FC2ブログ

2017-05

美しき師範代の美脚と敗北

 高山明氏の格闘奇譚「らいち!」は『少年サンデーS増刊』へ2016年1月号から11月号にかけて連載され、コミックス2巻で惜しまれながらも完結しました。
 主人公の実來千(みのり・らいち)は高校生にして総合格闘技の王者。幼い頃に出会った道場破りの男を仇として追い続けています。
 ひょんな事から女性にされてしまった來千は、慣れない姿のまま、特殊能力『権能(けんのう)』を持つ人外ファイターと戦うハメになります。
 來千が男へ戻るためには『カミヅキ』と呼ばれる特殊能力者を100人倒さなくてはならないのですが……残念ながら、「カミヅキとの(最低)100試合」は描かれず、打ち切り漫画の定番とも言える「戦いは、これからだ!」という感じで終わってしまいました。
 特殊能力と格闘技を組み合わせた漫画は珍しくないかも知れませんが、本作は異能バトルだけに頼らず、心理的な駆け引きも含めた肉弾戦がしっかりと描かれており、かなり読ませる格闘漫画に仕上がっていただけに不燃将気味な終わり方となってしまい残念です。

 絵柄のレベルが高いため、女性キャラクターは可愛く、バトルシーンも迫力ある描写ながら、amazonレビューでも指摘されている通り、「どういう物語を描きたいのか」が分かり難いという欠点があり、描きたいエピソードが整理しきれていないという欠点がありました。
 もっとネームに時間をかけ、描きたいテーマに焦点を絞っていれば、かなりの傑作になっていたと思います!
 ただ、僅か11話という短さながら、パンモロ、ヒロピン、キャットファイト、バスト丸出しというサービス要素がタップリと見られ、そちら系を目当てに読んでも楽しめるのは良かったです(^-^)b
 編集担当のアドバイス不足か、それとも作者の力不足か、どちらとは言えませんが、もう少し話が練られていれば単行本2冊で打ち切られる事はなかったでしょう。ある意味では、作者の情熱が空回りしてしまった不幸な結果と言えます……。
 しかし、上記のようにお色気要素を目当てに読んでも楽しめる作品である事も確かなので、カバーイラストの絵柄が気に入ったのならば読んでみて損はない作品ではあります。

 私が一番気に入っているのは、実流師範代の子百(みのり・すもも)が道場破りに挑むも力及ばず敗北するシーンです。
 圧倒的強さの道場破りに歯が立たず、おびただしい血を流す夫(=実流師範・道場主)の姿を見て激昂した子百は、従者の守太刀(すだち)と二人掛かりで攻撃を仕掛けますが、道場破りの男に指一本で倒されてしまいます。

道場破りに立ち向かう、美しく勇ましい師範代
(C)高山明/小学館
さすがの美闘士も強敵の前に敗北!
(C)高山明/小学館

 美しい美脚や股間が丸見えになる事も辞さない態度で着物姿のまま戦いに臨む子百。その覚悟も虚しく、圧倒的な敵の力に敗北してしまう屈辱。
 子百師範代の戦いは、コミックス第2巻に収録されている第10話「因縁」で見られます!
スポンサーサイト
デリヘルもソープもイメクラも気に入った子がきっと見つかる
超大型リニューアル中の大好評風俗情報サイト!
[PR]

宮島京平「天使にエールを」(『週刊少年ジャンプ』2016年50号掲載)

 自分が通う学校、それも自分の在籍するクラスに憧れのアイドルが転校してきたら……。こうしたシチュエーション、子供の頃ならば誰もが一度は妄想した事があると思います。
 宮島京平氏の読切短編「天使にエールを」は、休業した憧れのアイドルと同じクラスになった優等生と知的アイドルを目指す美少女アイドルの交流をコミカルに描いたラブコメ漫画で、『週刊少年ジャンプ』2016年50号へ読切作品として掲載されました。
 複数のWEBサイト情報によると、宮島氏は2011年に「第47回 JUMPトレジャー新人漫画賞」への佳作入選後、『ジャンプNEXT』2012年春号掲載の「恋愛銀河区石川荘」で「新世代杯」に優勝してデビュー、『週刊少年ジャンプ』2012年46号にはデビュー作と同題の「恋愛銀河区石川荘」が読切で掲載されたそうです。
 ご本人のTwitter投稿(野々市々侍名義)によれば、この「天使にエールを」は7作目の読切短編との事。
 余談ながら、本作のタイトルから名作映画「天使にラブソングを」を思い出しました!

