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2018-07

カツオを壮絶にDisるサザエ!

 もはや時代錯誤感を楽しむネタアニメと化したアニメ版「サザエさん」が、またもやらかしてくれました!!
 2018年7月8日放送の「ただいまソンケー中」(作品No,7797)で、サザエがカツオに向かって「氏ね」という爆弾発言をしたのです(>w<)
 ……もちろん、ネットスラングの「氏ね」という意味ではありませんが、字幕表示状態で見た時のインパクトが強く、放送直後からTwitterを中心に話題を呼びました。
 ちなみに同作の脚本を書いたのは言うまでもなく雪室俊一大先生です。

 キャプチャー画像を用意できず、Twitterやネット上で公開されている該当シーンのキャプ画像を無断転載するわけにもいかないため、衝撃の問題発言シーンの画像は掲載できませんが、実況記事「【実況】サザエ「ハハッ!磯野カツオ氏ね」 タラヲ「わーいです!」 シーンの視聴者反応まとめ」(「ガールズVIPまとめ!)」2018年7月9日付け掲載)に多数の画像を載せた詳細解説があるので、視聴者の鋭いツッコミと併せ、姉が弟をネットスラングでDisる様子をお楽しみ下さい。
 おそらく、このエピソードは50年近く続く長寿アニメ「サザエさん」の中でもネタ作品として問題作トップ10にランクインする事でしょう!
 以下、ざっくりと問題のシーンについて説明します。以下、テレビ字幕の引用(「」括りのセリフ)は、前記「ガールズVIPまとめ!」該当記事の画像を参照しました。

 堀川君が尊敬する人は誰かという話題で賑わう磯野家。
 カツオは「一番尊敬しているのがお父さんで次が福沢諭吉らしいよ」と言いますが、実際は逆でした。しかし、波平を傷つけまいとカツオは、わざと一番目と二番目を入れ替えて話したのです。
 ところが外出先で堀川君と会っていた波平は、彼の口から本当の事を聞いていたようで「それは反対だろう」とドヤ顔でカツオの優しい嘘を否定します。
 真実を知っても落ち込まない父親に対し、カツオは「えっ、がっかりしないの? お父さん」と驚きますが、波平曰く「堀川君は尊敬の意味がよく分っとらんらしい」との事。ポーカーフェイスで「どうしてそう思われたんですか?」と問いただす舟に向かい、波平は「尊敬する人の3番目を聞いたからだよ」と答えましたが、どんな些細な他人の情報でも知っていなければ気が済まないサザエは興味津々な様子で「誰だったの? 3番目って」と聞き返しました。
 波平の答えは「カツオだよ」。まさかの回答に「僕?」と驚くカツオでしたが、弟を嘲笑しながらサザエは「ハハッ! 磯野カツオ氏ね」と爆弾発言をしたのです……。

 サザエが唐突に「磯野カツオ氏」と敬称を込めた呼び方をした理由は不明ですが、そのあとにタラオが「わーいです!」と意味不明な合いの手を入れている事から、カツオ差別主義者の雪室大先生さりげなくネットスラングをサザエに使わせてカツオをDisったであろう事は想像に難しくありません。
 さすが、テレビアニメ黎明期からアニメ脚本を書き続けている雪室大先生。なんとも遠回しで陰険なイジメ方です。

 時報アニメとしての価値しかないと思っていた「サザエさん」ですが、案外、まだまだ楽しい話題を提供してくれる事があるかも知れませんw
 視聴者の斜め上をいく発想で暴走してくれる雪室大先生城山昇大先生のクレイジーな脚本投下を期待しつつ、もう少し、このオワコン長寿アニメに付き合ってみようと思います。



【追記】この件については、情報まとめサイト「matomake」の2018年7月10日付更新記事「サザエさんカツオに死ね発言で炎上!完全に放送事故」でも取り上げられました。興味のある方は「matomake」の該当記事もご覧ください。(2018年7月11日・記)
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アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」主要キャラクター声優の発表

 当ブログへのコメントが縁で交流を持つようになったゼロ氏より、今秋放送開始のアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」の主要キャラクター担当声優が決まった事をPSNのメッセージで教えていただきました。
 過去に「ジョジョの奇妙な冒険」第5部がゲーム化された際、「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風」(2002年発売、PlayStation2専用ソフト)と「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」(2013年発売、PlayStation3専用ソフト)で声優が一新されたため、今回も声優変更があるのか気になっていました。
 Google検索で調べてみたところ、トリッシュ以外の6人は担当声優が公開されていましたが……正直、イメージにあうかどうか不明なキャスティングでした。
 と言うのも、恥ずかしながら最近の声優さんは名前を聞いても声が思い浮かばず、声を担当した代表キャラクターすら知らない状態だからです。
 少なくとも「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風」の声優陣がイメージにあっていたと思う者としては、ジョルノとナランチャは少年声の出せる女性声優さんの方がよかったと思いました(実際は「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」でもジョルノ役は男性声優でしたが……)。

 以下は今秋放送開始となる「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」のメインキャストです。
 複数のWEBサイトで情報公開されていますが、ここでは「「ジョジョ」第5部ジョルノは小野賢章、ブチャラティは中村悠一 諏訪部順一らも出演」(「映画.com」2018年7月6日付け更新記事)の記事を参照させていただきました。

 ジョルノ・ジョバァーナ/小野賢章
 ブローノ・ブチャラティ/中村悠一
 レオーネ・アバッキオ/諏訪部順一
 グイード・ミスタ/鳥海浩輔
 ナランチャ・ギルガ/山下大輝
 パンナコッタ・フーゴ/榎木淳弥

 見る前から「イメージじゃないな」と無責任に放言するのも担当声優の方々に失礼なので、自分の思い描くイメージ通りか否か、アニメの放送開始を待つ事にします。

「ジョジョの奇妙な冒険」第5部のアニメ化決定ぃぃぃ!

