アメコミのヒロピン表紙イラスト集
8月になってから早くも10日目を迎えました。
当ブログは相変わらず更新休止中ですが、それでも1日の訪問者が毎日100人を超えており、常連の方や様々なルートから訪問して下さる方に感謝しています。
前回の更新から3週間近く経ち、そろそろ更新でもしようと思っていた矢先に僅かながらネット接続時間が設けられたので、簡単な内容で申し訳なく思いながらも8月最初の更新に踏み切りました。
私生活を言い訳にしたくないのですが、なかなか更新作業に時間を費やせず、今夏の更新予定が全く守れていません……。この点については深くお詫び申し上げます。
タイトルにも記している通り、今日の更新は手持ちのアメコミからヒロイン受難のシーンが描かれた表紙をピックアップして掲載するだけの味気ない内容となっています。
画像のキャプションで簡単な内容紹介はしているものの、描かれているヒロインや敵役の名前を調べきれないタイトルがあり、短い紹介文にも関わらず誤記があるかも知れません。
ブログ閲覧者の中にアメコミ通(つう)がいらっしゃいましたら、誤情報訂正や追加情報の御教示、どうぞよろしくお願い致します。

※NEW52版『LEGION OF SUPER-HEROES』9号より。本編でも触手を操る怪物とDream Girlの戦闘シーンあり。

※『UNCANNY X-MEN』2号より。このようなシーンは本編にありません。

※『WHICH BLADE』56号より。このようなシーンは本編にありません(本編ではSARAの変身シーンもありません)。

※『Grimm Fairy Tales』73号より。このようなシーンは本編にありません。

※『LadyDeath SHI』2号より。このようなシーンは本編にありません。
【追記】数日前に判明したのですが、MacOS XのSafariからアクセスした場合、各画像のキャプションが表示されません。SafariをブラウザにしてるMacユーザーの方がいらっしゃいましたら、前記のような状態である事を御了承下さい。(2012年8月17日・記)
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前回の更新から3週間近く経ち、そろそろ更新でもしようと思っていた矢先に僅かながらネット接続時間が設けられたので、簡単な内容で申し訳なく思いながらも8月最初の更新に踏み切りました。
私生活を言い訳にしたくないのですが、なかなか更新作業に時間を費やせず、今夏の更新予定が全く守れていません……。この点については深くお詫び申し上げます。
タイトルにも記している通り、今日の更新は手持ちのアメコミからヒロイン受難のシーンが描かれた表紙をピックアップして掲載するだけの味気ない内容となっています。
画像のキャプションで簡単な内容紹介はしているものの、描かれているヒロインや敵役の名前を調べきれないタイトルがあり、短い紹介文にも関わらず誤記があるかも知れません。
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※NEW52版『LEGION OF SUPER-HEROES』9号より。本編でも触手を操る怪物とDream Girlの戦闘シーンあり。

※『UNCANNY X-MEN』2号より。このようなシーンは本編にありません。

※『WHICH BLADE』56号より。このようなシーンは本編にありません(本編ではSARAの変身シーンもありません)。

※『Grimm Fairy Tales』73号より。このようなシーンは本編にありません。

※『LadyDeath SHI』2号より。このようなシーンは本編にありません。
【追記】数日前に判明したのですが、MacOS XのSafariからアクセスした場合、各画像のキャプションが表示されません。SafariをブラウザにしてるMacユーザーの方がいらっしゃいましたら、前記のような状態である事を御了承下さい。(2012年8月17日・記)