「天使にエールを」扉ページ
(C)宮島京平/集英社

 作品のテーマに斬新な点もなく、内容に前代未聞の工夫があるわけでもない。失礼ながら絵柄も際立った個性が見られない。
 それでいて「天使にエールを」が気にかかったのは、ある意味で王道的な「平凡な学校へ転校してきた人気アイドル」というテーマを奇抜な仕掛けや独特の絵柄に頼らず、自分のスタイルで丁寧に描き、17ページの短編漫画にまとめあげた手腕と器用さを高く評価している(上から目線の偉そうな言い方で、作者の宮島氏には申し訳ありませんが……)からです!

 8歳の頃から芸能界で活躍する天狗(てんく)舞。
 クイズ番組で低学歴を笑いものにされた舞は「誰も笑いものにできない高学歴アイドル」を目指ざし、人気絶頂中にも関わらず休業宣言して学校(おそらく高校と思われるが)へ通って勉学に励む事を決めました。
 クラスで一番の秀才である福沢風水人(ふみと)を自宅に招き、舞は風水人から勉強を教わりながら、学歴コンプレックスを克服するため努力を続けます。
 二人の努力は、舞が期末テストで一定水準点を取るという結果に結実。
 短期間で学力が飛躍的に上昇した舞は、人気アイドル・天使(あまつか)舞となってデビュー曲を生ライブで風水人に聴かせるという、アイドルらしい御礼をするのでした。

アイドル姿の天使舞
(C)宮島京平/集英社

 努力を惜しまず、アイドルという職業を心から愛し、学歴コンプレックスを克服しようとする天狗舞。
 生き甲斐を失っていた頃、『天使舞』から勉学に励むキッカケと目的を与えたもらった福沢風水人。
 身近な同世代の男女という視点から「アイドル」と「ファン」の交流を描き、ラブコメ漫画の鉄板である「勉強を教える側と教わる側」のネタを盛り込むスタイルが朴訥ながらも前述の通り丁寧に描かれています。
 絵の美しさやトリッキーな内容で読者に注目される「ジャンプ系漫画」が増える中、古き良き雰囲気を醸し出す王道ラブコメの醍醐味と言うか面白さが楽しめました。
 今回は「ワールドトリガー」(葦原大介・作)の休載によるページ数制限付きの穴埋め掲載でしたが、そう遠くない将来、30ページ前後の読み応えある新作での再登場を心待ちにしています。

追悼 あきかん氏(「Go! To! Heart!!」作者)

 華々しいマルチメディア展開によって「To Heart」の人気と知名度が一気に高まった1999年、後に多くの熱狂的ファンを生み出す事になる、同作の二次創作漫画が誕生しました。
 その作品のタイトルは「Go! To! Heart!」。作者はあきかん氏。
 常にけだるそうな高校生の藤田浩之と彼に関わる女子高校生たちの日常をユーモラスに描いたフルカラー漫画です。
 原作となったゲーム「To Heart」は1997年にWindows専用ソフトとして発売されたLeaf(現・アクアプラス)開発のビジュアルノベルスで、2004年には同じ学校の2年後を舞台にした続編「To Heart 2」が発売されました。