 待ちに待っていた「ジョジョの奇妙な冒険」第5部のアニメ化と放送開始日が決定しました!
 タイトルは原作と同じ「「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」。
 以前から「2018年内に第5部のアニメ放送が始まる」という噂は聞いていましたが、情報源が不明だったのでアニメ化するとしても2019年の春だろうと思っており、それだけに今秋からの放送開始は嬉しいニュースです。

 本件についてはアニメ関連のニュースサイトなどで報じられており、詳細については各サイトをご確認下さい。
 私が参考にしたWEB記事は「「ジョジョの奇妙な冒険」第5部「黄金の風」TVアニメ化!10月に放送開始」(「コミックナタリー」2018年6月21日付け更新記事)です。
 テレビ放送に先駆け、下記の日程で第1話の先行上映が行われるとの事。このプレミアム試写会で、主要キャラクターの担当声優が発表されるそうです。
 ジャパンプレミアの日程や会場情報は前掲記事からの引用です。


テレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」ジャパンプレミア
 日時:2018年7月5日(木)19:15開場
 会場:イタリア文化会館 アニェッリホール


 第5部アニメ化決定の発表直後、早くもファンによって担当声優を巡る熱い意見交換が行われています。
 2011年6月から『ウルトラジャンプ』で連載が始まった第8部「ジョジョリオン」は、往年のファンから今ひとつ支持されていないようですが、(荒木先生には失礼を承知で言いますが)辛うじて脂の乗っていた時期に連載された第5部には連載終了から20年近く経った現在も熱心なファンが多いようです。
 かくいう私も「ジョジョ〜」の影響でイタリア語を習っていた時期がありました……(汗)
 主要キャラクターの声優に関するファンの意見は「【第5部】ジョジョの奇妙な冒険の声優は誰?気になる!声変わってほしくない!まとめ!」(「現職ナース こきゆほ の「ただただ楽しい」サイト」2018年6月21日付け更新記事)に詳しくまとめられており、一読をお勧めします。

 後半のエピソードになりますが、主人公チームの紅一点であるトリッシュ・ウナが戦うヒロインとして覚醒し、絶対に死なない強敵ノトーリアスB・I・Gを相手に狭い飛行機内で死闘を繰り広げるティレニア海上空でのバトルが個人的にアニメで一番見たいところです。
 原作におけるトリッシュとノトーリアスB・I・Gの戦いは、過去記事「ギャングの娘、戦うヒロインに覚醒!」で紹介していますので、よろしかったら見てやって下さい(>w<;

 最後になりましたが、現時点(2018年6月22日現在)で公開されている放送開始予定とスタッフ情報を以下に記します。
 こちらの引用元も前掲記事「「ジョジョの奇妙な冒険」第5部「黄金の風」TVアニメ化!10月に放送開始」です。
 キービジュアル画像については個人的なイメージとは微妙に違う「コレジャナイ感」が強いキャラクターデザインだった事もあり転載は見送りました。ご了承下さい。
 トリッシュとノトーリアスB・I・Gの戦いをアニメで見たいと思う一方、アニメ版トリッシュのデザインに一抹の不安もあり、痛し痒しな気持ちです……。


放送情報
 2018年10月より放送開始予定

スタッフ
 原作:荒木飛呂彦(集英社ジャンプ コミックス刊)
 総監督:津田尚克
 監督:木村泰大、高橋秀弥
 シリーズ構成:小林靖子
 キャラクターデザイン:岸田隆宏
 総作画監督:石本峻一
 スタンドデザイン・アクション作画監督:片山貴仁
 プロップデザイン:宝谷幸稔
 美術設定:滝れーき、長澤順子、青木薫
 色彩設計:佐藤裕子
 美術監督:吉原俊一郎、加藤恵
 撮影監督:山田和弘
 編集:廣瀬清志
 音響監督:岩浪美和
 音楽:菅野祐悟
 アニメーション制作:david production

不当に虐げられる磯野カツオ

 本記事では、アニメ「サザエさん」への批判的な意見が書かれています。
 ネガティブ・キャンペーン的な意図はなく、あくまで一視聴者の意見として思う事を勝手気ままに書いていますので、個人のグチ、エセ評論、ネガキャン記事を好まない方は、閲覧にあたり上記の点を御注意下さい。




 10日程前にアニメ版「サザエさん」(以下、特記のない「サザエさん」とはアニメ版を意味します)をディスるような記事を書いたばかりですが、引き続き、少し古い「サザエさん」を見ていたら改めて批判的な意見となる事を承知で関連記事を書きたくなり、我慢できなくなって実行に移しました。
 なんだかんだ言いながら「サザエさん」を見ている事には「結局、好きなんじゃないか」と言われそうですし、文句をつけている事には「だったら見なければいいだろう」と言われそうですが、ドタバタ調の風刺漫画だった原作の「サザエさん」が大好きなだけに、あまりにも酷いアニメ版について一言もの申したくなる気持ちが抑えきれないのです……。