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レオタード「くの一」大苦戦

上の画像は、アメコミ『CRIMSON DAWN』第3号のカヴァーです。
魔石クリムゾンドーン(CRIMSON DAWN)を支配するクラヤミ(KURAYAMI)がサイロック(PSYLOCKE)の頭部を鷲掴みにするシーンが描かれています。
際どいコスチュームを切り裂かれ、苦悶の表情を浮かべるサイロック。ヒロピン好きにはド直球なショットですが、このようなイラストは残念ながら劇中にありません……。
1997年に全4冊のミニ・シリーズ(コミックス数冊で完結する中編漫画だと思って下さい)として刊行された『CRIMSON DAWN』は、「X-MEN」シリーズの主要キャラクターであるサイロックが主役に抜擢されています。
魔石の力で一命をとりとめたサイロックは蘇生の代償として人格を破壊され始め、さらにクラヤミの妃となるべく魔界へ連れ去られてしまいました。
強大な力を持つクラヤミに敗北したサイロックは魔界の住人となってしまいますが、彼女を助けにきたアークエンジェル(ARCH ANGEL)の活躍によって自我を取り戻し、導師ゴマー(GOMURR)の助力を得てクラヤミに勝利します。
この第3巻では、魔界に連れ去られたサイロックとクラヤミの戦闘シーンが描かれています。
体術と剣術を駆使しながらサイロックはクラヤミに戦いを挑むものの、奮戦虚しく敗れてしまいました。
サイロックへの攻撃はパンチによる打撃がメインとなっており、それなりにリョナっぽいシーンは見られます。
ただ、肉弾戦によるバトルを描きながら僅か6ページで決着してしまい、サイロックの苦戦シーンは多くありませんでした。カヴァーに見られるようなサイロックの敗北姿を期待しているとアテが外れます。


残念ながらLEEF版『CRIMSON DAWN』全4巻を日本国内で入手する事は難しく、手軽に読む事はできません。
純粋に物語を楽しみたい方は別ですが、サイロックのピンチ場面を目当てにネットオークションやアメリカのコミック通販サイトを利用してまで本書を購入する必要はないと思います。
絵柄も独特で好き嫌いがハッキリ分かれそうですし……。
本書の紹介文を書くにあたり、以下のサイトを参照させて頂きました。
サイト管理人のspinner氏、白虎かなめ氏には記して感謝致します。
・「かどうかどうか:フルアクション・カスタムフィギュア・ギャラリー」内「サイロック」(管理人:spinner氏)
・「かなめBOX」内「サイロック」(管理人:白虎かなめ氏)
セクシー衣装の美人ミュータント
エマ・フロスト(EMMA FROST)はテレパス能力と肉体のダイヤモンド変化能力を持つ(ただし、同時発動は不可能)金髪の美人ミュータントです。
初登場は1980年に発行された『UNCANNY X-MEN』第129号。
主要登場タイトルは「X-MEN」シリーズですが、2003年から2004年にかけて彼女が主役の独立タイトル『EMMA FROST』全18巻が刊行されています。
初期作品は未見ですが、最初の頃はX-MENに敵対する組織の一員として登場していたようです(その頃はホワイトクイーンのコード・ネームで呼ばれていたとの事)。

上の画像は、手許にあるエマ・フロスト登場タイトルのカヴァー(+裏カヴァー)です。
もっと購入したと思っていましたが……本編のイラストが好みでなかったり、内容が今一つだったりしたせいで売却してしまったのかも知れません。
通販カタログで気になるジャケットのタイトルがあれば全て購入し、到着後に中身をチェックして取捨選択している為、知らず知らずのうちに手放してしまった可能性はあります。
いずれにしろ、この4冊が手持ち本の全てである事に変わりありません。
画像一枚目の『X-MEN ORIGINS EMMA FROST』のカヴァーを御覧頂けば分かる通り、かなり刺激的なコスチュームを着ています。
どうみても下半身は純白のパンティにしか見えず、この格好で戦場に出て行く姿を想像するだけで興奮させられました。
コルセットに白いロンググローブ、そしてロングブーツ。これらの装備も色気満点です!
おかげでエマが登場するアメコミを探し廻った事もあり、ある意味では罪作りな一冊と言えます(見境なくアメコミを買い漁りながら、結局はエロチックなコスチュームで前線に向かうエマの勇士は確認できませんでした……)。
通販サイトamazonへ投稿された『ULTIMATE X-MEN』第8巻のiwa氏によるレビューで「正史のほうでは明らかに変態だったホワイトクイーンのコスチュームが改善されててよかったです」と書かれている通り、ほとんどの作品では白いパンツをはいたコスチュームに改善(改悪?)されています。
手持ち本が少ないのでハッキリとは言えませんが、エマが登場する作品の大半は色気のないパンツスタイルのようです。
美脚を披露した悩ましい姿のエマがキャラクター造型のスタンダードにならなかった事は残念でなりません。