 「Go! To! Heart!」が同時期に同人活動をしていた「To Heart」ファンや二次創作者に与えた影響は大きく、「To Heart」同人作品ブームを牽引した立役者とも言えるでしょう。
 WEB連載後、数話分を収録したフロッピーディスクが発売され、紙ジャケットに包(くる)くるまれた状態で同人誌ショップで販売されました。
 1999年に発売された同人ゲーム「THE QUEEN OF HEART」の隠しキャラ&追加キャラとして登場するコモード芹香とラピード綾香は「Go! To! Heart!!」が初出です(出典は忘れましたが、同作オリジナルキャラのパパラッチ志保やあかり姉さんの出演要望もあったと記憶しています)。
 少しズレたタイミングでPlayStation版「To Heart」にドップリとハマっていた私は、当時、JR秋葉原駅昭和通り出口近くのビルに入っていた同人誌ショップ「Dカルト」で「Go! To! Heart!!」を見つけ、親しみやすい絵柄に惹かれてフロッピー第1巻を購入したところ、短いながらも練りに練られたストーリーとキャラクターの原作イメージを崩さない絵柄の虜になり、速攻でファンになりました!
 その翌日には既巻在庫を全て買い揃え、友達や先輩に「Go! To! Heart!!」の布教活動をしたのも良い思い出です。

 あきかん氏の訃報を知ったのは、同氏と縁故のあった方々によって発行された『あきかん追悼・メモリアルブック Go! To! Heart!! ~Remember~』という合同追悼本です。
 ぴすとん氏。ストライク平助氏。ベンジャミン氏。結城心一氏。吉田創氏。・・・・・・。
 アンソロジー漫画などでお名前を拝見している方々の名前がズラリと並ぶ豪華メンバー揃いぶみの一冊ではありましたが、追悼本という内容だけに複雑な喜びを感じます。
 近しい友人の立場から「Go! To! Heart!!」誕生の舞台裏の一端を描いた実録漫画(作・無一文)、実姉の視点から描かれた追悼漫画(作・ことぶきめぐみ)は、あきかんファンならば涙なくして読めません。

『あきかん追悼・メモリアルブック』書影
(C)無一文/【サークル】二束三文

 楽しかった学生時代に出会った名作「Go! To! Heart!!」ですが、作者であるあきかん氏が2016年3月に他界された事を知って唖然としました。
 遅ればせながら、ここに一人のファンとして、あきかん氏に哀悼の意を表します。
 あきかん様。素敵な漫画をありがとうございました。

大杉ゆきひろ『歩き巫女九尾』(ニチブン・コミックス)発売!

 大杉ゆきひろ氏が描く妖艶な官能伝奇時代漫画「歩き巫女九尾」のコミックスが9月29日に発売されました!
 初出は『週刊漫画ゴラク』2016年7月8日号~8月26日号。全8回の短期集中連載です。
 連載第一回目から雑誌連載で読んでおり、一冊にまとまるのを楽しみにしていました!
 参考までに各エピソードの初出情報を以下に記します。


  序 章:滅亡(はじまり)/(おそらく)書下ろし
  第一話:使命(つとめ)/『週刊漫画ゴラク』2016年7月8日号
  第二話:安土(てきち)/『週刊漫画ゴラク』2016年7月15日号
  第三話:艶舞(いざない)/『週刊漫画ゴラク』2016年7月22日号
  第四話:呪縛(さっき)/『週刊漫画ゴラク』2016年7月29日号
  第五話:恥辱(はいぼく)/『週刊漫画ゴラク』2016年8月5日号
  第六話:首領(ぬくもり)/『週刊漫画ゴラク』2016年8月12日号
  第七話:本能寺(けっせん)/『週刊漫画ゴラク』2016年8月19日号
  最終話:炎上(けっちゃく)/『週刊漫画ゴラク』2016年8月26日号


 書下ろしと思われる前日譚「序章 滅亡(はじまり)」が追加され、単行本特典として描かれた【歩き巫女】のセクシーショット7点を収録している以外、雑誌連載版と内容に異同はないようです。
 確認できた限りでは、第6話「首領(ぬくもり)」に加筆・修正が施されていました(P155~157の合計3ページ分)。
 あとは本文用紙の資材が違うせいか、若干、コミックスでは全体的に濃い感じの色使いになっています。
 また、中閉じ雑誌なので裁断する際に切り落とされたであろう部分が復元されていました。

 コミックス発売を機に、本作未読の方は強く可憐で美しい【歩き巫女】の色気と活躍を読んでみる事をお薦めします!
 劇画と漫画のハイブリッドとも言える絵柄も作品内容と合っており、末永く(いろいろな意味で)楽しめる名作です。