 どれだけ酷いのか、具体的に例を挙げていきます。
 まずはギスギスした人間関係。親兄弟でさえ心から信用できず、腹の探り合いも珍しくない磯野家。あのマスオでさえ、心底からサザエを信用していないようです(「一生懸命に貯めたヘソクリを見つけたら取り上げられる」とサザエを恐れているマスオ、ヘソクリを見つけたら「見つけた者の物よ!」と言わんばかりにパクるサザエ。こんな関係の夫婦が互いを信頼していえるとは思えません)
 次に、徹底した監視社会の恐怖。あさひが丘に一歩でも足を踏み入れた瞬間、その人の個人情報は丸裸にされます。例えば、カツオがどこにいるのか、何をしているのか、誰と一緒にいるのか、挙げ句の果てにはテストの採点答案返却日すら、信じられない短時間で調べがついてしまうのです!
 最後に……これは近年の「サザエさん」に顕著な点ですが、カツオへの執拗で陰険な差別です。イタズラの結果として叱られるのは仕方ありませんが、バカなタラオが悪いのに怒りや憎しみがカツオに向けられる場合は理不尽としか言いようがありません。息子を信じ、守ってやるべき立場の舟でさえ、カツオに無条件な疑いを向ける事もあります。

 これら「サザエさん」における『負の要素』を凝縮して見られるのが「ぼくはポーター」(作品No,6247)の冒頭です。
 タイコさんを手伝って大きな白菜2玉を運ぶシーンから磯野家玄関先での茶番までの35秒間。この短い時間でカツオは隣人にプライバシーを侵害され、姉と母から疑われたうえ、勝手な思い込みによる言葉の暴力を振るわれています。
 僅か35秒のシーンなので、大雑破に話の流れをまとめつつ、カツオの受難について書いてみました。

 タイコを手伝って重い白菜を波野一家が暮らすマンションまで運んできたカツオは、玄関先で「ほんの少しだけど」と小遣いをもらいます。詮索好きな姉や世間体を気にする母親から、お駄賃を貰った事について小言を言われるのを気にしてか、カツオは「困ります。そんな事されちゃあ」と断りますが、優しいタイコは「カツオちゃんが持ってくれなかったら、タクシーを使うところだったのよ」と言ってポケットに小銭を入れてあげるのでした。
 帰宅後、不意にサザエが「タイコさんの荷物を持ってあげたんですってぇ」とカツオに言ってきます。驚いたカツオに対し、舟は「お隣のお軽さんが見たんだよ(←親戚の手伝いすら監視・報告される恐怖)とフォローし、カツオ糾弾のためにサザエと共同戦線を張ろうとします。
 お軽だけに口が軽いらしく、女学校時代の同級生にペラペラといらん事を喋る伊佐坂夫人。この程度の善行、わざわざ報告するまでもないでしょうに。こんな事まで監視・報告されるカツオが不憫でなりません。
 相手を小馬鹿にしたようなムカつく表情の薄笑いを浮かべながら、舟は「タイコさんにお駄賃貰ったりしてないだろうねぇ(←「息子を信じない母親」というギスギスした人間関係)とカツオを疑いますが、答えを聞く前から「カツオが無料(タダ)で手伝いをする筈がない。絶対、お小遣いをもらっているわ」と言いたげな口調です!
 舟の頭の中には「息子が手伝いをする=何か下心があるに違いない」という金科玉条の定義があり、「見返りを求める善行は悪だ」と決めつけ、それが「他人の手伝いをして小遣いを貰うような息子を持って恥ずかしい」という結果になる。【理想的な日本の母親像】と賞賛されがちな舟ですが、実際は世間体を気にする自己中心的な母親に他なりません。
 しばらくして波平が帰宅しますが、帰る早々、波平は「そこで裏のおばあさんに会ってなぁ。ゆうべ、カツオに重たい洗剤を持ってもらった、って喜んでおったぞ」と言います。
 100メートル先に落ちた針の音さえ聞きとれそうな聴力で波平の話を聞きつけ、玄関へ駆けつけたサザエ&舟の名コンビ。サザエは問答無用で「カツオ〜、そんなとこでも商売してたの!」と叱りつけ、舟は舟で「何を頂いたんだい」と根拠のない詰問で先制攻撃を仕掛けてきました。
 老人に親切な行いをした弟に向かい、いきなり「そんなとこでも商売してたの!(←別に商売しているわけでもないのに理不尽な小言を言われる)と決めつけ、憎悪に満ちた表情で弟を睨みながら叱りつける姉。頭のネジが何本か外れているのではないでしょうか。子育てより世間体を気にする生き方を優先させたも結果、舟は娘の教育や躾に失敗したようです。
 息子の親切心を微塵も信じておらず、娘の尻馬に乗って「何を頂いたんだい」と追い討ちをかける舟の態度も「あの娘にして、この母親あり」といった名コンビぶりを発揮しています。
 サザエも舟も「カツオが良い事をする=金品を貰うため」と思い込んでいるようですが、カツオの生活態度に多少の問題がある事を差し引いても、この言葉は酷すぎます!
 しかし、クレイジーな姉やモンスターペアレントの戯れ言に動じる事なく、カツオは冷静に「お父さん、続きを話して」と対応し、波平に「カツオは絶対にお礼を受け取ろうとはしなかったそうだ」と証言させ、言いがかりをつけてきたヒステリーな姉と疑う事しかできない母親を黙らせます。
 それとなく謝罪できるような流れへ持ち込むため、カツオは「何かご質問は?」と言うのですが……サザエと舟の口から謝罪の言葉は出ず、二人とも「しまった! 早まったか」と言いたげな表情で互いの顔を見つめるだけでした。

 原作の「サザエさん」も決して和気藹々とした姿だけが描かれているわけでなく、家族間であっても時には人間らしく感情を剥き出しにして衝突する事もあります。
 しかし、アニメ版「サザエさん」のように陰険な腹の探り合いや不当差別はなく、気兼ねなく一緒に暮らせる間柄だからこそ、お互いに自分の主張を貫くために意見の対立や感情の縺れが生じるのです。

