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2021-04

「キン肉マン」&「キン肉マンⅡ世」に登場する女性超人

★「黄昏タイムス」開設10周年★
 ・特別企画第一弾(2020年4月19日)
 ・特別企画第二弾(2020年7月12日)
 ・特別企画第三弾(2021年1月31日開催)


 かつての通勤路を利用して帰宅する事になった際、久しぶりに駅途中のブックオフへ立ち寄ったところ、『キン肉マンⅡ世 究極の超人タッグ編』(全28巻)が第24巻を除く全冊売られており、一冊の価格が安く状態も良かったので数回に分けて在庫分を買い込みました。
 雑誌連載時に読んでいたものの、タッグトーナメントが始まるまでが長いうえ、時間超人が反則的な能力を駆使して勝ち進む展開や残虐超人になったセイウチンのチート強化ぶりが嫌いで単行本は個人的なベストバウトの収録巻を買っただけです。
 不揃いだった『キン肉マンⅡ世 究極の超人タッグ編』の単行本は十年近く前の漫画本整理で手放しましたが、最近になって「キン肉マン」及び「キン肉マンⅡ世」への情熱(?)が再燃焼し始め、手許に残していた単行本や買い直した中古の美本を読み直したところ、以外にも女性超人の人数が多い事に気づいたので可能な範囲で調べてみたところ、「キン肉マン」と「キン肉マンⅡ世」を併せて15人の登場が確認できました。

 見落としがあるかも知れませんが、当ブログ調べの調査結果を以下に記します。
 なお、アシュラマンの妻やロビン・マスクの母親は「キン肉マン」(=正史シリーズ)に含むべきでしょうが、初出が「キン肉マンⅡ世」(=パラレル時間軸シリーズ)のため、後者のシリーズキャラクターに分類しました。
 また、「究極の超人タッグ編」第一話には二人の女性超人がマスクウーマンとして登場しますが、キン肉万太郎の夢に登場するためカウント対象外としています。


【キン肉マン】
 キン肉小百合(第57代キン肉族王妃)
 ホルモン・ビビンバ
 アシュラマンの母
 オメガマンの母

【キン肉マンⅡ世】
 セイウチンの母
 ドロシー
 ジャクリーン・マッスル
 ヒカルドの母 
 クァムの母
 イボンヌ(アシュラマンの妻)
 カオスの母
 サンダーの母
 ロビン・マスクの母(「倫敦の若大将」に登場。単行本29巻参照)
 OKAN(「キン肉マンII世 〜オール超人大進撃〜」に登場)
 フィオナ(「キン肉マンII世 〜オール超人大進撃〜」に登場)


 このうち、超人レスラーとしてリングにあがったのはOKANとフィオナだけです(フィオナの活躍については「戦う女性超人フィオナ」をご参照下さい)。
 マイナーな名前も多いと思うので、リストアップしたキャラクターについて簡単な解説をします。

 まずは「キン肉マン」登場キャラクターから。
 キン肉小百合はキン肉マンの母親。「キン肉マンⅡ世」では故人となっています。同シリーズの第二部「究極の超人タッグ編」では若かりし頃(=「キン肉マン」時代の容姿)として登場し、グラマラスなバストを拝ませてくれました。
 ホルモン・ビビンバはキン肉スグルの許嫁。最初はスグルを仇敵として付け狙っていましたが、その優しさに触れて考えを改め、献身的な態度で接するようになりました。防衛軍にスカウトされた過去はなかった事にされたようです。初当時はセクシーなヘソ出しレオタード姿でしたが、「キン肉星王位争奪戦」では色気のない鎧姿で再登場、「キン肉マンⅡ世」の「究極のタッグ編」では半袖のTシャツにホットパンツという若さに充ちた恰好で再びエッチィ姿を見せてくれました。
 アシュラマンの母は「夢の超人タッグトーナメント編」に登場。超人としての資格を失ったテリーマンにスターエンブレムを返却したアシュラマンの愚行に激怒する夫を宥め、息子の行動が完璧超人を憎むための行動と理解する、良妻賢母の一面を見せました。
 オメガマンの母は「サタン編」に登場(単行本70巻参照)。セリフもないモブ的な描写で数コマだけ登場します。

 ここからは「キン肉マンⅡ世」の登場キャラクターとなります。
 セイウチンの母は「キン肉マンⅡ世」の第一部でレギュラー的に姿を見せ、第二部「究極の超人タッグ編」では若い頃の姿で登場します。見た目は巨乳化したセイウチンです。
 ドロシーはセイウチンの妹。やはり見た目は口紅を塗ったセイウチンです。
 ヒカルドの母は「第22回超人オリンピック編」に登場した悪行超人。ヒカルドの回想で数コマだけ描かれました。
 ジャクリーン・マッスルはハラボテ・マッスルの娘。「第22回超人オリンピック編」より登場。美人で巨乳でスタイル抜群ですが、性格は流血好きのドSちゃんです(後にドS属性が薄まり、ツッコミ系のコミカルな性格になります)。過去へタイムトラベルした際、実の父親に尻を揉まれています。派手好きなのかエロいコスチュームを着用して登場する事が多く、「究極の超人タッグ編」序盤では尻を突き上げた恰好で万太郎の放つ臭い屁に悶絶する姿が見られました。
 クァムの母は「悪魔の種子(デーモンシード)編」に登場。敗北のショックを引きずる万太郎を介抱する心優しい半獣の超人女性で服装も母親らしいアットホームなデザインです。息子のクァムは「キン肉マン」の番外編エピソード「マッスル・リターンズ」(『月刊少年エース』1996年1月増刊号『格闘エース』掲載)に登場した同名の少年超人とは別キャラクターのようです。
 イボンヌはアシュラマンの妻として「悪魔の種子(デーモンシード)編」に登場。出番はアシュラマンの回想のみ。息子の仕掛けるアシュラバスターで命を奪われますが、大股開きの羞恥ポーズは雷光による影絵として処理されました……。
 カオスの母とサンダーの母は「究極の超人タッグ編」に登場する女性の時間超人です。前者はライトニングとサンダーの凶行から息子を逃がす為に命を落とします。後者は悪の時間超人に暴行されてサンダーを生みますが、息子に悪の血が流れている事を知って行方をくらまします。
 ロビン・マスクの母は「キン肉マンⅡ世」の番外的なエピソード「倫敦の若大将」に登場。顔見せタイプの仮面を装着しているため、美しい素顔が拝めます。一コマだけ全身を描いたシーンがあり、通常はドレス姿である事が確認できました。
 OKANはゴリマッチョな主婦で、サザエさんとブロッケンマンを足したような容貌。フィオナは三つ編みの少女。前者は嬉しくないパンチラ描写があり、後者は乳チラしかける微妙なサービスショットが描かれました。両者とも、『Vジャンプ』に連載された「キン肉マンII世 〜オール超人大進撃〜」の「超人一等祭編」に登場します。
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股裂き状態で逆さ宙吊りされるレジスタンス美少女

