭和10年中頃から『少年倶楽部』や『キング』等の講談社雑誌を中心に創作活動を始めますが、その前は紙芝居の世界で活躍していました。
 人気作家となったのは戦後らしく、代表作とされる「少年ケニヤ」や「少年王者」も昭和20年代に発表されています。

 山川氏の描く少年少女は子供のような外見ながら大人びた雰囲気が感じられ、特に野性児として描かれる少年には中性的な色気が見られます。
 例えば「少年王者」の真吾。彼はアフリカの密林で両親と離れ離れになってしまい、ゴリラに育てられた野性児ですが、筋骨隆々な肉体に似合わず女性のような色気を全身から漂わせています。
 美少年とは言いがたいのですが、それにも関わらず、今で言う「ショタ」的な要素を感じさせるキャラクターに見えるのは私の気のせいでしょうか……。

豹の群れに襲われる真吾
(C)山川惣治/講談社/河出書房新社

 また、「少年王者」より少し遅れて発表された「海のサブー」は逞しい体つきをした少年が主人公ですが、腰巻一丁の半裸少年をスレンダーな体型で描く事によって独特の魅力を与え、やはり美少年とは言いがたいキャラクターに色気(同じ表現ばかりですが、適当な言葉が見つかりません……)を付加しています。
 三郎は悪徳まじない師の策略で大蛸と戦う事になりますが、その場面を描いた単行本の口絵は「触手」と「美少女」の組み合わせを連想させるセクシーな構図となっています。

大蛸と戦うサブー
(C)山川惣治/講談社/河出書房新社

 一方の美少女ですが、少女らしい「可愛さ」と女性らしい「美しさ」が同居する魅力を持っており、セクシーとは言えないものの、それに近い魅力が感じられます。
 言葉では説明しづらいのですが、抽象的な言い方が許されるのであれば「大人と子供の境目に見られる発展途中の美しさ」とでも表現すべきでしょうか。
 百聞は一見にしかずと言いますので、廻りくどい説明よりも実物を見て頂いた方が分かり易いでしょう。以下にすい子とケートの画像(前者は「少年王者」のヒロイン、後者は「少年ケニヤ」のヒロイン)を掲載しますので御覧下さい。

すい子の艶めかしい太腿 すい子に巻きつくモンスター・ツリー
(C)山川惣治/講談社/河出書房新社

苦しげな表情で水中から顔を上げるケート 活発な美少女のケート
(C)山川惣治/講談社/河出書房新社

 余談ですが、劇場用アニメとして1984年に公開された「少年ケニヤ」では、悪者に鞭打たれたケートが小さく足を開いた格好で倒れる場面がありますが、その時、ノーパン状態の股間が画面に写ります。
 ほんの一瞬ですが、当時としても際どい描写だったに違いありません。リアリティを追求するスタッフのこだわりを感じました。

 イラストについて説明するのは難しく、分かりにくい内容だったかも知れませんが、結論として言いたい事は「山川惣治氏の絵物語はイラストの完成度が高く、少年も少女も独特の色気を持っており、ここから学べる事もある。温故知新の精神で山川作品を読み返すのも悪くない」です。
 山川氏の作品集は全て絶版となっていますが、多少の苦労をしてでも代表作くらいは読んでおいて損はありません。

【参考資料】三谷薫/中村圭子・編『山川惣治 「少年王者」「少年ケニヤ」の絵物語作家』(河出書房新社)。


山川惣治―「少年王者」「少年ケニヤ」の絵物語作家 (らんぷの本)山川惣治―「少年王者」「少年ケニヤ」の絵物語作家 (らんぷの本)
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 ※原作:山川惣治。漫画:石川球太。
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 ※原作:山川惣治。漫画:石川球太。

セーラー服を着た華麗なヒロイン

 セーラー服のヒロインが学園内の悪を懲らしめる「舞って!セーラー服騎士(ナイト)」は有賀照人氏の代表作であり、1987年に『週刊少年ジャンプ』へ読切版が掲載された翌年から増刊を含めた同誌へ連載されました。