上の画像2点は『ASTONISHING X-MEN』第5巻で見つけたホワイトクイーンの戦闘シーンですが、色気ゼロのパンツスタイルなうえ、ピンチに陥っているという印象は受けません。
肉弾戦によるピンチシーンを期待していただけに残念でなりませんでした。
現在も入手可能なTPBでエロチックなコスチュームのエマ(またはホワイトクイーン)が登場するタイトルを御存知の方がいらっしゃれば、是非とも御一報下さい。
厚かましい事を承知で付け加えさせて頂けば、彼女のピンチシーンも見られるタイトルを渇望しております。
本文中の表記ですが、基本的に戦闘中のエマをホワイトクイーンと記しています。
名前の使い分けが難しいので記事中の表記に混乱されるかも知れませんが御了承下さい。
※ホワイトクイーン登場作品を収録。
初登場は1980年に発行された『UNCANNY X-MEN』第129号。
主要登場タイトルは「X-MEN」シリーズですが、2003年から2004年にかけて彼女が主役の独立タイトル『EMMA FROST』全18巻が刊行されています。
初期作品は未見ですが、最初の頃はX-MENに敵対する組織の一員として登場していたようです(その頃はホワイトクイーンのコード・ネームで呼ばれていたとの事)。




上の画像は、手許にあるエマ・フロスト登場タイトルのカヴァー(+裏カヴァー)です。
もっと購入したと思っていましたが……本編のイラストが好みでなかったり、内容が今一つだったりしたせいで売却してしまったのかも知れません。
通販カタログで気になるジャケットのタイトルがあれば全て購入し、到着後に中身をチェックして取捨選択している為、知らず知らずのうちに手放してしまった可能性はあります。
いずれにしろ、この4冊が手持ち本の全てである事に変わりありません。
画像一枚目の『X-MEN ORIGINS EMMA FROST』のカヴァーを御覧頂けば分かる通り、かなり刺激的なコスチュームを着ています。
どうみても下半身は純白のパンティにしか見えず、この格好で戦場に出て行く姿を想像するだけで興奮させられました。
コルセットに白いロンググローブ、そしてロングブーツ。これらの装備も色気満点です!
おかげでエマが登場するアメコミを探し廻った事もあり、ある意味では罪作りな一冊と言えます(見境なくアメコミを買い漁りながら、結局はエロチックなコスチュームで前線に向かうエマの勇士は確認できませんでした……)。
通販サイトamazonへ投稿された『ULTIMATE X-MEN』第8巻のiwa氏によるレビューで「正史のほうでは明らかに変態だったホワイトクイーンのコスチュームが改善されててよかったです」と書かれている通り、ほとんどの作品では白いパンツをはいたコスチュームに改善(改悪?)されています。
手持ち本が少ないのでハッキリとは言えませんが、エマが登場する作品の大半は色気のないパンツスタイルのようです。
美脚を披露した悩ましい姿のエマがキャラクター造型のスタンダードにならなかった事は残念でなりません。


上の画像2点は『ASTONISHING X-MEN』第5巻で見つけたホワイトクイーンの戦闘シーンですが、色気ゼロのパンツスタイルなうえ、ピンチに陥っているという印象は受けません。
肉弾戦によるピンチシーンを期待していただけに残念でなりませんでした。
現在も入手可能なTPBでエロチックなコスチュームのエマ(またはホワイトクイーン)が登場するタイトルを御存知の方がいらっしゃれば、是非とも御一報下さい。
厚かましい事を承知で付け加えさせて頂けば、彼女のピンチシーンも見られるタイトルを渇望しております。
本文中の表記ですが、基本的に戦闘中のエマをホワイトクイーンと記しています。
名前の使い分けが難しいので記事中の表記に混乱されるかも知れませんが御了承下さい。
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※ホワイトクイーン登場作品を収録。
麗しき淑女達の肖像