 長谷川町子先生が遺した国民的人気漫画「サザエさん」。貴重な文化遺産ともいえる「サザエさん」を原作にしたアニメが、ロートル脚本家のやりたい放題で貶めたり、無能なスタッフによって汚(けが)されていくのは見るに耐えません。
 2019年10月で放送50年を迎えるのを機に、手描きによるセル画アニメという唯一のアイデンティティすら失ったアニメ版「サザエさん」は、無駄に長寿を誇るだけのアニメとしてみっともなく生き残る道を断つべきです。

理想的とは思えない「理想の家族」

 本記事では、アニメ「サザエさん」への批判的な意見が書かれています。
 ネガティブ・キャンペーン的な意図はなく、あくまで一視聴者の意見として思う事を勝手気ままに書いていますので、個人のグチ、エセ評論、ネガキャン記事を好まない方は、閲覧にあたり上記の点を御注意下さい。




 東芝が「サザエさん」のスポンサーを降りてから二ヶ月が過ぎました。
 国民的アニメ(もちろん皮肉です)という事もあり、新しいスポンサー(NISSAN、日清食品、KAO、アース製薬、宝くじ、AJINOMOTO、DaiwaHouse、amazon、西松屋)がついて番組は継続していますが、こうまでして延命措置を取らねばならない程のアニメなのか甚だ疑問です。
 2018年10月で放送49年目を迎える日本最長寿アニメではありますが、勘違い美化した「古き良き昭和の日本」を描き続け、原作の風刺漫画らしいウィットや老若男女問わず楽しく笑えるギャグが1ミリも再現されていない、ロートル脚本家が好き放題やっているアニメに堕した「サザエさん」。東芝降板を機会に潔く番組終了してほしかったのですが……やはり、周辺生活者を食わせていくためにも終わらせる事はできなかったようです。

 2013年12月22日付け『読売新聞』朝刊に掲載された「編集手帳」で、アニメの「サザエさん」が長年に亘って高視聴率を得ているのは「多くの人が一家を「理想の家族」とみているから」と指摘していますが、見当違いも甚だしいです。この一文を書いた方は、どれだけハッピーな思考をしているのでしょうか。
 お互いの粗捜しばかりする家族。ギスギスした人間関係。プライバシーのない親子関係。
 こんな一家を理想的な家族と思う人がいたら、お目にかかりたいものです。
 世帯主というだけで無駄に威張る内弁慶な波平。子ども達の気遣いを無にする事が多くKYな言動が目立つ舟。主婦としても母親としても自覚がないサザエ。日和見主義で優柔不断なマスオ。自己中心的でヒステリーなワカメ。幼稚な嘘やイタズラばかりするカツオ。無邪気を装って家庭内の平和を乱すタラオ。
 クズ揃いの磯野家は「理想の家族」どころか、「人間の負の部分が擬人化して形勢された家族」と言っても過言ではないでしょう。
 あさひが丘の住人にしても異常な連中揃い。まともな感覚をした人間は数える程しかいません。
 何かというとカツオに関する話題を自分の結婚に結びつける花沢花子。住人の生活を監視しているとしか思えない三河屋の三郎。親戚の家で図々しい振る舞いをみせる波野ノリスケ。児童の学ぶ権利を剥奪する5年3組の担任教師(いつの間にか一本出っ歯がなくなっています!)。意固地になってアナログな執筆態度を続ける伊佐坂難物。
 こんな連中がウヨウヨいる町に住みたいと思う人はいないでしょう。
 まともそうな波野タイコでさえ、満足に息子の躾もできず、イクラがバカな事をしても「いけません、イクラ」だの「やめなさい、イクラ」と叱る気のない言い方で注意(嗜める?)する程度。タラオを本気で叱れないサザエといい勝負です。

 最近、少し古いアニメ版「サザエさん」をまとめて視聴する機会に恵まれましたが、なんとも酷いエピソードだらけで原作を汚された思いをさせられたうえ、「理想の一家」を描くどころか家族間ですら敵意や憎しみを抱き合っているとしか思えないシーンも多々ありました。
 以下、幾つか実例を挙げてみましょう。


作品No,6028「おにぎりの独り言」(脚本:雪室俊一)
 課外授業で弁当を持参するワカメのために作られたおにぎりを失敬したカツオは、給食の時間にこっそり食べようとしますが、机の中からアルミでくるんだおにぎりを出した瞬間、隣席の花沢は大きな声で「磯野くん、それぇ……」と言ってきます。カツオの態度から、こっそり持参した学用品以外の物だとわかるでしょうに。
 何かと言えば「磯野くぅん♥」と結婚ネタで迫ってくるくせに、肝心なところで空気を読まないデリカシーの欠片(かけら)も持ち合わせない肉食系女子です。
 サザエはサザエでカツオが梅干しの種を自室のゴミ箱を捨てた直後、「カツオ〜。何を捨てたの!」と部屋に乱入してゴミ箱を漁りはじめました。
 磯野家にはプライバシーという概念がないようで、ゴミ一つ捨てるにも神経をすり減らさなければなりません。
 余談ながら、他のエピソードでもカツオはタラオやタマにゴミや所有物を漁られており、磯野家の監視対象は彼に集中しているようです……。