読切版「セーラー服騎士(ナイト)」扉ページ(『週刊少年ジャンプ』1987年49号)
(C)有賀照人/集英社

 ラブコメ+アクションを基調にした漫画で、劇中ではセーラー服騎士(ナイト)=星野舞子のプルマ姿やパンチラ、リョナ場面を何度か見る事ができます。 
 本作終了後、有賀氏は漫画家としての活動を中断していましたが1999年に復活。活躍の場を『ビジネスジャンプ』へ移し、原作付き漫画の連載が増えました。
 自身の代表作をリメイクした「セーラー服騎士(ナイト)」も同誌へ発表されています。

 星野舞子 セーラー服騎士(ナイト) セーラー服騎士(ナイト)は正体を知られてはいけない
(C)有賀照人/集英社

 オリジナル版は20年以上も前に発表された作品ですが、作画の完成度は高く、改めて読み返しても楽しめると思います。
 相手が小悪党ばかりのせいかセーラー服騎士(ナイト)がピンチになる場面はあまり見られず、ガタイの良い相手との肉弾戦も皆無なので、肉体的攻撃へのリョナ場面を期待するとガッカリしますが……。
 以下に個人的なお薦めエピソードを画像付きで紹介しますので、多少なりとも作品の雰囲気を感じ取って頂ければ幸いです。
 なお、作者自身によるリメイク版は未見なので言及は避けました。御了承下さい。


 ・幼ななじみは日本一!!の巻(コミックス第1巻収録)
 番長グループのバックアップを受けながら「ミスコンテスト」連覇を狙う白鳥麗子。エスカレートする彼女の悪行に舞子の怒りは頂点へ達した。セーラー服騎士(ナイト)になった舞子だが、その前に番長の黒羽が立ちはだかる。圧倒的な力の差に苦戦する舞子。さらに黒羽の手下まで現れ絶体絶命の窮地に追い込まれた。
さすがのセーラー服騎士(ナイト)もコンビネーションプレイに大苦戦
(C)有賀照人/集英社

 ・陰謀を叩け!!の巻(コミックス第1巻収録)
 優等生を演じる風紀委員長の沖田。彼の悪事を暴こうとする舞子だが、罠にハマり恐喝犯にされてしまう。沖田の正体と悪事のカラクリを知った舞子はセーラー服騎士(ナイト)となり直接対決を決意した。
沖田のナイフ攻撃がセーラー服騎士(ナイト)のスカートを打ち抜く
(C)有賀照人/集英社

 ・快走!?ブルマー騎士(ナイト)!!の巻(コミックス第1巻収録)
 陸上クラスマッチを目前に練習を続ける高橋。彼女は正選手の補欠としてリレー競技へ参加する事になった。四冠を狙う陸上部の吉岡は足の遅い高橋にケガをさせ、代わりに同じ陸上部の助っ人をリレー選手として登録。高橋の努力を踏みにじった吉岡に対し、舞子はセーラー服騎士(ナイト)となってリレーに出場。吉岡に勝負を仕掛ける。
ブルマショット満載のサービス(?)エピソード
(C)有賀照人/集英社


 この他、女子プロレスラーである母親の竜子が主役のエピソード「パートナーは誰だ!?の巻」(コミックス第1巻収録)では、兇器攻撃に苦しむ彼女の姿も見られました。
 タッグパートナーを傷つけられ、2対1のハンディキャップ戦を余儀なくされた竜子は女王の貫禄を見せつけるように序盤から積極的な攻撃でドラゴンシスターズに立ち向かいますが、チェーンを巻かれて体の自由を奪われてしまい、身動きできないまま肩や太腿をサーベルで刺されてしまいます。
 トドメの一撃が竜子の肌を傷つける危機一髪のタイミングでセーラー服騎士(ナイト)に変身した舞子がリングに乱入。息の合ったコンビネーション技でドラゴンシスターズを倒しました。
復讐鬼の凶刃に傷つく竜子
最悪の状況に負け知らずの竜子も絶体絶命
(C)有賀照人/集英社

一条あかりのバスター技専用ダメージグラフィック(ブルマ着用)

 SNK(現・SNKプレイモア)の名作「龍虎の拳2」に登場するテムジンは蒙古雷撃弾という投げ技を使います。
 蒙古雷撃弾は専用ダメージグラフィックに対応しており、技をかけられた相手は大股開きの恥ずかしい格好を晒す事になりますが、たった2名の女性キャラクターであるユリ・サカザキとキングも例外ではなく、その開脚姿をプレイヤーに見せてくれました。
 リアルタイムで「龍虎の拳2」をプレイされた方であれば、当時の反響を多少なりとも記憶されている事でしょう。
 残念ながらテムジンは一発屋として消えてしまい、以降の作品では背景キャラクターとして脇役以下のポジションにまで落されました。

 今は亡きネオジオゲーム専門誌『ネオジオフリーク』(1999年に廃刊)の読者投稿欄にはテムジンの復活を望む声が掲載された事もありましたが、ファンの声はメーカーに届かなかったようです(もっとも、テムジンの復活を希望する理由が「舞やアテナに蒙古雷撃弾を掛ければ開脚姿が見られるから」だったので無視されたのかも知れませんが……)。
 この投稿が掲載された当時、私も同じ事を思っていたのですが、今のようにアマチュアの趣味人が自宅でドット絵を打てるような環境にはなかった為、ひたすらテムジンの復帰を願うだけでした。

 それから十数年。
 完成度の高い玄人向け改造ドット絵を発表されているmo2氏と知り合えた事により、永年の鬱憤を晴らす機会が得られました。
 つまり、オリジナル作品には存在しないバスター技専用のダメージグラフィックを見る事です。
 mo2氏の改造技術は御自身が運営されるWEBサイト「ドット絵置き場」を御覧頂ければ分かる通り。
 既製キャラクターデーターを流用したmo2氏の改造技術は大胆にして繊細。元となるドット絵の魅力を残しながら新たなポーズを作り上げています。

 幸いな事にmo2氏の全面協力を得る事ができましたので、当ブログにて、既製データーのある女性キャラクターから数名を厳選したバスター技専用ダメージグラフィックの一挙公開が決定しました。
 ハッキリとした時期は未定ですが、今春中を予定しています。

 今回は先行公開として、mo2氏より頂戴した一条あかりのバスター技専用ダメージグラフィックのサンプル3点を掲載しました。
 全て新規作成の新作ドット絵であり、当ブログのみで御覧頂けます。
 ブルマを着用したコケティッシュな美少女陰陽師見習いの開脚姿、どうぞお楽しみ下さい。

一条あかり バスター技専用ドット絵(ブルマVersion)
(C)既製データー:SNKプレイモア/改造:mo2

 当ブログへお越し下さる方には言うまでもありませんが、この作品は既製データーを使用している為、取り扱いには細心の注意を必要とします。
 画像のDLに条件や制限は設けませんが、入手データーの御利用は個人での使用に限り、他所への無断掲載や二次配布は絶対に行わないようお願い申し上げます。
 良識ある皆様には無用な注意事項ではありますが、リクエストに応じた改造ドット絵を御提供下さったmo2氏に御迷惑がかからないよう、あえて書かせて頂きました。
 事情お察しのうえ、どうぞ御了承下さい。

 最後になりましたが、mo2氏はpixivへも改造ドット絵作品を投稿されています。
 WEBサイト未掲載作品が数多く見られますので、こちらも併せて御覧下さい(閲覧するにはサイトへの登録が必要となります)。
 mo2氏のページへは、ここからアクセスできます。

無線電信への萌え出でた恋(海野十三「壊れたバリコン」より)

 特定文化において社会的地位(?)を得た「萌え」という単語。本来は「草木の芽が出る」という意味ですが、対象キャラクターへの好意や興奮感情を表現するスラングとしても用いられています。
 後者の語源や発生については、隠語的意味合いを含む使用方法の為か諸説あり、一般的には1980年代後半から1990年代初頭にかけて成立したとされていますがハッキリとした成り立ちは分かっていません。
 二次元キャラクターへの愛情を示すスラングとして発生した「萌え」は奥の深い言葉なので、アニメ文化に興味のある方は「萌え」の歴史について研究してみてはいかがでしょう。
 たかがアニメ、されどアニメ。アプローチの仕方によっては立派な文化研究になると思います。

 上記のようなスラングとしての「萌え」の使用ですが、探偵小説の世界にも見る事ができます。
 管見に入った限りでは、海野十三氏が『無線と実験』昭和3年5月号へ発表した「壊れたバリコン」での使用が最も古い登場でした(この作品を探偵小説に分類するのは拡大解釈のし過ぎかも知れませんが、暗号解読の要素を含む軍事間諜小説と言えなくもない為、探偵小説とさせて下さい……)。
 本作は栗戸利休名義で発表され、昭和12年に海野名義で刊行された単行本へ収録されました。

 その使われ方ですが、本文中にて以下のように書かれています。


 僕は少年時代からラジオの研究に精進していたラジオファンとして、あの茫漠たるエーテル波の漂う空間に、尽くることなき憧憬を持っているのでした。それは僕が始めて簡単な鉱石受信機を作って銚子の無線電信を受けた其の夜から、不思議に心を躍らせるようになった言わば一種の「萌え出でた恋」だったのです。僕は毎晩のように鉱石の上を針でさぐりながら、銚子局の出す報時信号(タイム・シグナル)のリズムに聴き惚れたものです。
≪三一書房『海野十三全集 第1巻 遺言状放送』P53≫


 無線電信に心を躍らせ「萌え出でた恋」を覚える男性。この当時としてはユニークな感情表現だった事と思います。

蕾を散らした宮本音禰

 莫大な遺産の相続人に指定された美少女を主人公にした横溝正史氏の長編「三つ首塔」は昭和30年に『小説倶楽部』へ連載された後、昭和45年に刊行された『横溝正史全集』第9巻へ大幅加筆して収録されました。
 金田一耕助を脇役的な立場にした作品であり、主人公にしてヒロイン役でもある宮本音禰の数奇な運命と冒険が描かれています。
 本作は昭和31年に映画が公開され、その後はテレビドラマとして4度にわたって映像化されました。

 以前、当ブログにてドラマ版「横溝正史シリーズ 三つ首塔」を扱った記事を掲載しましたが、そのせいか今年になってから「宮本音禰のイラスト」や「宮本音禰のイラストが載っているサイト」を検索キーワードにして訪問された方が何名かいらっしゃいました。
 せっかくの機会(と言いうのも変ですが)なので、今回は『小説倶楽部』連載時の挿絵に描かれた音禰の画像を掲載しようと思います。

 画像紹介の前に書誌的なデーターを書くと次のようになります。
 初出は『小説倶楽部』昭和30年1月号~12月号への連載発表。挿絵は冨田謙太郎氏が担当されました。
 昭和45年に大幅加筆された改稿版が『横溝正史全集』へ収録され、以降は加筆Versionが決定稿となっています(横溝正史研究家である浜田知明氏の調査によれば、全面的に手直しされ、解決部分が詳しくなっているとの事)。

 宮本音禰 「三つ首塔」連載第2回目キャッチコピー純潔を汚された音禰
(C)横溝正史/冨田謙太郎/桃園書房

 また、本作の冒頭に登場するセクシーな女性アクロバットダンサーもカットや挿絵として描かれていました。
 参考までに彼女達の画像も紹介します。

「三つ首塔」連載第1回目扉イラスト(部分) アクロバットダンサー
(C)横溝正史/冨田謙太郎/桃園書房


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 ※「三つ首塔」原作。
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 ※颯田直斗氏が描く宮本音禰のイラスト掲載。

アクセスカウンター障害

 本日、FC2ブログのカウンター機能に障害が発生しました。詳しい発生時間は不明ですが、現在は復旧作業が完了しているようです。
 障害発生期のアクセス数がカウントされず、過去2日のデーターも消失したとの報告がカウンター機能設定ページにて記されていました。
 カウンターを設置していた当ブログでも影響を受け、昨年4月からの総アクセス数にも狂いが生じています。

 中途半端な数値でカウントを続けるよりも思いきってカウントを再スタートする事に決めましたので、午後9時過ぎよりアクセス数を「1」から数え直しております。
 キリ番アクセス記念については再カウントに準じ、次の御挨拶は当初予定の20,000Hitから5,000Hitに変更となりました。

 カウンター数値のリセットとキリ番アクセスについて、上記の通り、御報告させて頂きます。
 ちなみに、障害発生理由については報告がなく、原因不明か発表しないだけなのか分かりません。

心優しい才色兼備の名探偵4世

 アーサー・コナン・ドイルが1887年に発表した長編「A Study in Scarlet」(邦題「緋色の研究」等)で初登場したシャーロック・ホームズは名探偵の代名詞であり、今なお国内外には熱心な愛読者がいます。
 原作は全60編が書かれ、初めての邦訳は明治時代後期に雑誌へ掲載されました(北原直尚氏の著書『シャーロック・ホームズ万華鏡』によれば、最初の邦訳は『日本人』明治27年1月号から連載が始まった「乞食道楽」との事)。
 贋作やパロディ作品も数多く書かれており、ホームズ物語が世に出た数年後の1892年には早くもパロディ作品が発表されていると記録に残っています。
 日本人作家も含めた著名な小説家がシャーロック・ホームズを主役にした作品を書いている事からも、ホームズ人気の高さが窺えるでしょう。

 2005年に『週刊漫画サンデー』へ連載された「名探偵マダム・ホームズ」は、シャーロック・ホームズの曾孫(ひまご)を主人公にしたエロチックな推理漫画です。
 原作は鍋島雅治氏が担当され、作画は花小路ゆみ氏が担当されました。
 本格推理漫画ではありませんが、お色気アクションだけに頼る事なく、一定基準の推理物としても読む事ができる素晴らしいパロディ作品です。

『名探偵マダム・ホームズ』全3巻
(C)鍋島雅治/花小路ゆみ/日本文芸社

 ICPO特別顧問のマダム・ホームズは推理力抜群な才色兼備の女性であり、人を思いやる優しい心と芯の強さを併せ持っています。
 理想の女性像でありながら、そこに一片の嫌味も感じさせないのは花小路ゆみ氏の画力が大いに貢献しているからでしょう(少なくとも、私はそう思っています)。
 4年以上前のコミックスなので新刊での入手は不可能かも知れませんが、入手困難な作品ではありません。
 異色でありながら良質のパロディ作品として、推理小説ファンの方にも推薦したい漫画です。

マダム・ホームズ 論理的な推理で謎を解き明かす
(C)鍋島雅治/花小路ゆみ/日本文芸社

 愛する夫を犯罪で失ったマダム・ホームズはICPOの推薦で捜査コンサルタントとして警視庁へ派遣され、テロリストによるシージャック事件で知り合った和藤刑事とコンビを組んで様々な事件に挑みます。
 物語前半は短編集のような構成となっており、窃盗や殺人事件、麻薬の密輸をマダム・ホームズが論理的な推理で解決するエピソードが描かれました。
 中盤以降はSM姉弟との対決が中心となり、連載長編の形式に近い物語の組み立て方がされています。
 推理物が好きな方には第1巻、マダム・ホームズのアクションやピンチ場面が見たい方には第2巻と第3巻がお薦めです。

 本作に描かれるセクシーアクションや折檻シーン、マダム・ホームズのピンチ場面は見応え満点ですが、残念ながら全て紹介する事はできません。
 独断で選びぬいた珠玉の名場面集となりますが、以下に画像を掲載するので多少なりとも作品全体の雰囲気を感じ取って頂ければ幸いです(詳しい状況説明はキャプションに書いてあります)。

事件捜査の為、恥しい恰好をする事も…… 羽根による擽り責めに耐えるマダム・ホームズ 豪華船内のカジノで大胆な作戦に出る お色気作戦で時間を稼ぐマダム・ホームズ
(C)鍋島雅治/花小路ゆみ/日本文芸社
麻薬密輸事件を追うマダム・ホームズの危険な賭け 強い信念を持つマダム・ホームズはSの拷問にも屈しない
(C)鍋島雅治/花小路ゆみ/日本文芸社

 マダム・ホームズの他、本作には隻眼の美女も登場します。
 彼女の名前はS。マダム・ホームズのライバルとも仲間とも言えない微妙なポジションのキャラクターですが、過去回想編では色っぽい姿で大蛇と戦う場面や弟に犯される場面が描かれています。
 参考までにSの画像も掲載しますので、どうぞ御覧下さい。

サバイバル試験で大蛇と戦うS 片目を奪われ、弟に犯されるS
(C)鍋島雅治/花小路ゆみ/日本文芸社


シャーロック・ホームズ万華鏡シャーロック・ホームズ万華鏡
(2007/08/11)
北原 尚彦

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 ※「乞食道楽」に関する記事が読めます。
日本版 シャーロック・ホームズの災難日本版 シャーロック・ホームズの災難
(2007/12)
柴田 錬三郎

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 ※北原直尚氏が編んだホームズ物語の贋作集。

お姫様の受難

 古いSM雑誌の愛読者やコレクターであれば、鬼頭暁氏の名前を知っている方は多いでしょう。
 濡木痴夢男氏が自著『「奇譚クラブ」とその周辺』にて「一部の読者にふしぎなくらい人気のあった」画家と紹介された鬼頭氏は、様々なSM雑誌でイラストを描いていた挿絵画家です。
 詳しいデビューは分かりませんが、昭和30年代後半の『裏窓』には挿絵が掲載されていました。後には劇画作品や絵物語も描くようになります。
 昭和60年まで各SM雑誌へ作品を発表して事は確認しているので、少なくとも活躍期間は20年を超える計算です。

 鬼頭氏が『別冊SMファン』昭和52年1月号へ発表した劇画「阿蘭陀呪縛(しばり)」は、江戸時代末期の長崎を舞台にした人身売買物で、美しい姫君が辱めを受けて調教され、娼婦として海外へ売られていく物語です。
 昭和40年中頃から『サスペンスマガジン』で鬼畜物の絵物語を描いていた(原作者は別途あり)経験があるせいか、悲劇的な幕切れには救いがありません。

鬼頭暁「阿蘭陀呪縛」扉イラスト
(C)鬼頭暁/司書房

 物語の要約が難しい為、どのように内容紹介すればよいのか悩みます。
 下手にストーリー紹介を行うよりは劇画の画像を掲載した方が作品の雰囲気を掴み易いと思うので、未読の方には隔靴掻痒かも知れませんが、このような紹介方法となる事を御理解下さい。
 なお、キャプション中の「綾乃」とは姫君の名前です。

悪徳商人ベルナールに連れ込まれた一室で着物を脱がされる綾乃 抵抗むなしく、湯文字一枚にされてしまう
(C)鬼頭暁/司書房
苦痛と屈辱の乳房責め
(C)鬼頭暁/司書房


「奇譚クラブ」とその周辺 (河出i文庫)「奇譚クラブ」とその周辺 (河出i文庫)
(2006/06/03)
濡木 痴夢男

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イシスを狙う復讐の蛇遣い

『THE MIGHTY ISIS』第7号カヴァー

 上の画像は、アメコミ『THE MIGHTY ISIS』第7号のカヴァーです。
 両手を鎖で繋がれたイシス(ISIS)が巨大な蛇に襲われるシーンですが、このような場面は本編にありません。

 本号には、1,000年前にイシスとの戦いに敗れた蛇遣いタイラント(TYRANT)が現代に蘇り、イシスへ復讐するエピソードが収録されています。
 本編中でも蛇に絞めつけられるイシスの姿は見られますが、カヴァーイラストのような大蛇ではなく、アナコンダより少し小さいサイズの蛇しか登場しません。
 体中の骨が砕かれそうな苦痛に悶えるイシスの姿を期待していたヒロピン愛好者にとってはフラストレーションを覚えるエピソードでした。