IMG_20161001_0001.jpg
(C)大杉ゆきひろ/日本文芸社

宿願を果たした【歩き巫女】

 大杉ゆきひろ氏の描く官能妖艶時代劇画「歩き巫女九尾」が『週刊漫画ゴラク』2016年8月26日号にて完結しました。
 連載開始当初より、Twitter情報で短期集中連載らしい噂は耳にしていましたが、まさか全8回連載で終了するとは……。
 すでに最終話掲載号の発売から一週間が経ち、新しい『週刊漫画ゴラク』も発売されたのでネタバレしてしまいますが、織田信長は一般的な史実の通り明智光秀の裏切りによって本能寺で死亡し、【歩き巫女】は勝利を収めます。
 名残惜しいと思う反面、無駄なく構成された物語を堪能できたのも事実なので、某少年漫画雑誌で長期連載されている漫画のようにダラダラと話が続くだけの水増し劣化で作品の質が落ちる前に完結して良かったとも思います。

『週刊漫画ゴラク』2016年8月26日号
(C)日本文芸社

 九尾の秘奥義【桃幻郷】によって愛する女性の姿を見た信長は精を搾られ倒れます。
 いよいよ宿願が果たせると確信した時、謀反を起こした光秀軍が本能寺に向かって無数の矢を放ち、避ける余裕もなく九尾は傷を負ってしまいました。
 迫り来る矢に死を覚悟した九尾ですが、【桃幻郷】の術中に陥って倒れた筈の信長に助けられます。
 九尾の仕掛けた術が解けていながらも、【歩き巫女】の策にかかって京へ現れ、『房中術』にかかったうえ、光秀に隙を見せた自分自身の不甲斐なさを嘲りつつ、信長は「武田の“歩き巫女”…見事なり!! 儂が死ねば世は再び乱れよう… その“術”で主君(あるじ)を護ってやるが良い!!」と九尾の勝利を認め、彼女を助けたのでした。
 阿鼻叫喚の本能寺から救出された九尾は仲間たちと信濃国へ戻り、一週間後、無事に幼き主君と再開を果たします。

大団円を迎えた【歩き巫女】の物語
(C)大杉ゆきひろ/日本文芸社

 扉ページの告知によれば、本作の単行本は9月29日発売予定との事。連載途中から読み始めた方も、運悪く最終回しか読めなかった方も、これで安心です。
 雑誌連載中は1回あたりのページ数が少なかったため、単行本では大幅に加筆・修正されるかも知れません。
 個人的には……【歩き巫女】首領・望月千代女(ちよめ)様の登場シーンが数コマでもいいので増えている事を期待したいです(>_<)
 約一ヶ月後に発売される『歩き巫女九尾』全1巻、今から大いに期待しましょう!!

【歩き巫女】の首領・望月千代女

 大杉ゆきひろ氏の描く官能妖艶時代劇画「歩き巫女九尾」も7月29日発売の『週刊漫画ゴラク』2016年8月12日号で連載6回目を迎えました。
 回を追うごとに官能描写がパワーアップしていき、第2話ではロリっ娘の双子が、第4話ではサブリーダー格のお姉さんが、そして第5話では主役の九尾が、あられもない姿でピンチシーンを見せてくれます!
 週刊誌なのでバックナンバー購入は難しいかも知れませんが、もうすぐ物語が佳境を迎えるため、今から読者になっても遅くはありません(半年近く待てばコミックスが発売されるかも知れませんが……)。

 最新の第6話「首領(ぬくもり)」では、【歩き巫女】の首領・望月千代女(もちづき・ちよめ)が登場します。
 神々しいまでの美しさ、異人のような容貌、完璧なる肉体美。
 4人の歩き巫女も美人(or美少女)揃いですが、その美貌さえも軽く凌駕しています!