作品No,6661「アイスクリーム騒動」(脚本:城山昇)
 サザエが買ってきた高級アイスクリームを食べそこねたカツオに向かい、タラオは「美味しかったですぅw」と勝ち誇ったドヤ顔で言い、ワカメは嘲るように「ね〜w」と相槌をうち、二人揃って底意地の悪さを露呈しました。食糧難時代のような食生活を強いられる磯野家の子ども達ですが、カツオを除け者にする際は大人も子ども一致団結するようです。
 自分を探すサザエやワカメから逃げ回っていたカツオにも非はありますが、そもそも炎天下のアポなし訪問でアイスクリームをお土産に持参するサザエの非常識さに呆れます。
 カツオのためにアイスクリームを残せなかった理由として「今、我が家の冷凍庫はいっぱいなのよ」とサザエは言っていますが、あれだけ無駄にデカい冷蔵庫(子ども達の背丈と比較すると業務用クラスのデカさです!)なのですから、小さなアイスの一つくらい冷やすスペースはあるでしょうに。

作品No,6473「裁かれるカツオ」(脚本:雪室俊一)
 アイスクリームを野菜室に入れてドロドロに溶かした犯人としてカツオを疑いながら、冤罪とわかっても謝らないサザエの性格の悪さ! 性格の悪い両親の血を間違いなく受け継いでおり、まさしく「あの親にして、この子あり」といったところです。
 アイスクリーム事件の犯人は酔って帰った波平だと判明しますが、サザエは「僕は無実の罪を着せられて悔し涙を流したんだよ」というカツオの訴えに「オーバーねぇ、カツオはw」と小馬鹿にした態度でスルーするだけでした。一般常識を持ち合わせる大人ならば謝罪するのが普通でしょう。犯人の波平も「あっはっはっは(笑) それは気の毒な事をしたなぁw」と傷心の息子を放置プレイ。親父も娘も、まともな神経の持ち主とは思えません。


 カツオの受難特集みたいになってしまいましたが、三つばかり「理想の一家」らしからぬエピソードをご紹介しました。
 こんな実例を見てもなお、「やっぱり磯野家は理想の家族だ」と思う人がいるのでしょうか……。

 最後に余談として、ノリスケのクズっぷりが良くわかるエピソードをご紹介しましょう。
 いくら親戚とはいえ、他人の家のトイレを無断で使うとは図々しいというより、窃盗予備軍と疑われても仕方のない行動です。
 まともな社会人とは思えない厚かましさ。微笑ましい抜け目なさを見せていた20年前のノリスケさん、どこへいってしまったのでしょうか。


作品No.6659「わが家の怪談」(脚本:雪室俊一)
 伊佐坂家でビールを飲み過ぎて膀胱がパンパンになったノリスケは小便が我慢できずに無断で磯野家のトイレへ入った挙げ句、ケロっとした顔でトレイから出ると「いや〜、どうしたんですぅ。みんな揃ってぇw」とニヤけながら波平たちに尋ねます。マスオが「声をかけてくれれば良いのにぃ」と間接的に不法侵入を咎めても「そんな余裕なかったんですよぉ」と意に介しない返事。
 社会人どころか、成人男性としても失格な態度には心底から呆れさせられます。

「映画 プリキュアスーパースターズ!」

 一ヶ月以上前になりますが、去る3月20日に「映画 プリキュアスーパースターズ!」を観てきました。
 昨秋公開の「映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!」(2017年10月28日公開)は観に行っていないため、約一年ぶりのプリキュア映画鑑賞です。
 当日は生憎の悪天候でしたが、近場にはプリキュア映画を上映している場所がないため、いつものように海が見えるシネコン(これまでは「映画館」と書いていましたが、実際はシネコンでした。過去記事は訂正せず、今回から表記を改める事にします)まで出掛けて鑑賞してきました。

 本作「映画 プリキュアスーパースターズ!」には、シリーズ第13作「魔法つかいプリキュア!」から現在放送中の「HUGっと!プリキュア」までの歴代プリキュア12人が登場します。
 前作「映画 プリキュアスーパースターズ!」と同じく、過去プリキュアの登場タイトルに制限がかかっており、今回は「Go!プリンセスプリキュア」メンバー4人が引退しました。
 総勢50人を超えるプリキュア全員を出すよりも、登場人数をしぼりって最新シリーズのプリキュアに焦点を当てる前作からのスタイルは今回も成功していたように思います。
 公開開始から一ヶ月も経っているため、ネタバレしない程度にストーリーを記します。

 野乃はな、薬師寺さあや、輝木ほまれ、ハリハム・ハリーの4人は、はぐたんをつれて花畑へやってきた。
 はな達が美しい花に見とれると、突然、空に巨大な扉が現れ、その中から怪物ウソバーッカが出現。三人はプリキュアに変身して立ち向かうが、プリハートを石にされて変身能力を失ってしまう。さらに、さあやほまれは捕えられて泡に閉じ込められた。
 苺坂町、魔法界と舞台を移しながら歴代プリキュアとウソバーッカの戦いは続くが、はないちかみらい以外のプリキュアは囚われの身となってしまう。
 ウソバーッカの正体が幼い頃に出会った少年クローバーだと気づいたはなは、悪堕ちしたクローバーに“果たせなかった約束“の事を謝るため、二人の先輩と協力しながら、その方法を模索する。
 ミラクルクローバーライトの奇跡でクローバーと再会できたはな達。しかし、闇の鬼火の出現によって事態は悪化、さらなる危機が12人のプリキュアを襲う……。


映画 プリキュアスターズ!
(C)東映アニメーション/東堂いづみ/テレビ東京 ※画像は加工してあります。

東芝が「サザエさん」のスポンサーを降りたあと……

 本記事では、アニメ「サザエさん」への批判的な意見が書かれています。
 ネガティブ・キャンペーン的な意図はなく、あくまで一視聴者の意見として思う事を勝手気ままに書いていますので、個人のグチ、エセ評論、ネガキャン記事を好まない方は、閲覧にあたり上記の点を御注意下さい。




 2018年3月25日放送分を最後に東芝がアニメ「サザエさん」のスポンサーを降板しました。
 東芝は1969年10月5日の第1回放送から一社独占提供の形でスポンサーを務めていましたが、1998年の秋頃からマクドナルドや日清食品などもCMを提供するようになり、すでに20年ほど前から自社だけでは「サザエさん」のスポンサーを続けられず、宣伝効果も限界を迎え始めていた事が伺えます。

 新年度を迎えた2018年4月1日放送分から東芝の名前がスポンサーから消え、オープニング後のスポンサーコールは「サザエさんは、ご覧スポンサーの提供でお送りします」となりました。
 東芝降板後は、NISSAN、日清食品、KAO、アース製薬、宝くじ、AJINOMOTO、DaiwaHouse、amazon、西松屋の9社提供番組となりましたが、インスタント食品や新型自動車のCMが放送される一方、いまだに時代錯誤な世界観を描くアニメが放送されるというギャップには苦笑するしかありません。
 記憶によれば、東芝の一社提供時代はCM二本が入った次の話は第3話目になり、CMの本数で第1話or第2話目の放送前か第3話目の放送前かがわかりました。
 レクトン氏(Twitter:@akncny)の検証によれば、過去のスポンサーコールは下記のようになっていたそうです(参考:https://twitter.com/akncny/status/980758700452233217)。
 ちなみに、2018年3月25日放送分の東芝最後のCM商品はエアコン「大清快」でした。

 1969年~1979年:サザエ「提供は東芝でございます。カラーでお送り致します」
  ※「明日をつくる技術の東芝の提供でお送りします」とのタイトルコールもあったらしい(レクトン氏・談)
 1979年~1998年:サザエ「エネルギーとエレクトロニクスの東芝がお送り致します」/タラオ「いてきま~す」
  ※特番時、タラオが「いてきました」と言い、サザエはまだ番組が続く事を視聴者に説明する小休止あり。
 1998年~2018年:サザエ「サザエさんは、ご覧スポンサーの提供でお送りします」

 多くの人が惰性で見続ける時報アニメという特性を目当てにスポンサーとなるべく名乗り上げた9社の企業ですが、各企業の特徴を磯野家+αと組み合わせた秀逸なネタが4月2日にTwitterへ投稿されました(https://twitter.com/doorknobsmz/status/980652072403009536)。
 投稿者のノブユキ氏(Twitter:@doorknobsmz)より転載許可をいただき、その秀逸なネタを書きに紹介します。

提 供
 マスオ買っちゃえNISSAN
 サザエ料理に困ったら日清食品
 タマに猫用トイレをKao
 波平とレッツバスロマンアース製薬
 カツオが億万長者狙う宝くじ
 フネの味を支えるAJINOMOTO
 磯野家の天井高くしたいDaiwa House
 三河屋戦々恐々のAmazon
 イクラに着せてあげたい西松屋

 マスオの「買っちゃえNISSAN」、サザエの「料理に困ったら日清食品」、磯野家の「Daiwa House」は見事なまでにハマっており、運転免許を持っていながらローンで車も買えないマスオ、母親頼みで自立できずに料理も満足に作れないサザエ、平屋建てのせくに三世代が住めるくらい無駄に広い磯野家。
 それぞれの特徴をCM提供企業に上手く絡ませたネタは下手なお笑い芸人のネタよりセンスがあります(>w<)

 放送第1回目からのパートナーだった東芝と縁が切れた「サザエさん」。この後、どのような変革を強いられる事になるでしょうか。
 スポンサーだけでなく、懐古趣味に満ちた見苦しい話しか書けないロートル脚本家のリストラ、演技力のない声優の切り捨て&交換、センスのない作曲やクオリティの低い作画しかできないスタッフの一新など、これを機会に番組内部にも変革のメスを入れるべきだと思います。

海外アニメ「爆笑! シアター・パコーン」

 2017年6月24日よりディズニーXDチャンネルで海外アニメ「爆笑! シアター・パコーン」(原題:Right Now Kapow)の日本版放送が始まりました。
 個性的なデザインのキャラクター達が繰り広げる予測不可能なコントが面白く、PRTIMESの番組紹介記事では「一風変わった6人のキャラクターが、様々なシチュエーションでコントを繰り広げる新感覚アニメーションコント番組」と紹介されています(同サイトの記事「1話に10本以上のコントが詰まった新番組!「爆笑!シアター・パコーン」ディズニーXDにて日本初放送! 」より。リンク確認:2017年12月24日22時42分)。
 見れば見るほど独特の世界観にハマっていき、放送開始直後は「また変な海外アニメが放送される」と嫌悪感すら抱いていましたが、今では本作の持つシュールな笑いのセンスにも慣れ、お気に入りアニメとなりました!

 何よりすごいのは30分番組にも関わらず「1話の中には、自由奔放で、シュールなダークユーモア溢れるコントが、なんと毎回10本以上」(前掲WEB記事より)も詰め込まれている事です。
 たまに、笑いどころが理解できないエピソードや意味不明なエピソードもありますが、そういう話は日本人に感じ取れないアメリカンジョークが隠されているのかも知れません。
 日本語吹き替えはお笑いトリオのフラミンゴが担当しており、アドリブ全開(ディズニーXDでの番組宣伝コメントより)の吹き替えは微妙にヘタウマな演技と相性が良く、こちらも聞けば聞くほど不思議な魅力にハマってしまいました。

 毎話、前半パートと後半パートに分かれ、それぞれが3分割されたメインコントと数編のショートストーリーで構成されています。
 メインキャラクターは、ソフトクリーム、ドッグ、三日月、プラント、キャンディ、ダイヤモンドの6人。コント内容によって名前が変わる事もあります。
 2017年12月25日から2018年1月2日にかけての「ディズニーXD 冬休み編成」では第1話から再放送が始まるので、まだ見ていない方は今が最初から見るチャンスです!
 日本では第13話までしか放送されていないようですが(2017年12月24日現在)、アメリカでは全26話が放送されました(2017年5月31日に放送終了)。

 ちなみに私の一番好きなエピソードは、第13話のAパート用コント「ビーチ刑事」(原題:Beach Detectives)です。
 常夏のビーチをホームグラウンドにする二人の刑事は極寒の雪国であろうともアロハシャツと短パン、ビーチサンダルの基本スタイルを崩さず、寒さに震えながらも三日月刑事(仮称)とプランツ刑事(仮称)は自己流スタイルを貫き通し、さすが「アロハ一枚とサングラスでビーチ守ってんだよ」(by プランツ刑事)と豪語するだけの事はあります。
 ギャングのボスであるミックスソフトを追ってオープンカーで雪深い地域へやってきた時は、車が雪に埋もれた事を告げるホテル従業員と次のように会話していました。

 ドッグ従業員「外のオープンカーに雪がテンコ盛り積ってますけど」
 三日月刑事「シロップなしのカキ氷、車いっぱい分、できあがりぃ。なんつってな~、なんつって。このジョーク、マネしていいぞw」
 ドッグ従業員「(冷静に)結構です」

 この噛み合わない会話が面白く、見ていて爆笑してしまいました。

アニメ「牙狼〈GARO〉 VANISHING LINE」

 アニメ版「牙狼〈GARO〉」シリーズには、毎回、超常の力で魔と戦う【魔戒法師】が登場します。
 この役目は若く美しい女性の担当とも言え、第1作「牙狼〈GARO〉 ~炎の刻印~」ではエマ・グスマンに、第2作「牙狼 -紅蓮ノ月-」では星明(せいめい)に、現在放送中の第3作「牙狼〈GARO〉 VANISHING LINE」ではジーナに、それぞれ【魔戒法師】の役割が与えられました。
 三人ともナイスバディの持ち主ですが、胸の谷間に魔獣を隠しているジーナが、他の二人に比べて頭一つ分くらいバストサイズが上回っているように感じられます

 戦うヒロインとなれば、当然、前線での戦いで窮地に陥りるピンチシーンを期待したいところですが……主人公をサポートするポジションのためか基本的に三人とも強キャラ設定されており、なかなかピンチに陥ってくれません。
 一人で敵と戦う事になっても法力や格闘術で難なく撃退してしまい、リョナラーとしてはフラストレーションが溜まる一方です。
 が! 物語中盤を過ぎた頃になると強さのインフレ現象が起こるのか、エロ美しい【魔戒法師】が強い敵に苦戦を強いられるシーンを目にする事ができるようになります。
 例えば「牙狼 -紅蓮ノ月-」の第18話「星滅」では、星明が茨に拘束されて悶える姿や蘆屋道満との戦いでダメージを受け苦しむ姿が見えられました。
 第1作「牙狼〈GARO〉 ~炎の刻印~」は飛び飛びでしか見ておらず、録画もしていなかったので未確認ですが、きっと、エマにもピンチシーンが用意されている事と思われます。

 まだ物語中盤に差し掛かる前なのでジーナがホラー(「牙狼」シリーズにおける敵の呼び名)との戦いで窮地に陥るシーンはありませんが、物語後半で強敵相手に苦戦する姿が他出するようになった星明の例もあるため、これからの展開が(いろいろな意味で)楽しみです!
 リョナラーの渇を癒すには至りませんが、第12話「FAMILY」では入浴中のジーナがホラーの襲撃を受けるシーンがあり、難なく撃退してしまうものの、豊満な肉体にタオルを巻いただけのエロっぽい半裸姿が堪能できるサービスショットを見せてくれました。
 ガラケーのカメラ機能で撮影した画像なので画質が悪いのですが、半裸のジーナを拝める画像2枚を以下に貼ります。

「牙狼〈GARO〉 VANISHING LINE」第12話より 「牙狼〈GARO〉 VANISHING LINE」第12話より
(C)雨宮慶太/岸友洋/MAPPA/東北新社

アニメ「サザエさん」(2017年12月17日放送分)雑感

 本記事では、アニメ「サザエさん」への批判的な意見が書かれています。
 ネガティブ・キャンペーン的な意図はなく、あくまで一視聴者の意見として思う事を勝手気ままに書いていますので、個人のグチ、エセ評論、ネガキャン記事を好まない方は、閲覧にあたり上記の点を御注意下さい。




 『実話BUNKAタブー』2018年1月号は「日本社会の害悪『サザエさん』 即刻おわらせろ」と題した記事で、時代錯誤の長寿アニメ「サザエさん」がもたらす害悪を詳しく報じています。
 害悪ありきの視点で書かれているため、全体的にネガキャン要素が色濃い記事となっていますが、書かれている事は間違いない事実ばかりで、なかなか読みごたえがありました。
 黒電話、ブラウン管テレビ、ちゃぶ台を囲む家族揃っての食事、和服を着る習慣。もはや、これらは遠い過去の遺物でしかありません。
 カップヌードルのCM(2017年12月17日現在放送されている「サザエさん青春」)で原作設定無視のコラボが許されているのならば、アニメ本編で時代に応じた改変を取り入れても著作権利者からクレームを受ける事は(おそらく)ないでしょう。
 40年以上前に終了した原作の世界観を描き続ける事に意味があるのか? ロートル脚本家が未練がましく描き続ける「古き良き日本」を見たがる視聴者はいるのか?
 東芝のスポンサー降板をキッカケに「サザエさん」のアニメ放送を終わる事も真剣に考えるべきだと思います。

 前掲記事を読んだ後、本日(12月17日。以下同)放送の「サザエさん」を見てみましたが……風刺漫画だった原作の面影やブラックユーモア満載だった初期エピソード、ほのぼのしたホームコメディのような1990年代初期までのエピソードに見られる面白は微塵もない、脚本家の暴走が目立つ駄作になり下がったアニメだと改めて思い知らされました。
 以下は本日放送分の「サザエさん」3作について個人的な感想とツッコミです。
 「そんなに文句を言うなら見なければいいだろう」との意見もあるでしょうが、原作漫画の愛読者として、どうしても一言書きたかったので文句に近い意見を書きました。ご了承下さい。


【第一話 カツオ湯けむりの術/脚本:雪室俊一(作品N0:7712)】
 銭湯へ行くと嘘をついて出掛けたカツオの行き先が中島の家だと予測し、寒空にも関わらず中島家の門前で待ち伏せする花沢。カツオへの愛情が度を越しており、もはやストー○ーです。この行動は異常としか言えません。
 数日後、タイコとイクラが磯野家へ遊びに来ますが、イクラが寝てしまったのでタイコは息子を抱いて帰ります。そのため磯野家の玄関にはイクラの靴が残されていましたが、いくら近場の親戚宅であろうともタイコにとって磯野一家は他人であり、他人の家へ子供の靴を置いて帰る図々しい神経は理解できません。帰る途中でイクラが目を覚まし、「バァ~ブゥ(訳:降ろして)」とか言い出したらどうするつもりだったのでしょう……。
 タラオを連れて銭湯へ来た波平は番台のオヤジに「(カツオが)湯船で泳いだりしてなかったでしょうなぁ」と聞き、「お行儀のいい息子さんで」と言われたにもかかわらず、しつこく「昨日はともかく、毎日ともなると」とダメ押ししますが、そんなに息子が信じられないのでしょうか。また、数日しか銭湯へ通ったふりをしていないのに、サザエに「カツオはどのくらい誤魔化したんだ」と聞くあたり、息子の行動に興味がないボンクラな父親だとわかります。こんな父親に育てられてもグレないカツオは偉いです。
 それにしても、茶風林さんの「ブワッカモォォォォン」と怒鳴りつける声は迫力がありません。説教時の迫力が欠ける点、永井一郎さんの後任としては致命的だと思います。

【第二話 秘密のりんごたち/脚本:中園勇也(作品N0:7723)】
 ちゃぶ台の上にリンゴが置かれているのを見つけたワカメとカツオ。争奪戦を制したワカメは「リンゴはね、大昔からイブが先に食べるって決まってるの」と言いながらクレイジーな形相でリンゴに噛みつきますが、原作漫画をイメージしながら長谷川町子先生の絵柄を少しも再現できていないため、作画崩壊と言えるくらい酷いご面相になっています。
 三郎からリンゴを貰って大喜びする子供達。タラオが「た~べたいです」とほざくので、舟は「あとでオヤツに出してあげますよ❤」と笑顔で言い、オヤツをリンゴだけにします。すでに用意してあったであろうオヤツにリンゴを添えてあげればいいのに……。オヤツの時間にリンゴが食べられる事を異常なまでに喜ぶ子供達ですが、普段はどんな食生活を強いられているのでしょうか。
 強引な展開の導入部以外は特に見苦しい点がなく、Y室やS山のようなロートルが書く脚本よりも手堅くまとまっていました。

【第三話 忘年会のマスオ/脚本:城山昇(作品N0:7697)】
 高度経済成長期のステレオタイプなサラリーマン像しか描けない城山昇らしい時代錯誤感が最初から最後まで満載。ツッコミを入れたくなるシーンばかりのエピソードです。
 例えば、年末の多忙期に仕事そっちのけで忘年会の隠し芸練習に励む社長。仕事より宴会を優先させる無能な老人が代表者の企業に入社したマスオ(早稲田大学卒)やアナゴ(東京大学卒)。入社先を間違え、輝かしい学歴を無駄にしています。
 電話が鳴り響いているのに対応もせず駄弁り続けるマスオとアナゴ。上司に見られたら説教確実です。しかも、アナゴは営業部長を前にしながら、宴会部長(凄いネーミングです……)のマスオに向かって「部長w」と呼びかけています。このご時勢、電話応対もせず、上司に悪い印象を与えたアナゴは新年度に会社から姿を消していそうです。
 忘年会で呑みすぎ、正体なく酔い潰れた社員が二人もいますが、酒の席で自己管理できないような人材は新年度(以下略)。
 閉店間際のスーパーで買物カートを強引に借りてきたマスオですが、店側から窃盗罪で訴えられて新年度(以下略)。


 いつの時代も、どの分野でも、世代交代という現象は避けられません。
 アニメ黎明期を支えたベテランが次々と番組から遠ざかり、後に残ったのは過去の栄光にすがるロートル脚本家とセンスのないスタッフだけ。クリエイター側の世代交代が完全に失敗した好例が長寿アニメ番組の「サザエさん」と言えるでしょう。
 本日の放送を見て、長寿アニメというブランドだけでは視聴率が取れなくなっている現実から目をそらさず、原作漫画の面白さが微塵も活かされない駄作アニメ放送を終わらせる覚悟を放送局や番組関係者は決めるべきだと感じました。

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