★「黄昏タイムス」開設10周年★
 ・特別企画第一弾(2020年4月19日)
 ・特別企画第二弾(2020年7月12日)


 寛永十四年。突如として日本上空に現れたキリングマシーン軍団〈天魔〉は、圧倒的戦力によって人々を蹂躙していく。悪逆無比な軍勢に対抗するため、優れた力を持つ人間は〈抵抗軍(レジスタンス)〉を結成し、キリングマシーンと血で血を洗う激しい死闘をくり広げる。

 オズノらいおん氏による『キョムノヒガン』は、2019年から2020年にかけて「コッミクDAYS」へ連載されたSFバトルアクション漫画で、過去と未来の時間軸を巧みに描き分けながら予測不能の物語を紡ぎ出し、一話毎に読者の興味を次回へと掻き立ててくれます。
 SF+アクション時代劇といえば、空知英秋氏の漫画「銀魂」やTVアニメ「サムライチャンプルー」を連想される方も多いと思いますが、細部まで作り込まれた世界観やSF要素、美麗な作画はSF忍法帖「蟲忍」(原案:前嶋重機/小説:古橋秀之)に近い仕上がりになっており、随所に散りばめられたエロチシズムも見所の一つと言えるでしょう。
 ただ……残念ながら『キョムノヒガン』は第3巻以降が電子書籍のみの販売となり、紙媒体のコミックスで読んでいた読者は壮大な物語が佳境に入る直前で打ち切り感を味わうハメになり、本作の結末を知る事はでません(コミックスは2020年6月10日販売の全4巻で完結しました)。

 上記のような理由から最終回を知らないため、長らく作品紹介を塩漬けにしてきましたが、せっかくなのでエロチックなヒロピンシーンだけでもご紹介しようと思い、物語の途中までしか知らない作品の記事を書く事にしました。
 ご紹介するのは、ヒロインのイチが逆さ宙吊りにされて大股開きの恥ずかしいポーズを晒すシーン。第6話「潜入」(コミックス第2巻収録)で見られる眼福ショットです!
 生け捕りにされたイチの目前に、超破壊兵器「虚無」で一千万人を蒸発させた〈天使・世翼(ヨハネ)〉が出現。
 両腕の自由を奪われた状態にも関わらず、最愛の弟を失った悲しみと怒りからイチは世翼に立ち向かっていきますが、巨大な体を持つ仇敵に捕獲され、逆さ吊りのまま股が裂けるくらいの大股開きポーズを取らされます。
 勝ち誇る世翼はイチの痴態を晒したまま、一緒に連行されたバロという青年に向かい、美しい少女の純潔を汚すよう命じます。

天魔「世翼」に捕えられたイチ
(C)オズノらいおん/講談社
逆さ吊るしのまま股裂きされるイチのお尻
(C)オズノらいおん/講談社
身動き出来ないイチに迫る最大の(?)危機
(C)オズノらいおん/講談社

 イチは弟の仇敵に弄ばれたまま、バロに貞操を奪われてしまうのか。
 緊迫する展開の先はコミックスでご確認下さい。
 ただし……前記のように紙媒体の単行本は第2巻で発売が打ち切られているのでご注意を!!



【追記】記事挿入用画像のサイズに調整不備があったため、画像を削除・修正して再アップロードしました。(2020年8月12日・記)

外出自粛の連休中にお薦めの漫画

★「黄昏タイムス」開設10周年★
 ・特別企画第一弾(2020年4月19日)


 昭和を代表する特撮ドラマの名作「ウルトラQ」の第19話「2020年の挑戦」は未来世界の宇宙人が人類に挑戦状を叩きつけてくるというエピソードで、洒落たタイトルやホラータッチの展開が印象に残るエピソードでした。
 物語世界での2020年は宇宙人による連続誘拐事件が起こった年ですが、現実世界の2020年は全世界が疫病の脅威に晒される恐るべき年となってしまいました。
 感染拡大を防ぐために外出自粛要請が出され、学校は休校、企業も可能な限り在宅での勤務対応を迫られており、様々なイベントは中止に追い込まれ、東京オリンピックに涌く筈が一変して災厄の年になった言えるでしょう。

 今年は郷里への帰省や海外旅行などの遠出ができない状況のため、カレンダー通りの連休を得られる方は手持ち無沙汰な休みを過ごさせる事と思います。
 自宅に籠って面白くもないテレビ番組を流し見するような日々を過ごさざるを得ないのであれば、その持て余す時間を読書に費やすのも悪くありません。
 営業自粛により休業している書店も多いですが、ネット社会の現在、amazonなどの通販サイトを利用すれば自宅にいながら書籍を購入する事も可能です。
 土日を含めた五連休の読書案内として、お薦めの漫画作品をご紹介しようと思います。もっとも、当ブログのお薦め作品なので一癖も二癖もある作品ばかりではありますが……。

 各タイトルにamazonへのリンク(複数巻発売のタイトルは第一巻の商品情報ページのみ)を貼っていますので、興味のある作品が見つかった際はご活用下さい。


1.原作:海法紀光、桜井光/作画:狛句/協力:モンスターラウンジ『死もまた死するものなれば』(ドラゴンコミックスエイジ、既巻2巻)
 『ドラゴンエイジ』2018年12月号より連載中(連載第2回までは「迷宮探偵 久々湊錠(仮)」として掲載)。
 女子高生と謎めいた姉弟が不可解な事件に巻き込まれるサスペンス要素が色濃い広義のミステリー漫画で、クトゥルフ神話をベースにした物語構成となっているらしく、各巻末には『クトゥルフ神話TRPG』とのコラボコラムが収録されています。
 第一巻の終盤には、女子高生の一望寺晴が怪物の触手に襲われるシーンがあり、僅か数コマですが太腿や胸元に迫る触手のエロチックな描写が見られます。
 原作者へのインタビュー「「死もまた死するものなれば」特集 海法紀光・桜井光インタビュー」も併せて読むと作品世界をより深く知る知る事ができます。

2.原作:三浦追儺/作画:大羽隆廣『天空侵犯』(マンガボックスコミックス、全21巻)
 漫画アプリ「マンガボックス」2014年1号から2019年18号にかけて配信。
 仮面をつけた怪人の跋扈する高層ビルへ移転させられた高校生たちが、異世界から生還するため武器を手に不条理な戦いへ身を投じて行くサスペンス物。
 舞台の大半が高層ビル内や屋上で展開され、限られた空間で物語が進み、密室劇が持つスリル感を存分に味わえます。
 主人公の本城遊理は戦いを経る事に強く逞しくなっていきますが、セーラー服姿で激しいアクションをこなすため、艶かしい太腿のチラリズムや豪快なパンモロ描写も珍しくありません。
 中だるみを感じさせる部分もあり、ストーリー構成に不満を感じる方も多いようですが、遊理のセクシーアクションを楽しむ分には問題ないと思います。
 現在、スピンオフ作品「天空侵犯arrive」が「マガジンポケット」で配信中。

3.吉川英朗『魔王と俺の叛逆記』(ガンガンコミックスUP!、既巻4巻)
 「マンガUP!」にて2018年4月より配信中。
 異世界へ強制召還された高校生が神剣使いとしての才能を開花させ、復活した魔王や獣人と悪辣なニンゲンとの大戦に巻き込まれて行く異世界ファンタジー。
 通常はロリ体型だが魔力を得るとグラマラスになる女性の魔王、パンチラも厭わずに前線に出向く巨乳女子。王道ファンタジーながら随所にエッチィ要素を盛り込んでおり、入浴シーンなどの読者サービスも忘れていません。
 グラマラス形態の魔王フレオニールは最強に近い設定ですが、それでも第三巻における敵軍ボスとの戦いでは翼を打ち抜かれて倒れたところを足蹴にされる醜態を見せます。
 サービスショットが多めではあるものの、電撃文庫や富士見ファンタジー文庫の読者ならば抵抗なく読めると思います。

4.鹿賀ミツル『超人類6 Re-Animator』(バンブーコミックス、既巻4巻)
 「WEBコミックガンマ」にて2019年6月10日号より配信中。
 ネクロマンサーの能力を得た青年が仲間と協力して暴虐なる【超人類】と死闘を繰り広げるヴァイオレンスホラー。
 登場する敵はグロテスクなデザインが多いため、画風に好き嫌いが分れるかも知れません。ただ、死者を操る能力を最大限に活用した頭脳戦は「ジョジョの奇妙な冒険」や「HUNTER×HUNTER」を連想させ、力まかせではない知的バトルの醍醐味が存分に味わえます。
 ヒロイン枠に当てはまるキャラクターは主人公の母親ですが、彼女は生ける死人となっているため感情を見せず、最大の見せ場である総合病院内での戦いではパンモロアクションを披露するも始終無表情なので今ひとつエロチシズムに欠けるのが難点と言えば難点でしょうか(詳細は過去記事「潜在能力全開で戦う母親」をご覧下さい)。

5.RAN『夜縛◆夜明曲』(MFコミックスアライブシリーズ、既巻5巻)
 『月刊コミックアライブ』2017年7月号より連載中。本編休載時に単行本おまけ用短編が載る事もあります。
 吸血鬼の男子高校生と彼に血を吸われたい女子高生のドタバタ騒動を描くハーレム展開の学園ラブコメディ……から始まり、現在は花も恥じらう女子高生が二つの陣営に分かれてプロレスを行なうバトル物に!
 登場する女子高生たちの属性は清楚系から無口女子、ギャルまで幅広く、あらゆる層をカバーした女子高生キャラクターの性格設定は多くの男性読者を虜にさせます。
 第三巻では縄褌の無口系美少女が股裂き関節技に苦悶する姿が、第四巻ではヒロインがロメロスペシャルによる関節責めに喘ぐ姿が、そして第五巻では……これらを上回るエロチック描写が見られます。
 雑誌連載時のカラーページも巻頭で再現されており、R-15ギリギリの過激なシーンには度肝を抜かれる事は間違いなしです!

潜在能力全開で戦う母親

★「黄昏タイムス」開設10周年★
 ・特別企画第一弾(2020年4月19日)


 不思議な雨によってネクロマンサーの能力を得た青年が、その能力で【超人類】なる存在と戦う。
 ヴァイオレンスとホラーとミステリーの要素を兼ね備えた「超人類6 Re-Animator」は、竹書房が提供するマガジンサイト『WEBコミックガンマ』で2019年6月10日から連載が始まりました。
 作者の鹿賀ミツル氏は独特の世界観設定と画風に定評がある漫画家で、その魅力は本作でも遺憾なく発揮されています。
 残虐な能力を持つ【超人類】と主人公達の壮絶なバトルは見所の一つになっており、ネクロマンサーという操作系能力の強みをフル活用した主人公の頭脳プレーは毎回印象に残ります。

 ヒロイン枠と言うには厳しいですが、本作には高取恵という美しい母親が主人公のサポーターの一人として登場します。
 恵は不幸な事故で命を落としますが、息子である高取明日香が無意識のうちにネクロマンサーの能力で蘇生させ、現在は生ける死人として物語の随所で活躍します。
 死者なので瞳の輝きは失なっていますが、その成熟した肉体美は生前と同じく一児の母親とは思えません(事故死直後に蘇生したせいか、男を悩殺するようなエロい下着を着用したままです)!

高取恵
(C)鹿賀ミツル/竹書房
存命時の高取恵
(C)鹿賀ミツル/竹書房

 上の画像は現在の恵、下の画像は生前の恵です。
 優しい微笑みを見せる生前の恵も好きですが、感情を持たない無表情なクールビューティーとなった現在の恵も嫌いではありません。

 彼女が最も活躍するのは百済(くだら)総合病院での戦いです。
 敵の名前は精神科医の百済信太。硬化させた長い髪の毛による切断能力と相手の思考を読み取る能力を持つ【新人類】です。
 百済は恵と深い関係のある人物として物語序盤に登場しますが、闇堕ちして【超人類】へと進化、今度は敵として高取母子の前に姿を現しました。

 二つの能力を持つ百済との戦いは凄惨を極める死闘となりました。
 相棒の斑鳩(いかるが)が瀕死の重傷を負い、明日香自身も思考を読み取られて窮地に陥る中、共同戦線を張る井光(いみつ)の機転に助けられて窮地を脱します。
 秘策を持つ井光の指示に従い、明日香は危険を承知で母親を病院内へ呼び込み、百済との戦いに恵も参戦。
 潜在能力を100%解放させた恵は常人離れした動きで百済を翻弄、肉体へ大きな負担をかけながらも追いつめていきます。

潜在能力全開の恵
(C)鹿賀ミツル/竹書房

 エロチックなパンティが丸見えになるのもいとわない強烈なハイキックで百済の肛門を潰し、遂に形勢逆転かと思いきや……百済は攻撃を受けながらも恵の周囲に硬化毛髪の結界を張っており、その動きを封じてしまいます。
 アドバンテージを取り戻し、斑鳩にトドメを刺そうとする百済。
 結界に閉じ込められた恵もドレスを切り裂かれ、半裸の下着姿となって肉体切断の危機を迎える絶望的状況下、井光は大胆な作戦を実行するため明日香にメッセージを送ります。

 斑鳩と恵の安否、井光の奇策、百済戦の決着。これらが気になる方はコミックスでご確認下さい!
 高取母子&井光と百済の戦いは第4巻に収録されています(amazonの商品リンクはこちら)。

『超人類6 Re-Animator』4巻カヴァー
(C)鹿賀ミツル/竹書房



【付記】コミックス第3巻では、KRCAST(殻寄先端科学技術研究所)の科学者に捕えられた恵が目隠し全裸姿で宙吊り拘束される完全にR-15なシーンがあります。amazonの商品リンクはこちらです。

「22/7+α」第9話「斎藤ニコル①」

 アニメ「22/7 ナナブンノニジュウニ」(2020年1月11日より東京MXなどで放送開始。放送日は配信先や放送局によって異なります)と物語を相互補完する形で始まったWEB配信漫画「22/7+α」(ストーリー原案:宮島礼吏/漫画:葛西尚)も次回の第10話で最終回となります。
 第9話と第10話は斎藤ニコルの主役回が前後編形式で描かれますが、アイドルという職業に誇りを持ち、努力の末に憧れつづけた場所へと到達した苦労人に相応しい大トリ担当です(アニメ版でも過去紹介エピソードはニコルちゃんが大トリでした!)。
 第9話では〈22/7〉結成直後から解散までをニコル視点からダイジェストで描いており、アニメ第10話&第11話とリンクした内容になっています。

 幼い頃からの夢が叶い、新たに立ち上げられたアイドルグループ〈22/7〉のメンバーとしてスカウトされた斎藤ニコル。
 同じく選ばれた他の七人はアイドル意識が低いと失望するが、その溝も徐々に埋まり、3000人規模のワンマンライブは大成功に終わった。
 さらなるグループの飛躍が期待される中、突如の解散指令によってグループは解散させられてしまう。
 なんとか新しい事務所へ移籍できたニコルはレッスン室に案内され、待ち時間中に大鏡を見ていたが、一緒に辛いレッスンを乗り越えてきた〈22/7〉メンバーの姿を思い出し、閉鎖された『G.I.P』へ足を向ける。
 誰もいない筈の事務所の扉を開けたニコル。視線の先には懐かしいメンバー七人の姿があった。

 アニメ第11話でニコルちゃんがグループ解散後にも関わらず『G.I.P』事務所へやってきた理由がわかり、アニメと漫画の見事な連係プレーに「GJ!」と言いたいです。
 アニメ第3話の顔見せライブと第8話の3000人ライブも挿入エピソードとして描かれており、アニメ視聴者には嬉しいリンク描写が見られました。

 扉ページの告知によれば「最新単行本第2巻、4月10日頃発売!!」との事。
 連載終了から間もない単行本発売なので、興奮冷めやらぬうちに購入したいです!

〈混ぜるな自然〉が生んだ奇跡の二次創作「転生したらアナゴさんだった件」

 この数年、ライトノベルや漫画で〈異世界転生物〉が爆発的に増えています。
 ルーツ探しやジャンル発展史を語る事が目的ではないため具体的に語る事は控えますが、売れ筋ジャンルとして〈異世界転生物〉が認知されるキッカケとなったのは、2014年に刊行が始まった伏瀬氏のライトノベル『転生したらスライムだった件』でしょう。
 このジャンルに〈混ぜるな自然〉を加えた傑作二次創作がTwitterpixivで大好評連載(掲載)されています。
 タイトルは「転生したらアナゴさんだった件」。作者はJoe氏。
 言うまでもなく、元ネタは「(アニメ版)サザエさん」と「ドラゴンボール」です。
 アニメ版の声優(前者は穴子鮫光、後者はセル)が同じ事から、何かと二次創作のネタにされがちな穴子さんとセルですが、Joe氏の作品は「サザエさん」と「ドラゴンボール」を知り尽くした作者だからこそ描ける漫画であり、特に「ドラゴンボール」については半端ない愛情がある事をTwitterでのコメントにてお知らせいただきました!

 本作はTwitterへアナログ版が投稿された後、pixivへデジタル版が転載され、現在も連載は継続しています。
 Twitter版は2019年12月19日頃に投稿されたらしいですが未見であり、同年12月20日付投稿の「転生したらアナゴさんだった件 第二話」を確認しています。
 2020年1月10日には発表済み全話が一つのツイートにまとめられ、同15日には番外編が発表されました(Twitterの該当ツイートにリンクを貼る方法がわからないため、該当ツイートへのリンクは貼っていません)
 pixiv版は、「転生したらアナゴさんだった件 第1話」が2019年12月26日付で投稿され、最新作「転生したらアナゴさんだった件 第7話」が2020年1月11日付で投稿されています。

 孫悟飯との戦いに敗れたセルは、現代のあさひが丘へ穴子鮫光として転生した。
 海山商事という不慣れな戦場、妻・タカコという新たな強敵、著しく弱体化した体。蘇ったセルを悩ませる難題は尽きない。
 勝手がわからない異世界での生活に少しずつ適応していきながら、今日も穴子セルの奮戦は続く……。
 この傑作二次創作漫画は「ドラゴンボール」と「サザエさん」ファン(もちろん、どちらから一方だけのファンでもOK)ならば必読です!
 pixiv版のリンク先を第一話分だけ貼っていますので、本作を未見の方は是非、読んでみて下さい。
 一日一話で我慢するか、一気に全話を読了して新作公開を待つか。読み方はアナタ次第!

 なお、〈混ぜるな自然〉とは『異なる版権同士のイメージを合わせたもの、または版権のパロディのうち、あまりイメージの齟齬(そご)による違和感が感じられなく、「アリかも」と感じさせてしまうものに使用される』(以上、「ピクシブ百科事典」より)作品タグで、pixivにて確認できる現時点(2020年1月18日現在)での最古の作品は上山道郎氏による「薔薇天使くるみ」です。こちらは2008年7月7日19時44分付で投稿されました。
 表記ゆれには「まぜるな自然」があり、こちらの現時点での最古の作品は(・米・`)氏による「頭部ヘッド」です。こちらは2007年10月2日 16時11分付投稿されており、タグとしては〈まぜるな自然〉の方が先ですが、当ブログでは、表記の普及率から〈混ぜるな自然〉を一般的なタグ項目としています。

 最後になりましたが。
 当ブログにて「転生したらアナゴさんだった件」を紹介する事を快諾して下さったJoe氏には心より御礼申し上げます。どうもありがとうございました。

『ケンガンアシュラ』第27巻&『ケンガンオメガ』第1巻同時発売

 WEB漫画アプリ「マンガワン」にて、2019年1月17日付更新から新連載となった「ケンガンオメガ」(原作:サンドロビッチ・ヤバ子/作画:だろめおん)が早くも単行本にまとまり、前作『ケンガンアシュラ』第27巻と同時に発売されました(どちらも書店発売日は2月19日のようです)。
 第1巻には0話「プロローグ」から第7話「スティンガー」までの全8話分が収録されています。
 タイトルからも分かるとおり「ケンガンオメガ」は「ケンガンアシュラ」(原作:サンドロビッチ・ヤバ子/作画:だろめおん)の正当続編で、時代設定は前作から二年後となっており、世界観や登場人物も前作から引き継がれています。
 当ブログでも過去に何度か「ケンガンアシュラ」を取りあげており、内容についてDisるような発言をしながらも最後まで読み続け、コミックスも(第0巻以外)全て買っていました。
 遅まきながら「ケンガンオメガ」連載開始記念として、今回は『ケンガンアシュラ』第27巻、『ケンガンオメガ』第1巻を読んだうえで思った事を書いていこうと思います。
 自分視点による言いたい放題の勝手な感想となるため、「ケンガン」シリーズのファンは読まれない方がいいかもしれません……。

 まずは新作「ケンガンオメガ」序盤のあらすじを復習してみます。復習というより、『ケンガンオメガ』第1巻の内容紹介というべきでしょうか。

 比類なき強さを渇望する成島光我は裏格闘【拳願仕合】の存在を知り、そこへ闘技者として出場するため山下商事を訪れた。乃木出版から独立して人材派遣会社の社長となった山下一夫に連れられ、ライブで【拳願仕合】を観戦した光我は闘技者と自分の力の差を実感し、山下からも裏格闘では戦力外と通告されショックを受ける。しかし、そんな現実を目の当たりにしても【拳願仕合】への参戦を諦めない光我に十鬼蛇王馬の面影を重ね合わせた山下は社員見習いとして光我を山下商事へ入社させた。
 時同じくして臥王龍鬼と名乗る青年が【拳願会】相談役となった片原滅堂の屋敷を訪れ、【拳願仕合】への参戦を申し出る。龍鬼の存在と出現に好奇心を抑えきれない滅堂は彼に山下商事へ向かうよう指示した。
 二人の青年の運命が交わりを見せ始める中、世代交代した【拳願会】の現状を快く思わない不穏分子の暗躍や他団体からの合併案持ちかけなど、【拳願会】の安泰を乱そうとする動きが本格化し始める。新会長となった乃木英樹は、同じ裏格闘を主催する豊田出光からの「団体の吸収合併をかけた、代表者13名による『拳願会VS煉獄』の対抗戦」の申し出を受け入れる決心をし、代表闘技者選びを側近となった山下に任せた。
 滅堂の紹介で山下商事を訪れた龍鬼は、誤解から光我に襲撃されるが難なく一蹴する。ここでも圧倒的な力の差を見せつけられ、自分の無力さに憤る光我。追い討ちをかけるように、山下は実力未知数な龍鬼を自分よりも先に【拳願仕合】の闘技者に指名したため、光我のイラ立ちは強まるばかりだった
 龍鬼の対戦相手となる打吹黒狼(うつぶきこくろう)を路地裏に呼び出した光我は、黒狼を倒して自分の実力を知らしめようと目論むが一方的に攻撃され完敗。改めて自分の弱さを思い知られる事になった。
 そして、新世代闘技者同士による【拳願仕合】の日がやってきた。
 【拳願仕合】の大物ルーキーと評価が高い黒狼を相手に、龍鬼のデビュー戦が始まる。

 黒狼の必殺技をくらった龍鬼が本気モードになりかけたところで第1巻は終了します。
 第1巻を読んで思った事は、片原から会長職を引き継いだ乃木があまりにも無能だという事です。人望も統率力もなく、無駄なルール改悪(後述します)で拳願会を引っかき回した挙げ句、会の存続を賭けた抗争まで呼び込み、疫病神としか言いようがありません。
 実際、乃木による既存ルールの改悪「闘技者を派遣するシステム」(P156。以下「」引用はコミックス第1巻より)は不評らしく、この新ルールに不満を持つ者も少なくないようです。
 乃木自身は「先代会長片原滅堂の威光が薄れたこと」により「拳願会は、求心力を失いつつある」(P80〜81)と山下に言っていますが、身分不相応な野心を抱いて会長職を得た自分の無力さが引き起こした事だと認知していないあたり始末に負えません。
 勢力拡大のため、自身が主催する団体【煉獄】を「業界三位の「毘沙門」と統合」して「登録選手数は拳願仕合を越え」る団体(P38)にし、「拳願仕合の闘技者から」多数の移籍者を出させた(P81)豊田の手腕に比べ、リーダーシップや戦略に雲泥の差があります。
 また、山下一夫も「伝説のサラリーマン」(P79)と持ち上げられていますが、先の【拳願絶命トーナメント】では王馬の活躍に頼りきりで大した事はしておらず(息子を守るため呉恵利央に正面から啖呵を切ったのが唯一の見せ場でしょうか)、乃木を拳願会会長の座へ就かせた結果だけが過大評価されて棚ぼた式に大物らしく思われている中年男というのが本性にように思えてなりません。
 ポンコツ会長とポンコツ社長、第2巻ではどんな働きを見せるのでしょうか。
 余談になりますが、『ケンガンオメガ』第1巻で描かれている前作「ケンガンアシュラ」のキャラクタ―を見つけられた限り挙げてみます。
 山下商事関係者と乃木英樹はメインキャラクタ―扱いとしてリストアップ対象から除外し、話数表記は本文に従いました(目次と本文では微妙に違うので……)。

0話 プロローグ
 若槻武士:P24
 ムテバ・ギゼンガ:P24
 関林ジュン:P24
 阿古谷清秋:P24
第1話 拳願仕合
 鹿野玄:P40
 熱海久:P40
 倉吉理乃:P40(P125にも関連描写あり)
 周防みほの:P40
 今井コスモ:P41
 田代もさし:P41
 二階堂蓮:P57
第4話 光我の狙い
 原田徳次郎:P128
 室淵剛三:P128
第6話 龍鬼の初陣
 金田末吉?:P160

 順番としては逆になりますが、次に『ケンガンアシュラ』第27巻について。
 最終巻となる『ケンガンアシュラ』第27巻は【拳願絶命トーナメント】決勝戦と決着後のエピローグが完全収録されており、謎の敵勢力による香港での密談シーンで幕を下ろします。
 ほぼ決勝戦の描写で占められているため、設定面へのツッコミを入れるような場面はないだろうと思っていましたが、一カ所だけ疑問を抱く点がありました!
 大会優勝企業の代表者は、「次なる【拳願会】の会長指名権を与えられる」はずだったのに、決勝後の描かれた鷹風切己と乃木英樹の会話では「大会優勝企業の代表者が【拳願会】次期会長となる」という設定に変更されているようなニュアンスを感じさせるのです。
 具体的に見ていきましょう。
 乃木を呼び出した鷹風は「拳願会会長は、お前がやれ」と言い、その指名に乃木は「何を言っているかわかっているのか!!??」と驚いています。非公式の場とはいえ、ルール通り、誰を次期会長に選んだかを告げただけなのに乃木の驚き方は異様です(P118。以下「」引用はコミックス第1巻より)。
 続けて鷹風は「俺には会長の座は重すぎる」し、「俺は、誰かを蹴落としてまで偉くなるつもりはねえよ」(P119)と言いますが、まるで大会優勝企業の代表者が【拳願会】次期会長になるようなルールのように聞こえます。
 もっとも、前者は「(どちらかと言えば)片原派寄りだった鷹風がライバル派閥の自分を会長に指名した事に驚いた」、後者は「自分自身を次期会長に指名しなかった理由の説明」と、セリフの意図を読み取れますが……。
 せっかくの最終巻なので野暮な横槍を入れるのは控えようと思いつつ、気になったので取りあげてしまいました。

 「ケンガンオメガ」での団体抗争線には、【拳願会】代表闘技者として【拳願絶命トーナメント】出場者のうち何名かが選出される事は間違いないでしょう。
 【拳願絶命トーナメント】出場者の誰がグループ代表に選出されるかを考察(?)しつつ、13人の代表闘技者も予想してみました。
 素人の予想ではありますが、この予想を良い意味で裏切ってほしいところです。