望月千代女
(C)大杉ゆきひろ/日本文芸社

 第6話は、ラスボスである織田信長と直接対決した九尾が『天下布武』という秘技の前に敗れ去り、心身ともに衰弱して近江の隠れ宿で養生しているところへ望月千代女が尋ねてくる場面から始まります。
 信長との戦いで幼き日の忌まわしい記憶がよみがえり、【歩き巫女】の矜持を失いかける九尾。
 そんな彼女を助けるため、千代女は様々な技で九尾の心と体を束縛する呪いを開放し、同時に九尾は『房中術』の真髄を自分自身の体で理解するのでした。
 九尾の完全復活後、五人は信長攻略の談義を開催。千代女の言葉がキッカケとなり、二番目の年長者である吻福は大胆な作戦を思いつきます。
 その作戦が功をなし、信長を定宿の本能寺へ誘い出す手筈が整いました。【歩き巫女】は総力を挙げて宿敵との再戦に挑む覚悟を決めます。

「歩き巫女九尾」第6話扉ページ
(C)大杉ゆきひろ/日本文芸社

 宿敵との最終決戦に向け、次回から物語が大きく動き出そうとしています。
 織田信長は明智光秀の謀反に遭い、燃えさかる本能寺で自害する、というのが一般的に知られている史実です。
 信長終焉の地とも言える本能寺を舞台に、どのような死闘が繰り広げられるのか。そして、【歩き巫女】は武田の宿敵を討ち果たす事ができるのか。
 これからも「歩き巫女九尾」から目が離せません!

最終回を迎えた「ものの歩」で……貴重なショットが!

 数少ない『週刊少年ジャンプ』での愛読作品「ものの歩」(作画:池澤春人/監修:橋本崇載)が2016年第34号(2016年7月25日発売)で完結しました。
 連載開始時から応援していた作品だけに物語の完結は感慨深いものがあります。
 最終ページの情報によれば、コミックス第4巻は8月、最終第5巻は9月に発売されるとの事でした。

「ものの歩」最終回
(C)池澤春人/集英社

 本作のヒロインであり、巨乳担当&セクシー要員の風丘みなとさん。
 ツンデレ、ツインテール、パンチラ上等、豪快な性格。どれも私の好みにピッタリの設定であり、「ものの歩」を読み始めた理由も彼女に惹かれたためでした。
 ツンデレ属性ながら、これまで「ツ~ン」な姿しか見せなかったみなとさん。しかし、物語クライマックスの二年後を描いたエピローグ的な最終回では、遂に「デレ~」な姿を見せてくれました(^0^)
 その決定的シーンが……こちらです!

みなとの恥じらった表情は貴重です!
(C)池澤春人/集英社

 顔を真っ赤にして照れながら涙を浮かべるみなとさん。その理由はネタバレしてしまうので書きませんが、気になる方は『週刊少年ジャンプ』2016年34号掲載の最終回をご確認下さい。
 連載最終回を読み、一つの目標に向かって突き進む高良信歩がプロ棋士を目指す物語に興味を持った方は、コミックスで彼の努力と活躍の軌跡を確認し、二ヶ月連続刊行されるクライマックスも読んでみる事をお薦めします!

関節技にスポットを当てた異色のライト系プロレス漫画

 関節技リョナが好きな者にとって嬉しすぎる漫画を手に入れました!
 須磨ヨシヒロ『その気にサブミッション』です。1995年にヤングジャンプ・コミックスとして刊行されました。
 巻末の初出情報によれば、『週刊ヤングジャンプ』へ月1連載されていたようです。
 忍者の末裔がマスクで素顔を隠し、ストレス発散のため、関節技を駆使して女性と戦うシーンが満載の素敵な作品でした!
 美麗な作画の漫画が増えた現在、女性の描き方やセクシー描写に(口の悪い言い方になりますが)泥臭さを感じるものの、みやすのんき氏の名作「やるっきゃナイト!」を思い出させる、どこか懐かしい画風です。