上の画像は、イラスト集『GIRLS of STEAMPUNK』第1号のカヴァーです。
ヴィクトリア朝時代の風俗をイメージしたであろう美しい女性達の姿が複数のイラストレーターの筆によって描かれています。
ジャケットには第1号と記されています(「#1」が第1号の意味)が、続刊は確認できていません。
セクシーショットのイラストが占める割合(パーセンテージ)は低く、なかなか癖のある絵柄揃いではありますが個人的には気に入っている一冊です。
基本的には立ちポーズとなっており、どちらかと言えばキャラクターデザイン集のような内容でした。
すぐにでも漫画作品のヒロインとして起用できそうなキャラクターが多く、中には見開きサイズで描かれた女性もいます。
イラスト集という事で説明すべき点が極めて少ない為、本誌所収の「お気に入りイラスト」3枚を紹介するに留めさせて下さい。
安易な方法に逃げたようで恐縮ですが……。多少なりとも『GIRLS of STEAMPUNK』に描かれている独特のエロスが伝われば幸いです。



デーモンと戦う戦乙女(ヴァルキリー)

上の画像は、アメコミ『POWER OF THE VALKYRIE』のカヴァーです。
北欧神話でも有名なヴァルキリー(VALKYRIE)を主役にした全4話構成の中編コミックスとなっており、今年の5月にソフトカバーで発売されました。
残念ながら、この画像をスキャンした直後に現物を手放した為、どのようなストーリーだったか覚えていない(会話や説明文を理解できなかったとも言いますが……)ので内容紹介はできませんが、かなりクセのある絵柄も混じっているのでイラスト目当てに買うのは控えたほうが無難なコミックスだと思います。
営業妨害をする訳ではありませんが、アメコミにおいて表紙と本編のイラストが全くタッチで描かれているという事は日常茶飯事。「ジャケット(=カヴァーのイラスト)が気に入ったから買おう」とネット通販やアメコミ専門店で購入し、本を開いてからガッカリする事は多々あります。
経験者が言うのですから間違いありません!
アメコミの制作過程は日本の漫画と異なり、この為に前述のような悲劇が発生するのです。
アメリカにおけるコミック制作の分担システムについてはこちらで詳しく紹介されているので、興味のある方はリンク先の記事を読んでみて下さい。
最後になりましたが、デーモン(DEMON)を相手に苦戦するヴァルキリーが描かれたシーンを紹介します。
ヴァルキリーが苦痛に顔を歪ませながらダウンする場面が第1話の終盤に描かれており、なかなかのヒロピンぶりを読者に見せてくれました。
この回を担当したペンシラー(PENCILER) &インカー(INKER)のコンビが収録エピソード全ての作画を担当してくれればよかったのですが……。


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ブラックウィドウ、大苦戦

上の画像は、アメコミ『MARVEM FANFARE』第12号(第1期)のカヴァーです。
この『MARVEM FANFARE』はミニ・シリーズ(簡単に言えば、「コミックス数冊でストーリーが完結する短編」の事です)専門誌として1982年から1992年まで第1期全60号が発行され、1996年からは第2期の配本が始まりました。
しかし、往年の人気には遠く及ばなかったのか第2期は全6号で終了しています……。
第1期『MARVEM FANFARE』第10号から第13号の主役はブラックウィドウ(BLACK WIDOW)。
美貌の女性スパイであるブラックウィドウは旧ロシアのKBGに育成され、鍛え抜かれた肉体と秘密兵器を駆使して数々の死線を潜り抜けてきた歴戦の勇士です。
ムチムチした肉体にフィットするコスチュームを身につけているのでボディラインがハッキリと分かり、何気ないアクションシーンにも色気が感じられます。
デアデビル(DAREDEVIL)やアイアンマン(IRON-MAN)とコンビを組む事が多いブラックウィドウですが、全4巻で完結する『MARVEM FANFARE』のミニ・シリーズは彼女の独壇場となっています。
それだけに敵との戦闘場面やピンチ場面も多く、第12号では複数の敵に襲われて苦戦を強いられるシーン、暗闇から襲い来る敵の攻撃にダウンするシーンがあり、勇ましい女性が苦戦するシチュエーションを好む方には嬉しいショットが幾つか見られました。



20年近く前のアメコミなので日本国内での入手は難しいかも知れませんが、ブラックウィドウの登場作品をまとめたハードカバー本ならばamazonを利用する事で簡単に購入できます。
ここで紹介した『MARVEM FANFARE』第10号から第13号までのエピソードは『BLACK WIDOW:WEB OF INTRIGUE』に収録されているので、よろしければ購入を御検討下さい。
ハードカバーの洋書なので、やや高い買い物となりますが……。
![]() | Black Widow: Web of Intrigue (2010/04/07) Ralph Macchio、Gerry Conway 他 商品詳細を見る |
※『MARVEM FANFARE』第10号~第13号のエピソードを収録。
セクシーヒロインの復活