タイラントの罠にかかったイシス

 物語前半、古代エジプトに時代を戻してイシスとタイラントの因縁を描いていますが、ここではオリジナルのイシス(肉体を持っていた頃の姿)がタイラントの操る蛇に巻きつかれる場面が見られます。
 やはり苦痛に耐えるシチュエーションは見られないものの、エキゾチックな容姿のエジプト系美女の体に蛇が絡む構図は色っぽく、僅かですが絞めつけリョナの見られない渇を癒す事ができました。

蛇に絞めつけられるイシス

 この「THE MIGHTY ISIS」はTVドラマとタイアップするかたちでコミックスが刊行され、1976年から1977年にかけて全8巻で完結しました。
 高校教師のアンドレア・トーマス(ANDREA THOMAS)がアミュレットの力で古代エジプトの女神・イシスに変身して大活躍しますが、肉弾戦を含むアクション場面は少なく、カヴァーイラストに見られるヒロピン要素を期待しているとガッカリさせられるので御注意下さい。

戦うシスターからテロリスト・ハンターへ

【冬の連続企画】連載SS「レスラー軍団大抗争! 王者の剣編」  開催中
【冬の連続企画】連載SS「レスラー軍団大抗争! 王者の剣編」
(C)バラピ/number10/カエル/RAW/00/つるMK-3



 御訪問者の皆様、新年おめでとうございます。
 2011年も変わらぬ御愛顧を頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。

 今年最初の紹介作品は、悲しい過去を背負った女性テロリスト・ハンターの壮絶な戦いを描いた「死星(シスター)マリア」です。
 梶研吾氏の原作を叶精作氏が漫画化した作品で、2004年11月から2005年4月まで『週刊漫画ゴラク』へ連載されました。
 日本文芸社から刊行されたコミック全2巻は絶版ですが、2009年9月に小池書院からワイド版コミックスとして復刊されています。

 本作は2部構成になっており、テロリスト・ハンター養成組織【ルルド】の一員となったマリア・リンドバーグが秘密結社【紅の爪】と戦う前半パート(第1篇~第8篇)、さらわれた娘を奪還する為に【ルルド】の庇護を離れて裏社会の刺客と孤軍奮闘する後半パート(第9篇~最終篇)に分かれています。
 前半パートはコミックス第1巻、後半パートはコミックス第2巻へ全エピソードが収録されました(ワイド版コミックスでは全話を1冊に収録)。

 前半パートでは修道女の衣装のままマリアは襲い来る敵と戦いますが、派手なアクションが多いのでスカートがめくれてパンチラやパンモロが頻発します。
 また、ナイフで服を切り裂かれて乳房が露わになったり、毒爪攻撃が得意な女性科学者と全裸で戦ったり、銃口を尻の穴に突っ込まれたり、清楚な職業とのギャップが大きいシーンも随所に見られます。

【紅の爪】に所属するカルネを豪快な蹴り技で攻撃
(C)梶研吾/叶精作/小池書院
毒爪使いのアリシアと全裸で戦うマリア
(C)梶研吾/叶精作/小池書院
人質をとられ、公園内で辱めを受ける
(C)梶研吾/叶精作/小池書院

 後半パートでは修道女の衣装を脱ぎ捨て、マリアは私服姿で激しい戦闘を繰り広げます。
 闇世界の追手から逃れる為に乗ったVIPの専用飛行機内で襲ってきた裏切り者との戦いを皮切りに、横浜で悪徳医師、人形師、殺し屋と対決。最後は愛娘を監禁するテロリスト予備軍に一人で立ち向かいます。
 対戦相手の強さは前半パートと比べて劣るものの、残忍さは【紅の爪】の刺客にヒケをとりません。
 さすがのマリアも苦戦を強いられる戦いが続き、セクシーアクションよりもピンチ場面が目立ちました。

大空の密室で裏切り者に襲われる
(C)梶研吾/叶精作/小池書院
殺人芸術家ワイプマンのナイフ攻撃で服を切り裂かれたマリア
(C)梶研吾/叶精作/小池書院
深夜の地下礼拝堂で金粉責めをされる
(C)梶研吾/叶精作/小池書院


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Author:新 京史朗
好きな技(1):バスター技
好きな技(2):股裂き関節技
好きなシチュエーション:リョナ

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