ヤングジャンプ・コミックス『その気にサブミッション』カヴァー
(C)須磨ヨシヒロ/集英社

 本作が雑誌連載されていた当時の須磨氏は熱狂的プロレスファンだったそうで、「遺書(あとがき)」と題した巻末のコメントにて「月に1,2回は必ず観に行ってたし、毎週木曜日発売のプロレス雑誌、早売りで読みたくてよく水曜日の夕方に神保町の本屋まで行ってた」と述べています。
 しかし、同文中では「おタク色が強く、プロレス、マスコミもそれを思いっきりあおって」という点にイヤ気がさし、プロレス熱が醒めていったともカミングアウトしており、『ショー』ではなく『見せ物』という方向へ進み始めたプロレスを残念がっていました。
 穿った見方かも知れませんが、「クソ真面目な部分と、うさんくさい部分が見事なまでに同時存在できること」こそ「プロレスの魅力」(以上、カバー袖のコメントより引用)だと言う須磨氏にとって、本作は見せ物化したプロレスへのアンチテーゼに思えます。

 個人的な視点からの判定となりますが、コミックスに収録されている全8話のうち、関節技リョナという視点から楽しめるエピソードは2話だけでした。
 第一話「ROUND1.マスクマン登場!」、第四話「ROUND4.OB魂」です。
 前者では女子短大のプロレス同好会長を、後者ではガチ路線の女子大プロレス同好会メンバーを、それぞれ相手に複合関節技が披露されます。

「ROUND1.マスクマン登場!」より
(C)須磨ヨシヒロ/集英社
「ROUND4.OB魂」より 「ROUND4.OB魂」より
(C)須磨ヨシヒロ/集英社

 作風やテーマに好みが分かれるかも知れませんが、少なくとも、私は本作を「ちょっとエッチな関節技メインのプロレス漫画」として楽しめました。
 二十年以上前のコミックスなのでブックオフなどの中古書店での入手が難しいかも知れませんが、見かけたら即決購入しても損はないと思います。

戦う巫女たちの物語

 時間潰しに立ち寄ったコンビニエンスストアで雑誌棚を見ていたところ、平積みされている漫画雑誌の表紙に巫女衣裳を着崩しながら艶やかに笑う美女のイラストが描かれているのに気付きました。
 雑誌のタイトルは『週刊漫画ゴラク』。かつて不定期に買っていた馴染ある漫画雑誌です。
 その美女は新連載漫画の主役らしく、「妖気纏う美女が紡ぐセクシャル時代劇画」という煽り文句に惹かれ、久しぶりに『週刊漫画ゴラク』を買いました。

『週刊漫画ゴラク』2016年7月8日号
(C)日本文芸社

 私の興味を惹いた作品は、大杉ゆきひろ氏の新連載作品「歩き巫女九尾」です。
 怨敵・織田信長を討つため、巫女に扮して諸国を巡り歩く女忍者(くのいち)集団【歩き巫女】の妖艶なる活躍を描きます。

四人の歩き巫女
(C)大杉ゆきひろ/日本文芸社

 さすがに連載第一回目では巫女軍団(総勢四人!)がピンチに陥るシーンはなく、主君救出のため、わざと敵軍に捕まった三人の巫女が胸を揉まれて辱められる姿を拝めるくらいでした。
 【歩き巫女】の戦いは回を追うごとに過酷さを増していくでしょうし、宿敵の織田信長は冷酷無比は暴君なので最終決戦では拷問や残虐な責めに喘ぎ苦しめられる可能性も皆無ではなさそうです。
 また一つ、今後の展開が気になる漫画が増えてしまいましたw

『ケンガンアシュラ』第16巻を完全ジャック! “呉一族祭り”開催中

 連載4年目を迎える「ケンガンアシュラ」(原作:サンドロビッチ・ヤバ子/作画:だろめおん)の単行本最新第16巻が6月10日に発売されました。
 本巻には、今井コスモVS阿古谷清秋の決着から十鬼蛇王馬VS呉雷庵の決着直前までのエピソードを収録しています。
 王馬の【前借り】と呉一族の【外(はず)し】には共通点が多く、似たような身体能力開放技を持つ二人は激しい技の応酬により一進一退の攻防を続けます。
 また、呉一族を闘技者として雇う山下健蔵を巡る人々の確執も本編との絡みを見せ始め、、サイドストーリー部分からも目が離せません。