上の画像は、アメコミ『DOMINO LADY』第1号のカヴァーです。
管見に入った限りでは、セクシー系パルプ雑誌でデビューした覆面の美女ドノミレディ(DOMINO LADY)がアメコミに登場した最初のタイトルです。
ドミノレディの初登場作品「The Domino Lady Collects」が発表されたのは1936年、今から75年前の事です。
お色気要素の強いパルプ雑誌『Saucy ROMANTIC ADVENTURES』1936年5月号に前述の短編が掲載されました。
荒俣宏氏の『パルプマガジン 娯楽小説の殿堂』によれば、ドミノレディは「セクシーな「女ロビン・フッド」」として活躍するそうです。
作者のラース・アンダーソン(Lars Anderson)については不明な点が多く、『Saucy ROMANTIC ADVENTURES』の編集者が用いた匿名とする説もあるようですが詳しい事は分かっていません。
複数のセクシー系パルプ雑誌を横断する形で発表されたドミノレディ物の短編は全6編しかなく、その全てはハードカバーの全集『DOMINO LADY:the complete collection』へ纏められました。
近年は別作家によるトリビュート短編集(あのシャーロック・ホームズと共演する作品もあります)が刊行され、完全オリジナルの新作コミックスも発売されています。
この『COMINO LADY』は1990年に発行され、全3号で完結しました。
大都会に恐竜を出現させるアイディアはユニークですし、英語が理解できなくても概要が何となく分かるシンプルな内容になっているので、英語が苦手なアメコミ読者にもお薦めのタイトルです。
エロチックな描写もドぎつくなく、やや抑え気味な筆致は日本の漫画を読みなれている方にも抵抗なく受け入れられるのではないでしょうか。
フルカラーではありませんが、それゆえに線画の描き出す芸術的なエロスを楽しめると思います。

最後になりましたが。
ドミノレディの名前は、彼女がドミノマスク(目の部分を覆う覆面)を着用している事に由来するようです。
![]() | パルプマガジン―娯楽小説の殿堂 (2001/04) 荒俣 宏 商品詳細を見る |
※『Saucy ROMANTIC ADVENTURES』等のパルプ雑誌を紹介。パルプ雑誌を知るには最適の入門書です。
ブラックカナリーのセクシーショット?

上の画像は、アメコミ『BIRDS of PREY』第3号(第1期)のカヴァーです。
猟犬に包囲されたブラックカナリー(BLACK CANARY) がヘルハウンド(HELLHOUND)にハイキックを繰り出すものの、それを受け止められ無防備な股間を攻撃されそうなシーンに見えない事もなく、なかなかエロチックな構図に仕上がっています。
ブラックカナリーの苦悶顔も妄想を加速させる原因でしょうか。シリーズ屈指の名カヴァーと言えます。
果てしなく妄想が広がり、内容にも期待してしまう本書ですが……残念ながら、このような場面はありません。
アメコミでは、内容と関係の薄いイラストや場面が描かれたり、カヴァーと本編のイラストを別人が担当したりする事も珍しくなく、ジャケ買いで失敗した方も日米を問わず多い事と思います。
本書は、その格好の例と言えるのではないでしょうか。
ちなみに、本編中のブラックカナリーは野性的な衣装(コスチューム)で描かれており、あまり色気は感じられませんでした。

戦う修道女と美人吸血鬼

上の画像は、アメコミ『the Magdalena VAMPIRELLA』のカヴァーです。
アメコミの世界では異なるタイトルの登場人物同士を同じ世界に存在させる「クロスオーバー作品」(代表例は「JUSTICE LEAGUE OF AMERICA」)が数多く存在しますが、本作では戦う修道女のマグダレナ(MAGDALENA)と美しい女性吸血鬼ヴァンピレラ(VAMPIRELLA)が共演しています。
本書は2004年にOne-Shoto作品(簡単に言えば読切漫画です)として発行されました。

どちらも戦うヒロインとしては強者の部類に入る(と、個人的には思っています)為、作中でのピンチシーンは少ないのですが、ビーム銃に撃たれて気絶する場面があったので貴重なショットとして画像を載せておきます。
英語力が苦手な事もあり、本作の内容を完全に理解できなかったので、大まかなストーリーの紹介は省きました。内容が伺い知れないフラストレーションを上記の画像で多少なりとも発散して頂ければ幸いです……。
主要タイトルを手放してしまった為、マグダレナとヴァンピレラについての詳しい言及はしませんが、キャラクターについて知りたい方は刊行中の新シリーズでチェックしてみて下さい。
アメコミの新刊カタログやアメコミ専門店の店頭在庫をチェックすれば、「MAGDALENA」も「VAMPIRELLA」も新シリーズを手軽に入手できると思います。
英語に自信のある方には、海外のネットオークションやアメコミ専門古書店の利用をお薦めします(ただし、購入・取引にあたっては自己責任にて御利用下さい)。
最後になりましたが、ヴァンピレラ(20年以上前になりますが、ヴァンピレラはSF雑誌『スターログ』で翻訳紹介されており、御存知の方も多いかと思います)の刺激的なショット2点を御紹介します。
ただでさえ際どいビキニ衣装のヴァンピレラ。彼女の股間とヒップのアップを存分にお楽しみ下さい。


映画「スーパーガール」のコミック版


上の画像は、アメコミ『SUPERGIRL』のカヴァー両面です。
イギリスで製作された映画「SUPERGIRL」のコミック版として、映画公開と同じ1984年に発売されました(1985年発売とする資料もありますが、奥付の発行年は1984年となっています)。
映画とのタイアップを強調する為か、裏面(右画像参照)にはスーパーガール(SUPERGIRL)に扮した主演女優ヘレン・スレイター(HELEN SLATER)の写真が掲載されています。
コミック版の内容ですが基本的には映画版と同じです。
物語として必要最低限なエピソードだけを描き、スーパーガールの活躍を中心に再構築したダイジェストとなっていました。
手許に「SUPERGIRL」のDVDがないので詳しい内容比較はできませんが、根本的な部分に修正はないと思います。
細かい指摘となりますが、スーパーガールが地球人姿になる場面、コミック版では走りながら服を着替えるスーパーガール=リンダ・リー(LINDA LEE)の姿が描かれており、彼女の微妙な半裸を見られました。
ただし、映画ではヌードのある変身シーンはNGだったのか、このような場面はありません。

最終決戦シーンの見所とも言える、魔女セレーナ(SELENA)の術中に陥ったスーパーガールが苦痛に喘ぎながら悶絶する場面は残念ながらカットされており、セレーナの精神体と肉弾戦を繰り広げる場面へ変更されています。
ある意味、ヒロピン好きにとって一番盛り上がる見せ場とも言える場面だったのですが……。
なお、最終決戦直前に監獄惑星へ飛ばされたスーパーガールがスーパーパワーを封じられ、そこからの脱出に難儀する場面は再現されていました。

以下は記憶に頼る比較なので話半分として読み流して頂きたいのですが、セレーナとの最初の対戦時、映画では空間を越えての超能力攻撃にスーパーガールは苦戦させられました。
この場面、一方のコミック版では姿が見えない怪物との戦いに変更されています。
怪物の攻撃で電柱に叩きつけられたスーパーガールですが、その電柱を使った頭脳プレーで怪物を撃退して勝利を収めました。


アメリカのコミック通販サイト「Mile High Comics」の在庫リストを調べてみたところ、比較的保存状態の良い物(Fine,Very Fine,Near Mint)が最低でも各1冊づつ在庫している事を確認しました。
英語の知識が必要となりますが、上記の通販サイトを利用すればコミック版『SUPERGIRL』を難なく入手する事ができます。
現在は更新停止状態となっていますが、オリジナル創作小説を中心にしたスーパーガールのファンサイト「SSTの妄想書庫」には関連画像が豊富に用意されています。
興味があれば、上記のWEBサイトへアクセスしてみる事をお薦めします。
【関連情報紹介】
・スーパーガール(「かたすみの映画小屋」2006年1月29日更新記事)
※映画レビュー記事。