代表選出予想
 ×アダム・ダッドリー(実力不足。格闘家として修行中)
 ○今井コスモ(山下との関係から代表選出確定か?)
 ×河野春男(プロレスラー修行中)
 ×阿古谷清秋(団体抗争では参戦する理由がない)
 △呉雷庵(山下と呉一族の因縁から代表選出される可能性あり)
 ×茂吉・ロビンソン(実力不足。リハビリ中)
 ×因幡良(実力不足)
 ×十鬼蛇王馬(死亡?)
 △室淵剛三(闘技者として活躍しているようだが実力不足)
 ○若槻武士(重傷の身だが拳願会古参闘技者として代表選出確定か?)
 ×沢田慶三郎(実力不足)
 △ユリウス・ラインホルト(乃木に金で雇われる可能性あり)
 △ムテバ・ギゼンガ(出光に金で雇われる可能性あり)
 ×目黒正樹(死亡)
 ×関林ジュン(春男の特訓やレスラー業多忙により)
 ×鬼王山尊(相撲道一筋となって闘技者引退か?)
 △鎧束サーパイン(山下からのスカウトで代表選出か?)
 ×賀露吉成(実力不足。漁師に専念?)
 ×根津マサミ(実力不足。結婚のため闘技者引退か?)
 ×御雷零(呉一族が団体抗争に参戦すれば登場の可能性あり?)
 ×理人(実力不足。黒木のもとで修行中)
 △黒木玄斎(鷹風を通じた山下の依頼で代表選出確定か?)
 ×二階堂蓮(片原滅堂の側近となったので闘技者引退か?)
 ×桐生刹那(敵側として再登場?)
 ×千葉貴之(実力不足)
 ○初見泉(乃木との関係から代表選出確定か?)
 ×英はじめ(再登場理由が見当たらない)
 △坂東洋平(山下の次男が接触しているので再登場の可能性あり)
 ×ガオラン・ウォンサワット(ボクシングに専念するため闘技者引退か?)
 ×金田末吉(実力不足)
 △大久保直也(表社会の格闘王として活躍中のため再登場は微妙)
 ×加納アギト(自分探しの旅に出かけている)

代表選出闘技者
 臥王龍鬼
 成島光我
 (新キャラクタ―)
 (新キャラクタ―)
 今井コスモ
 若槻武士
 初見泉
 呉雷庵
 黒木玄斎
 ユリウス・ラインホルト
 大久保直也
 坂東洋平
 鎧塚サーパイン

スズキを愛する女子高生の青春グラフィティ

 スズキに魅せられた女子高生が繰り広げる青春物語とバイク愛に満ちた学園コメディ「ばくおん!! 〜鈴乃木凛の野望〜」が単行本化されました!
 作者は藍井彬氏。2011年から『月刊ヤングチャンピオン烈』で連載されている「ばくおん!!」(作:おりもとみまな)のスピオンオフ作品で、同書には『チャンピオンRED』2018年7月号から12月への全6回連載分がまとめられており、巻末には描き下ろし短編とイラストが収録されています。

 丘乃上女子高等学校一年生の鈴乃木凛はスズキを愛する女子高生。愛車は〈スズキGSX 400Sカタナ〉。
 バイク愛好者の中でもスズキ好きだけを限定した部活動「スズキ部」を立ち上げるため、凛は「一ヶ月以内に部員を4人集める」という条件のもと、部員集めに奔走します。
 カワイイものに目がない典型的な女子高生の道乃下(みちのした)いちこ、気弱だがバイクの知識が豊富な鈴元みち、二人のスズキ好きが入部してくれましたが最後の一人が見つかりません……。
 刻一刻と迫る期限に焦りを隠せない凛ですが、そんな中、ネット上にアップされたツーリング動画を見た美少女が入部希望者として「スズキ部」の部室を訪ねてきました。
 最後の部員はオタク女子高生の美奈川たまおで、凛たちと同じ一年生です。
 二つの提示条件をクリアして正式に部活動として認められた「スズキ部」。
 大喜びの凛たちは「スズキ部」創立記念としてツーリングに出掛け、超江戸温泉で裸のスキンシップを楽しみましたが、その翌日、予想外の出来事によって「スズキ部」は廃部の危機を迎えます。


スズキ部メンバー 美奈川たまお
(C)藍井彬/おりもとみまな/秋田書店


 凛のスズキ愛が原作より強すぎたり、みちが前髪で片目を隠したままバイクに乗る描写が安全面としてどうかと思わせたり、細かい点にツッコミを入れたくなる部分は幾つかありましたが、全体としては「ばくおん!!」のスピオンオフに相応しい仕上がりとなっているように思えました。
 絵柄も少し萌え路線寄りな印象ですがオリジナルに近いタッチですし、学園ドラマとバイクによるツーリングが上手いバランスで配置されており、「ばくおん!!」ファンでも楽しめる読み応えがあると思います。

 バイク漫画ながらお色気描写も盛り込まれており、ボディにフィットしたライダースーツを着用した凛やいちこの姿を拝めたり、動画撮影方針で対立する凛といちこのキャットファイトが見られたり、作品世界を壊さないよう配慮しながらエロチックなシーンを見せてくれます。


凛&いちこのライダースーツ-01 凛&いちこのライダースーツ-02
(C)藍井彬/おりもとみまな/秋田書店
凛VSいちか
(C)藍井彬/おりもとみまな/秋田書店


 バイク知識やツーリング描写という点で「ばくおん!!」に引けを取る部分はありますが、スズキ好きな女子高生達の青春グラフィティとも言うべき物語は、オリジナルの「ばくおん!!」ファンでも楽しめると思います!
 来夢先輩を部長とする「バイク部」(「ばくおん!!」第35話まで)に所属しないアウトロー的立場なバイク乗りの鈴乃木凛の活躍を見たい凛ファンの方にお薦めしたいスピンオフ作品です。

 余談ながら、同じ「ばくおん!!」ワールドを共有する蒔野靖弘氏によるスピンオフ作品「ばくおん!! 〜天野恩紗のニコイチ繁盛記〜」も2018年12月に単行本化されており、こちらは秋田書店の運営するWEBコミック配信サイト「チャンピオンクロス」2018年4月17日更新分から9月18日にかけて連載されました。
 配信サイト「チャンピオンクロス」は2018年7月10日付けから「Champion タップ!」と統合し、現在は「マンガクロス」と改題されています。

「ケンガンアシュラ」連載終了

 約6年に渡って『裏サンデー』で連載されていた「ケンガンアシュラ」(原作:サンドロビッチ・ヤバ子/作画:だろめおん)ですが、2018年8月23日配信の第236話「閉幕」で文字通り幕を閉じました。
 ご都合主義展開や後付け設定の連発、贔屓キャラへの露骨な作者補正など、悪い意味で読者の期待を裏切り続けてきただけに、正直、連載終了を残念に思う気持ちはありません。「ようやく長い茶番が終わったか」というのが率直な感想です。

 漫画原作者としての経験の浅さを担当編集者に上手くフォローして貰えなかったのか、物語が進むに連れて破綻や矛盾が目立ち始め、軌道修正できないまま打ち切りの形で最終回を迎えたように思えます。
 主人公の十鬼蛇王馬も連載当初のギラついた野性味がなくなっていき、どこに魅力を感じたり感情移入したりすればよいのかわからないまま、あっけなく決勝戦で負けました……。ここまで情けない主人公は見た事がありません。

 いろいろとツッコミどころ満載なガバガバ設定の目立つ漫画でしたが、一番笑えたのは「拳銃すら持てない軟弱アウトローの溜まり場を何十年かけても統一できなかった格闘家が十鬼蛇二虎を名乗らせる弟子を大量生産していた」という笑撃の設定でした!
 いくらなんでも無理がありすぎます。苦し紛れの思いつきで読者の意表をついたつもりでしょうが、この展開に驚く読者は皆無でしょう……。
 そもそも、日本政府が放置するくらい危険な「不法占拠地区」なのに誰一人火器を持っていない(そう思わせる描写が他出します……)のが解せません。
 回収する能力もないのに伏線らしき描写を入れまくったり、強引な試合展開で作者が勝たせたいキャラクタ―を勝利させたり、本来ならば馴れ合いが許されない筈の闘技者同士が仲良くなってしまったり、「拳願絶命トーナメント」第2回戦中盤以降は「よく編集部がOKしたなぁ」と悪い意味で感心する展開が続きましたが、最期の最後まで期待を裏切り続けてくれました。

 トーナメント参加の闘技者でも下から数えた方が早い今井コスモや十鬼蛇王馬が格上の対戦相手に勝利する過程にも無理があり、この二試合に見られた「作者寵愛キャラクタ―の謎補正パワーアップ勝利」で一気に熱が冷めてしまい、以降は呉カルラの再登場や活躍を楽しみに惰性で読み続けていました(結局、カルラの再登場はあっても、活躍はありませんでしたが)。
 連載最終回を読み終えて「ようやく長い茶番が終わったか」と思った作品は始めてです。

 ……と、Disるような事ばかり書いてきましたが、呉カルラという魅力的な美少女を誕生させた功績は素直に認め、讃えたいです!
 黒髪ロングで白黒目の腹筋バキバキな格闘スキル抜群のJK。このキャラクタ―造形は素晴らしい!!
 もしも続編が描かれるようであれば(あの結末は続編前提の終わらせ方でしたし、原作者自身も続編の構想があると公言していたので、いつか続編が描かれる日がくる事でしょう)、カルラの見せ場が多くなっていてほしいです。

劣勢の美しき女天狗たち

 個性的な絵柄と独創的なストーリーの話題作を数多く手がけてきた柴田ヨクサル氏が2015年から2017年にかけて『イブニング』へ連載した「妖怪番長」を一気読みしました。
 特殊能力を持つ三人の少年少女と妖怪の戦いを主題としたアクション漫画で、単行本は全7巻で完結しています。

『妖怪番長』第7巻
(C)柴田ヨクサル/講談社

 物語終盤では天狗軍団が登場し、コミックス最終巻のカバーにはラスボスである黒天狗の女王や善と悪の天狗から生まれた女天狗サキが描かれています。
 二人とも圧倒的強さの持ち主ですが、残念というか嬉しいというかサキは敵の強さが増す程に劣勢シーンが増え、黒天狗の女王も人間兵器との戦いでスピード負けして後頭部に蹴りをくらい微弱ながらダメージを受けていました。
 強キャラ女子がピンチに陥る状況が好きな者にとって、サキの苦戦や黒天狗の女王のやられ姿は眼福でした(^0^)
 その様子を画像と共に紹介していこうと思います。

 まずはサキのピンチシーンから。
 刺客の襲撃を退けながら黒天狗の本拠地へ向かう主人公たち。風を武器にする上級の鎌鼬の相手を自ら買って出るサキですが、不意をつかれ、腹部を刺し貫かれてしまいます。
 致命傷には至らず、ダメージも大した事は無かったようですが、攻撃を食らった時の表情がピンチ感を出していました。

サキVS鎌鼬
(C)柴田ヨクサル/講談社

 強豪妖怪のカッパイやサキの兄であるトビですら歯が立たなかった人間兵器との戦いでは、簡単に攻撃を避けられたうえ背後を取られてバックドロップをくらい、たった一撃で敗北しました。

サキVS人間兵器01
サキVS人間兵器02
(C)柴田ヨクサル/講談社

 規格外の強さを誇るハイブリッド天狗のハネツグには覚醒モードでも歯が立たず、背中の羽根を千切り取られ、額と下腹部を踏みつけられ、失神してしまいます。

サキVSハネツグ
(C)柴田ヨクサル/講談社

 暴走状態のハネツグと共に自らも戦闘状態となった黒天狗の女王は主人公たちを殺そうと攻撃を仕掛けてきますが、命を助けられた人間兵器が乱入、素早い動きで黒天狗の女王の攻撃を全てかわして蹴り技で反撃します。
 後頭部を攻撃された黒天狗の女王は人間兵器の重い蹴り技に痛みを感じたのか、少し顔をしかめました。

黒天狗の女王VS人間兵器
(C)柴田ヨクサル/講談社

 柴田氏の絵柄は癖のあるタッチですが、グラマラスな二人の女天狗は色気ムンムンでした。
 コミックス第6巻と第7巻の巻末で読める描き下ろしオマケ漫画では、そんな色気ムンムンなサキと黒天狗の女王のエロチックな姿を拝む事ができます。
 第6巻収録「セクシー♥」ではサキの悩ましいポーズが、第7巻収録「「勝利の宴」」では黒天狗の女王の巨乳露出姿が、それぞれ描かれました。
 本編では見られなかったクールビューティーな女天狗たちのセクシーショット、興味のある方は単行本を買ってチェックしましょう!!



【追記】wikipedia情報によれば、続編にあたる「カイテンワン」が『イブニング』2017年11号より連載されているそうです。2018年8月14日の時点で単行本は第3巻まで発売されています。(2018年8月15日・記)

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