 物語のキーパーソンとなりそうな呉一族に関する描写が多い巻のせいか、本巻は“呉一族祭り”という謳い文句の販売戦略が採られました。
 カバー、本表紙、おまけ漫画、販売戦略。いずれも呉一族によって完全ジャックされています!
 呉一族の秘蔵っ娘(こ)である呉カルラに惚れこんでいる者として、今回の“呉一族祭り”は見逃せん。
 微々たる宣伝にもなりませんが、関連情報の紹介という形で“呉一族祭り”を盛り上げたいと思いますw

 まずは、公式サイトで紹介されている、特典ペーパー情報から。
 「コミックスPR」(「」2016年6月9日付更新「ケンガンアシュラ | コミックス第16巻PR」)では、下記の特典ペーパーが全国の各書店で配布されている事を伝えています。

イメージ20554 イメージ20555
(C)サンドロビッチ・ヤバ子/だろめおん/小学館

 私がチェックしたペーパー配布書店の『ケンガンアシュラ』第16巻在庫状況は下記の通りです。

 アニメイト秋葉原店(5冊くらい?) ※2016年6月10日午後6時過ぎ
 ゲーマーズ 新宿店(在庫なし) ※2016年6月16日午後7時30分頃
 ゲーマーズ 秋葉原店(在庫なし) ※2016年6月17日午前10時過ぎ
 コミックとらの穴 秋葉原1号店(5冊くらい?) ※2016年6月17日午前10時10分頃

 私が一番欲しかった「呉カルラ&エレナ・ロビンソン」のペーパーでしたが、Twitterで交流のあるSNG氏に助けられ、なんとか手に入れる事が出来ました!
 コミックス発売の一週間後、遅ればせながらゲーマーズ秋葉原店へ駈け込んで『ケンガンアシュラ』第16巻の在庫を探し、店頭在庫最後の一冊を辛うじて購入できたのです。
 SNG氏からの情報がなければ入手し損ねる所でした。まさに間一髪と言ったところです。
 こちらがゲーマーズ特典ペーパーとなります!

 第16巻用ペーパー
(C)サンドロビッチ・ヤバ子/だろめおん/小学館

 さらに……今回はカバー下(本表紙)のイラストが大変な事になっていますw
 現代の呉一族を代表する二人の美少女(呉カルラ&呉風水)が鍛え抜かれた肉体美を惜しげもなく披露しているのです。
 イラストの全貌を紹介する事はできませんが、極一部だけをチラ見公開してみました。
 ここでは確認できない部分を見たい方。『ケンガンアシュラ』第16巻を購入し、ご自身の目でお確かめ下さい!

『ケンガンアシュラ』第16巻(カバー裏・表面)部分
(C)サンドロビッチ・ヤバ子/だろめおん/小学館

 恒例のキャラクター紹介ページも、第16巻は呉一族によってジャックされましたw。
 今回も各キャラクターの知られざる公式情報やラフ画が初公開され、原作者であるサンドロビッチ・ヤバ子氏による解説も付されており、なかなかに脅威深いです。
 呉カルラに関するサンドロビット・ヤバ子氏のコメントを読むと、いずれは彼女にも戦闘シーンが用意されそうな印象が受けられます。
 この妄想が現実になる事を信じ、もうしばらく、「ケンガンアシュラ」に付き合ってみようと思いまいた!

イメージ20551
(C)サンドロビッチ・ヤバ子/だろめおん/小学館

«  | ホーム |  »

FC2カウンター

プロフィール

新 京史朗

Author:新 京史朗
好きな技(1):バスター技
好きな技(2):股裂き関節技
好きなシチュエーション:リョナ

最新記事

カテゴリ

小説 (84)
アニメ (33)
ゲーム (31)
アメコミ (23)
フィギュア (5)
映像・写真 (15)
DOA・無双 (114)
イラスト企画 (40)
鉄拳・スト鉄 (87)
漫画・絵物語 (106)
イラスト・挿絵 (51)
映画・イベント (34)
ウルトラヒロイン (12)
MUGEN・ドット絵 (2)
オリジナルヒロイン (8)
御挨拶・お知らせ・交流 (129)
魔法少女まどか☆マギカ (59)

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

月別アーカイブ

最新コメント

リンク

このブログをリンクに追加する

最新トラックバック

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR